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中3にとって、進学先を決める最終時期になりました。私立に行く場合に、どうしても立ちはだかるのは、学費の問題です。
不登校となった彼女は、今、サポート教室に通っています。行くことのできる高校は、出席日数との関係でも限られます。通信サポート校が充実してきていますが、そこは、三年間で将来の夢をつかもう、メンタルの面でサポートもしてくれるとうたわれています。
彼女は、その中の10校ほどから直接資料を取り寄せ、直接行き、あるいは電話をし、事務の方とも話をしています。率直に感じたことなどふくめて、彼女が話してくれることは、同じ境遇の子達にとって、大変参考になるものなので、まとめてくれるようお願いしました。
さて、そうして、彼女はようやく1校にきめました。一番行きたかったところは、あまりに金額が高くて無理だと判断。
そして、次に行きたいところを決めましたが、一人親家庭の収入では無理です。そこで、社会福祉協議会が窓口となってくれている「教育支援資金」を借りるために、相談に来ました。
私立高校などに在学する場合、
■「就学支援金」が国から118,800円/年でます。これは一律全員対象です。
そしてさらに、保護者の年収により加算分が59,400円~118,800円/年まであります。
■「授業料軽減助成金」が都から、保護者の年収により102,100円~187,400円/年まで出る学校もあります。しかし、彼女の希望する学校は、通信校として分けられるので、これは受けられません。
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しかし、それだけでは足りないので、「教育支援資金」を借ります。奨学金と同じように、就学する本人が借受人になりますから、未成年であるのに、借金を背負うことになります。
15才の彼女は、すべて計算し、何と何の制度が使えるか、どれがどのような額になるか、それらをきちんと私に説明してくれました。
これまで、いろいろ聞いてきたけれど、彼女の説明がいちばん細かなところまできっちり説明してくれた内容になっていたと思います。
こんなに理知的な彼女が、どうして不登校になったのか。そこから出るために、どんな努力があったのか、いつか書ける日がやってくると思います。
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