遠慮なく相談してください。

歩いていると、声がかかる。電話がはいる。
ご相談です。

骨折をした８８歳のおばあちゃんが、入院して１週間で、退院先を探すようにと言われ、
それまでお元気だったおばあちゃんだから、介護も受けてはいず、
仕事をしている息子さんたちがつきっきりで介護をすることは到底できず、
どうしたらよいだろうか、と。
話を伺うと、実は、認知症が相当すすんでいたことがわかりました。
でも今まで通っていた病院では、あなたの年ならそんなものですと言われていたと。
これこそ、お医者さんのお勉強不足です。
以前書きましたが、年齢が高いからといって、認知症の典型的な症状がでてくるわけではないそうで、
年だから仕方ないなどとは言ってほしくないと、
高齢者医療センターのドクターはおっしゃっています。
もっと早く、気がついてあげられたら、薬で、認知症を遅らせることができたのに・・・
悔やんでいても仕方ありません。
今できること、家族とご本人の望むことのために、お手伝いしなければ。

こんにちはお元気ですかと声をかけたその人は、
「実は、甥っ子が、田舎の会社が倒産し、東京へ出てきたものの
ネットカフェで寝泊まりをしていて・・・
相談に行こうかどうしようかと思っていたところだったんです・・・」と。

迷うことなどないんです。どうぞ遠慮なく相談してください。

多くの人が、心配事を抱えています。
希望の光を、少しでも見つけられるように、お手伝いすることが、
わたしの仕事だと思っています。

先日の、東北からでてきた腕のいい大工さんは、正社員として働くことのできる建築関係の会社へ、
住まいも含めて雇用していただくことができることになりました。
東北のおうちへ、仕送りをできるだけの充分なお給料をいただけることになり、
希望を持って働きに出かけられました。

うれしい顔を見ることができることは、とてもうれしいことです。

ネズミは、殺鼠剤をおいたことで、人間のにおいを嗅ぎ付け、
なんとあれほどうごきまわっていたのがいなくなったそうです。

どうぞ、お手伝いできることがありましたら、おっしゃってください。
お知り合いが困っていたら、遠慮なく声をかけてください。
知恵を合わせれば、きっと解決の道が見つかるはずですから。

可愛い女性が、人生に悩み、苦しみ、でもそれを今まさに乗り越えようとしています。
彼女の顔を見に行ったら、優しい色のバラが、お庭に咲いていました。