保育民営化を考える集い

前日、3時間睡眠だったために、せっかくの会で、みなさんの心からの訴えに、わたしも呼応して、
議会からもみなさんと一緒にがんばりますということを伝えたかったのですが、
なんだかうまく伝えられず、ごめんなさい。

会合自体は、とても力のわくものでした。
わたしも感想をきちんと述べたいのですが、時間がもうなくなってしまいましたので、
別の機会に。
保育ネットのブログに感想や様子が載っていますので、ご覧いただければ、
内容がよくわかると思います。
保育ネットのみなさん、ほんとうにご苦労様でした。
http://blog.goo.ne.jp/hoikunet-edogawa/



ちなみに、フロアからの発言として、わたしは次のようなことを述べました。

「みなさんのお話を伺いながら、あらためて、怒りが込み上げてきました。

「保育園の民営化はしないでほしい。もし、するのであれば、保育園を選ぶ５年前には知らせてほしい。
引き継ぎ期間は１年間しっかりとってほしい」という陳情が出され、福祉健康委員会の中で、毎月審議を重ねてきました。
保育園にお子さんを通わせているお父さんお母さんですから、仕事を持って働いている方々が、仕事を休んで、委員会に傍聴にいらっしゃる、
全会派の議員に資料をつくり送ってくださる、これがどんなに大変なことだったろうかと思わざるを得ません。

結果は、不採択という全く残念な結果でした。
しかし、審議の最後の日まで積み重ねられた、約２万の署名の力は、大きな意義を持ちました。
全会派が、区は、区民の声をもっと聞くべきだという意見を述べたのです。
生活者ネットの議員は、民営化は賛成だが、他の部分についてはわかるので、分離して結論をだそうということも一致することができました。
しかし、自民、公明、民主の会派は、民営化は賛成であるとして、不採択。陳情には反対の態度をとりました。

しかし、みなさんの運動は、決して無駄ではなかったことが、民営化の引き継ぎが始まり、明らかになってきたのではないでしょうか。
民営化をするのであれば早くに引き継ぎを行なう、日常の保育園の中でも、かなり気を使って丁寧に行なおうと、
区も努力をしていることは、発言された当該園のみなさんが一番実感をしていらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、だからといって、民営化を許すわけにはいきません。
残る公立５０園全園民営化などとは、全くひどい話でありますし、現在都営住宅の下にある保育園は、
莫大な費用を都に払わなければならないので、民営化ができない状態です。

また、子どもが減ってきたときには、撤退するのはおひさま園からという調整役を受け持って始まっているということは、
ほとんどの人には知らされておらず、おひさまの職員の方々も、このことをつたえると、そればひどいとおっしゃいました。

民営化自体の問題点については、今日のお話の中でもさらに明確になっていったと思います。
そして、保育園民営化を食い止めることに、希望を捨てることはないと申し上げたいと思います。
例えば、中学校３年生までの医療費無料化、要望をし始めたときからずっと、しないしないと区は言ってきたのに、
昨年ようやく２３区で最後に実現しました。
また、妊産婦検診の無料回数も、他の区はすでに、１４回まで無料の中、江戸川区だけは、わずか５回。
これについても幾度本会議で尋ねても、しないしないと言ってきたのに、いよいよ先々週、来年度から１４回まで無料にすると、うちだしました。

住民に一番身近な自治体である江戸川区が、住民の声を聞くと言う、立場に立てば、民営化はストップできると思います。
そのためにも、もっともっと仲間を増やしていきましょう。
この４月から、（仮称）子育て応援会議というのを立ち上げるということが区から提案されましたので、
これを名前だけのものにせず、実質的に、民営化について考える、民営化された園について検証をすることなど含めて、
専門家や保護者を含めたものにすべきということを、さっそく区長に直接要望をしてきたところです。
みなさんがこれまでがんばってこられたのは、何より、子どもたちのためです。
希望を持って、江戸川区の方向を変えさせるまで、がんばって参りましょう。
わたしも、議会で、みなさんとご一緒に、がんばって参ります。」