移植成功

Aさんからのメールです。
「由美ちゃんありがとう。骨髄のドナーは結局最後まで 一致者が現れず、
急を要する事もあり、臍帯血移植に切り替えて移植が終了しました。
が、なかなか生着反応が見られず、副作用、合併症に悩まされている毎日です。
でも食欲も出てきて頑張っているところです。」

その数日後、
「由美ちゃーん、先程、無事に移植成功が認められました。
色々とご心配おかけしました。本当にありがとうございました。」

Aさんは、とってもすてきな女性です。がんと告知を受けてからも、彼女は明るかった。
ひたすら明るかった。
副作用で髪が抜けても、「可愛いウィッグを娘が買ってくれたの」
と、ぴったりのお似合いの可愛い髪をかぶって、
誰にはばかることなく、今のご自分の状態をお話しなさっていました。

生きる力が満ちあふれています。
だから、がんは、彼女の中から小さくなっていっていました。
彼女の生きる力が、撃退しているのだと、ほんとうに思いました。
仕事をし、組合でがんばり、いつも明るさをまわりにくれています。

その彼女が、少し長い入院に入りました。
無菌室でも、大変な状況を一つひとつ乗り越えていっている様子に、
彼女を知っている人たちが、どんなに励まされていることでしょう。

Aさん、がんばって！がんばって！がんばって！
治療はつらいだろうけれど、Aさんは、多くの人の光です。
退院して、また、美しい笑顔をみんなにみせてください。

必ず、経過よく、回復することを、心から心からお祈りしています。

入院費や治療代を、心配することなく、誰もが、治療に専念できるようになるといい。
もっともっと社会は変わらなければいけません。