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2010年08月13日 | 日記
私は昔から臓器提供カードを持っている。


この間、脳死の20歳代男性からのが臓器提供があり、臓器移植が行われた。

臓器提供されたのは……………………

肺・心臓・腎臓・肝臓・膵臓、5人の患者さんへ。

........................

昔、旦那に臓器提供カードへの同意の署名を頼んだ事がある。

だけど、断られた。

「脳死だとしても心臓が動いてたら"死"だと認められない」のが理由。

「私は延命治療はしないし、脳死だと判定されたら臓器提供をするよ。」

「それを本人が望んでいたとしても???」

「心臓が動き、温かいのに........無理だ。”死”だとは受け入れられない。」


私は自分の臓器で誰かが助かるなら、燃やしてしまうより、目覚めずに家族に負担をかける

より、それがベストな事だと思った。

だけど、”死”の受け止め方は人それぞれで、正解は無いのだろう。

その時に、まだ小さかった息子に「大きくなったらここに名前書いてね。」

そう言うと、息子は笑顔で「うん!いいよ。」



このニュースをうけて、同じように意思表示をしてみた。

旦那は話をはぐらかしてしまった。

下の子は............「.............?」よくわからないみたい(^^;)

上の子は............黙ったまま抱きついてきた。


実は7年程前になるが、夜中にお腹が痛くなり倒れた事がある。

下の子が1歳になってすぐ、上の子が幼稚園の年少の時。

旦那が急いで近所の救急病院へ。

検査結果は「腸閉塞」

お腹に腹水が溜まっているので無くなるまでは飲まず食わず、

点滴だけで、と言われた。

そのまま即、入院したのだが一向にお腹の痛みが消えず、身動きが出来なくなった。

たまたま、その日の夜勤の先生が「婦人科の病気が疑われるので転院させます」と。

その病院には婦人科は無い。その先生の判断が無ければ、私はこの世にいないだろう。

すぐに別の病院へ。診断は「卵巣破裂」腹水と言われていたのは全部血液だった。

この時点で丸1日ほっておかれていて、相当の出血らしかった。

緊急手術へ。



そんな事があって、上の子は病院から私が帰ってこないのが怖かったようだ。

私が退院して少しした頃、上の子は幼稚園の先生に「お母さんの側にいるから、

幼稚園をやめる~!!」と言って、幼稚園のゴミ箱に制服を捨てた。

色んな事があり、今回の意思表示でこの時の事を思い出したのかもしれないし、

”死”への恐怖と、母親が居なくなる恐怖と合わせてしまったのかもしれない。



でも、話しておくきっかけになって良かったと思う。

子供に伝えておく事で命について考えさせるいい機会になった。



まあ.........

命の終わりは神のみぞ知る。


それまでは、一生懸命生きるだけ(*^^*)