江戸川区の成人式は、行います。
昨日連絡がありました。しかし、
様々なお考えがおありだと思います。
私の元へも、届いています。
そこで、本日、区の担当課にお話を伺いました。
■中止しないと決めた経緯
国の「緊急事態宣言」の内容を精査した上で、内容は飲食に伴う限定的なものであることから、可能であると判断した。
(ただし、今後、国からの成人式中止などの依頼、指示があれば中止もありうる。)
■どのような対策を考えているか。
①会場を分散する。
従来の総合文化センター大ホールだけでなく、小ホール、展示室、第三松江小学校体育館を会場とし、モニターを設置する。
②式典会場内の座席については、1席おきの座席とする。
③式典時間は、これまでの合唱はなしとして、短縮をする。
④式典での国歌・区歌斉唱は中止。音源を流すに留める。
⑤会場内外の催し物の中止。
⑥換気については、会場内の従来の換気装置に加え、開けられるドアは開けるようにする。
他、検温、手指消毒の実施、午前の部・午後の部入れ替え時の、ひじ掛けの消毒など、考えられる策は取っていくとのこと。
私からも、さらにいくつかの取り得る策についてお伝えしました。特に、マスクについては、マウスシールドなどでは、飛沫の拡散は不織布マスクに比べ落ちるため、特に、壇上でご挨拶される方々には、お気をつけいただきたいこと。時間も長くなることのないよう守っていただくことなどの徹底他、まだ5日ありますので、さらに取り得る策については、最後まで考え続けていただくようお伝えしました。
「式典前後の会食をしないこと。」残念だけれど、それが有効と言われている今、「しない。」ことが必要です。
今回の成人式の決行は、江戸川区の新成人を信じての決断に他ならないと思いました。
だからこそ、成人式を行ったから感染者が出たということにならないように、出席する誰もが、それは成人の皆さんだけでなく、来賓として出席する議員も含めて誰もが、自覚を持って行動することが必要なのだと思います。
本日の日本医師会の会長の会見は鬼気迫るものがありました。
国会議員が、夜の会食を全てやめてはいかがか。4人以下だから大丈夫ということはない。新型コロナウイルスは、ただの風邪ではない。重症化、致死率など。深刻だからと言って諦めることではない。まだまだ間に合う。連帯感と緊張感を持って、対応を。
明確にはっきりと伝えてくださるのを聞きながら、わたしも改めて思いました。
まだまだ、新型コロナの終息までは時間がかかります。しかし、全てを止めることではなく、知恵を使い、そして、取り得る対策を取ることで、さらに、「連帯感と緊張感を持って」この深刻な事態を乗り越えていきたい。
*1席開けるなどの区の対策は、以下のガイドラインを参考にしています。
◆業種別ガイドライン 内閣官房 新型コロナウイルス感染症対策(令和2年12月24日時点) https://corona.go.jp/prevention/pdf/guideline.pdf
◆劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン改定版https://www.zenkoubun.jp/covid_19/files/0918covid_19.pdf
◆公民館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン
また、興味深い報告書を目にしました。どうしたら感染を防ぎながら、これまでの日常活動ができるのか、実験、研究が進められています。
◆合唱活動における飛沫実証実験報告書2020年12月8日
全日本合唱連盟・東京都合唱連盟 監修:加藤英明(横浜市立大学附属病院感染制御部長)
その通りだと思います。
ですから、今回の判断をについても、区は様々な角度から考えたのだと思われます。
その上での判断として、今の時点では、このまま開催の予定です。変更あれば、すぐにお知らせいたします。
新成人は感染しても発症しないかもしれません、
しかし周りの高齢者にうつしてしまうことは十分に考えられます。
地方から式のために帰ってくる新成人が、
地方に持ち帰ることも想定されます。
どうか賢明な判断をお願いします。