江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
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都営住宅建て替え問題で苦労された方々の、笑顔

2009-10-10 | ご相談のこと
見晴らしのよさと、空気のきれいさが、
あのときの苦労を少しずつ忘れさせていってくれているようでした。

船堀団地の建て替えの通知は急なことでした。
昨年11月に住民への説明があり、今年の7月には、もう引っ越しです。

暮らし続けた船堀に残りたい、という要望が圧倒的でした。
でも、とくに一人世帯は小松川の新しい都営住宅への移転を迫られ、
泣く泣く小松川の地へ移った方々は、56世帯。

東京都の言うことが2転3転し、船堀団地に残ることもできるようにはなったものの、
残れる人の基準がはっきりしないからと、疑心暗鬼になってしまった住民の方々。
今まで一緒の団地で、掃除も、行事も力を合わせてやってきた人たちが、
お互いのことを信じられなくなるような、そんなことさえ起こっていました。
しかも、都がつくった新しい都営住宅は、一部屋の広さが、従来よりもぎゅっと小さく、
冷蔵庫が置けない、テーブルが置けない、孫がきても泊めてあげられない、
などという声がたくさんでていました。

一人世帯のところについては、運動の成果で、若干広くはなったものの、
抜本的な解決にはならないまま、みなさんたくさんの物を捨てて、
新しい地へと移ったのでした。

どんなふうに過ごしているだろう・・・
引っ越し後を心配しながらも、なかなか会いに行けずにいたのですが、
相談があるから来てほしいと、連絡をいただいたのでした。

気持ちが落ち着くことのない約半年を過ごし、
でも、ようやく引っ越しの荷物も片付き、周りを見回すと、
川と、空が見えました。澄んだ空気もありました。
だから、みなさんの顔には、ようやく笑顔が戻っていました。

商店街まで歩いて行くよりも、電車で船堀に行った方が楽だし、
よく知った場所だから安心だと、3日おきにリュックを担いで買い出しに行く
という70代の方もいましたが、16日には、スーパーがオープンするので、
これも便利になりますね。

東京都のやり方には、改善が必要です。
越すということ、住まいを替えるということはどんなに大変なことかを、
しっかりと知ってほしい。
ここでのみなさんのご苦労を、これからの建て替えに生かしてほしいと、
切に願います。

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