医師会のみなさんとの懇談会 ①

「健康診断の無料は守らなければいけません。検診項目は減らしてはいけません。」
江戸川区医師会のみなさんと、私たち日本共産党が毎年懇談をさせていただいてから、
もう、６、７年になります。

３年ほど前だったでしょうか、当時の医師会長さんから、
「私の目の黒いうちは、区民検診はぜったいに有料にさせない」その言葉を聞いたとき、
感動をもって受けとめたのを思い出します。
その後毎年、検診の話題が、出てくるようになりました。

社会保障制度を民営化してしようとしていること、医療にまで民営化を持ち込もうとしていることは、
許し難いということ。
そして、政府が、検診の項目を減らすこと、検診を有料化にして国の支出を４億削減することを、
打ち出しているということ。

そして、先生方は続けます。

検診項目を減らすことは、これまで見つけることのできた病気を、見逃すことにつながります。
有料化にすれば、自分の健康を真剣に考えている人だけが受ければいいということになり、
健康のことはあまり考えていない人、仕事も休めずそれどころじゃないという人、
暴飲暴食でいつ倒れるかわからない人などは、受けに来なくなります。
でも、そういう人ほど早期に発見し、生活も改善していかなければいけない。
心臓病や脳卒中などを起こさないようにしていくことが必要なんです。

お医者さん方が、熱く語るのをうかがうと、
命を守る仕事についていることの責任感と誇りにふれることができ、勇気づけられます。

私たち日本共産党は、医師会からの要望もお受けして、検診制度の無料化を続けることについて
ここ数年、本会議でも３回取り上げてきました。
先だっての６月議会でもとりあげましたが、区長からは、２３区統一保険料のことが
あるからと、消極的なお答えでした。

しかし、お隣葛飾区は特定検診項目にさらに８項目を追加して、無料を守るということを表明したそうです。

国がひどい政治をするのなら、住民に一番身近な自治たがその防波堤になるべき。
私たちも、医療に携わる方がとご一緒にがんばっていきます。

（写真の資料は、医師会付属の夜間急病診療所において、
呼吸器系、消化器系が圧倒的に多いということを示した疾患別のグラフです。）