みーんな８０歳をこえています。

「美人に撮れたよ」と言って、デジカメの画像をお見せすると、「わあーほんとうだあ」
ってはしゃぐキミさん。なんて可愛らしい。
お達者な秘けつは、「くよくよしないこと。だって、くよくよしたって、しなくったって、
おんなじ長さしか生きられないんですもの。」
　
竹内さんの秘けつは、「毎朝の新聞あかはたの配達。もう２５年もやっているよ。」
配達をしてくださる方の中でも、とびぬけて早いのが竹内さんで、朝３時に家を出て、
１時間４０分を自転車で回ります。大雨の日も、強風の日も、雪の日もです。
電力会社に務め、レッドパージに合い、不正義は許せないと、立ちあがった不屈の精神が、
今も燃えています。

ミヨさんは、北海道の炭鉱労働者でした。手先が器用で、縫ったり、編んだり、くるんだりしながら、
小さな小物をいつも作っています。お料理もすごく上手。「体は動かなくなったけど、口だけは達者。」
いつもそう言って、今の政治に対して、まわりの人とおしゃべりを続けています。
しかも、お住まいは、エレベーターのない、団地の４階。まいにち上り下りをしているんです。

和三郎さんは、今も現役で、紳士もののスーツを仕立てています。
抱いてる猫はシンちゃん。５匹の子のお父さんです。
お友だちとお酒を飲む時間も大好きで、お友だちもたくさんいます。
「秘けつは、ずっと動いていることですかねえ」

ふじさんは、農林水産省に勤務をしていたキャリアウーマン。
ひとり暮らしが少し心配になってきたので、施設にお世話になっています。
時間がいっぱいあるので、「私ね、マルクス全部読んじゃったの。」
日本共産党の不和哲三氏の「資本論を読む」全７冊を読破し、「まだ生きてると思うから、もう一回読もうと思うの」
一人でどこへでも出かけていたふじさんにとって、一人で出かけられないことが一番の悩み。
本会議が終わって、少し涼しくなったら、一緒に外に行こうねと言うと、ぱあっと顔を明るくして、
「いそがしいのに、ごめんなさいね。ごめんなさいね。いつ、本会議は終わるの？」
１０月半ばです。一緒に外にいこうね。

鉄工所でずっと働いてきたコムロさん。きょねん大病を患ったものの、今はとってもお元気です。
秘けつは、「まいにち歩くこと。」食事の後に一時間くらい、親水公園のほとりを河沿いに歩くそうです。
人のことを悪く言わない。境遇をめげない。できることはする。よく笑う。
たくさんは語らないけれど、日々の姿勢から学ぶことがたくさんあります。

今日は、敬老の日。日本共産党を応援してくださる８０歳以上のかた方々に
半日かけてお会いしてきました。たくさんいらっしゃって、どの方も気持ちがお元気で、
私が励まされました。
誰もが歳を重ねていきます。どう生きて、何を重ねていくのか。
人としてしゃんと生きたい。
私も、可愛いおばあちゃんになりたい。