本日の委員会は、午前9時から10時34分。委員14人、正副議長、議会事務局、
説明員として、区長、助役、執行部6人の出席。傍聴者は、一般傍聴7人。議員傍聴5人。
まず、「汚職根絶対策会議」の座長である助役から、経過説明と緊急に行なうべき
対応策についての報告があり、その後、各会派からの質問となりました。
〈経過〉10月17日、区内中学の塗装工事について情報を漏らし、
350万円を受け取った収賄容疑で区の職員逮捕。
同日午後3時10分、区内11ヶ所の家宅捜索、関係資料の押収。
その後、役所にも捜査関係者が常駐し、その体制は継続。
11月7日、先の職員が収賄容疑で起訴。
区としては10月12日付で、この職員を他のポストへすでに移動。
個人の倫理観に負うところが大きいとしても、区としてチェックできなかったか、
発注契約事務に問題はなかったかなど、検証をしていく。
〈緊急に行なう対応策〉事前の見積もり依頼が行なわれていたこと自体が違法ではないが、
問題を生じる可能性があることについては対策を以下のようにとる。
設計にあたっての数量設計を、職員の目視調査に切り替え、あえて概算調査ということで行なう。
工事着手時点で再度の詳細調査をし、変更があれば契約変更を行なう。
第3者をいれた数量確認を行なう。
すでに決定されている本年度の塗装工事については、対応策がとられるまでは凍結する。
各会派からは、本件以外にはなかったのか、塗装研究会は何のために作られたのか、
何年も前から談合ではないかと指摘をしたきたにもかかわらず、そのときなぜ調べてもらえなかったのか、
職員の倫理観についてどうとらえているか、業者の処分についてはどう考えるかなどの質問がだされました。
また、委員会の進め方として、まだ事実がはっきりとしない中で、推測で質問をしたり
答弁をしたりするのはいかがか、見積もりについて問題になっているが、その後の入札は
公正に行なわれていたと思う、資料の取り扱いも誤解のないようにすすめてほしい
という趣旨の意見もありました。
日本共産党は、セバタ勇委員と河合恭一委員の主な質問と助役の答弁は以下の通り。
①丸投げはいつからか。丸投げ以前の見積もり調査はいつからされていたのか。
;確認はできないが、平成11年にはそういうやり方が行なわれてた。その2~3年前から、
そういうやり方が行なわれていたようではある。
②見積もりは1社ではなく、あい見積もりとしてとるのがふつうだが、そこをどう考えるか。
;見積もりは一般的にはいくらかかるかについて調査をするが、塗装工事で行なっていたのは
「数量見積もり」である。たとえば、壁面をやるときにひび割れを埋める、鉄筋のさびの補修など、
特殊な数量見積もりをはじき出すことを依頼した。価格の見積もりは職員がやっていた。
③当時、施設2係の職員だった容疑者が、1係のやるべき教育施設の見積もりに
かかわっていたということはどういうことか。
;1係が教育施設、2係がそれ以外の公共施設。教育施設については夏場の工事が
多いため、相互に仕事をすることはある。
④塗装研究会と職員との癒着ついて、なぜつかめなかったか。
⑤公の責任の後退が全国的にも事故、事件につながっていることからしても、
区の職員削減の影響はなかったのか。
;削減については、区民の期待に応えていくため。少数精鋭の職員集団が必要。
具体的には、ITの活用や、民間でできるものは民間に。職務のあり方をゆがめるものではない。
⑥塗装研究会から特定政治家への献金が報道されているが、区としてどのように考えるか、
;仮定の話なので答えられない。
14人の委員と区が一体となって、問題点をしぼりだし、汚職を根絶していこうという決意で、
特別委員会が運営されていけば、様々な角度からの審議がされ、根絶につながっていけると感じることができました。
次回は、11月24日〈金)午後3時30分です。
傍聴どうぞおいで下さい。
説明員として、区長、助役、執行部6人の出席。傍聴者は、一般傍聴7人。議員傍聴5人。
まず、「汚職根絶対策会議」の座長である助役から、経過説明と緊急に行なうべき
対応策についての報告があり、その後、各会派からの質問となりました。
〈経過〉10月17日、区内中学の塗装工事について情報を漏らし、
350万円を受け取った収賄容疑で区の職員逮捕。
同日午後3時10分、区内11ヶ所の家宅捜索、関係資料の押収。
その後、役所にも捜査関係者が常駐し、その体制は継続。
11月7日、先の職員が収賄容疑で起訴。
区としては10月12日付で、この職員を他のポストへすでに移動。
個人の倫理観に負うところが大きいとしても、区としてチェックできなかったか、
発注契約事務に問題はなかったかなど、検証をしていく。
〈緊急に行なう対応策〉事前の見積もり依頼が行なわれていたこと自体が違法ではないが、
問題を生じる可能性があることについては対策を以下のようにとる。
設計にあたっての数量設計を、職員の目視調査に切り替え、あえて概算調査ということで行なう。
工事着手時点で再度の詳細調査をし、変更があれば契約変更を行なう。
第3者をいれた数量確認を行なう。
すでに決定されている本年度の塗装工事については、対応策がとられるまでは凍結する。
各会派からは、本件以外にはなかったのか、塗装研究会は何のために作られたのか、
何年も前から談合ではないかと指摘をしたきたにもかかわらず、そのときなぜ調べてもらえなかったのか、
職員の倫理観についてどうとらえているか、業者の処分についてはどう考えるかなどの質問がだされました。
また、委員会の進め方として、まだ事実がはっきりとしない中で、推測で質問をしたり
答弁をしたりするのはいかがか、見積もりについて問題になっているが、その後の入札は
公正に行なわれていたと思う、資料の取り扱いも誤解のないようにすすめてほしい
という趣旨の意見もありました。
日本共産党は、セバタ勇委員と河合恭一委員の主な質問と助役の答弁は以下の通り。
①丸投げはいつからか。丸投げ以前の見積もり調査はいつからされていたのか。
;確認はできないが、平成11年にはそういうやり方が行なわれてた。その2~3年前から、
そういうやり方が行なわれていたようではある。
②見積もりは1社ではなく、あい見積もりとしてとるのがふつうだが、そこをどう考えるか。
;見積もりは一般的にはいくらかかるかについて調査をするが、塗装工事で行なっていたのは
「数量見積もり」である。たとえば、壁面をやるときにひび割れを埋める、鉄筋のさびの補修など、
特殊な数量見積もりをはじき出すことを依頼した。価格の見積もりは職員がやっていた。
③当時、施設2係の職員だった容疑者が、1係のやるべき教育施設の見積もりに
かかわっていたということはどういうことか。
;1係が教育施設、2係がそれ以外の公共施設。教育施設については夏場の工事が
多いため、相互に仕事をすることはある。
④塗装研究会と職員との癒着ついて、なぜつかめなかったか。
⑤公の責任の後退が全国的にも事故、事件につながっていることからしても、
区の職員削減の影響はなかったのか。
;削減については、区民の期待に応えていくため。少数精鋭の職員集団が必要。
具体的には、ITの活用や、民間でできるものは民間に。職務のあり方をゆがめるものではない。
⑥塗装研究会から特定政治家への献金が報道されているが、区としてどのように考えるか、
;仮定の話なので答えられない。
14人の委員と区が一体となって、問題点をしぼりだし、汚職を根絶していこうという決意で、
特別委員会が運営されていけば、様々な角度からの審議がされ、根絶につながっていけると感じることができました。
次回は、11月24日〈金)午後3時30分です。
傍聴どうぞおいで下さい。
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