「生きてるよ」被災地 福島県浪江町から届いたメール

生きてるよ
とりあえず元気です
川俣南小学校というところに避難してますが 
危なそうなので 今日中に郡山の息子のところまで移動しようと思ってます 
ただガソリンがないのでなかなか動けないのですが…
また連絡するね
携帯の充電がなかなか出来ないので返信がすぐ出来ないけど心配しないでね

ありがとう 本当にありがとう
なんか あまりに突然すぎて自分自身 実感が持てずにいます
ただ、間近に亡くなった方が沢山いることを思うとほんとうにつらい
そして、生きてることの有り難みをひしひしと感じます
・・・

生きていた。よかった。それだけでうれしい。

彼女は、小学校のときからの友人で、姉妹のように育った人です。
4日目に、ようやく連絡が取れ、無事を確認できました。
涙がでました。
生きていてくれた、そのことの喜びでいっぱいになりました。

でも、東北では、多くの方がお亡くなりになっている。
まだ不明の方もたくさんいらっしゃる。
私は、身近な人の生存を通して、
一人でも多くの方に生きていてほしいという願いとともに、
一人でも多くの方に、生きて生活するための支援をしていくことが、
今求められていることだと強く思いました。

亡くなられた方々へ、心からの哀悼の意を表すとともに、
その方々の無念の死をぜったいに無駄にしませんと、誓いたい。

そして、どうぞ生きていてください。
そのために、私たちができることをしなければ。
救援活動に全力を挙げたい、そう思っています。