学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

音読はおうむ返し、作文は"時"を限定して

2022-03-15 13:24:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、ご家庭での国語の勉強について書きます。

❤︎音読を重視しましょう。

音読には、
記憶力、
コミュニケーション能力、
思考力、
発想力
などをアップさせる力があると言われています。

まだまだ沢山の効果があります。

❤︎音読は難しい

子どもにとって音読は、
最初は難しいです。

読み飛ばしてしまったり、
句読点がついているのにそこで区切らずに、
変なところで切ってしまったり、
自分の言葉で読み替えてしまったりして、

音読がきちんと出来ず、
物語を理解することができません。

これでは、音読はきらいになります。

❤︎おうむ返し

そこで、
"親が先に読んでお手本を示し、
その後子どもがマネをして読む"
おうむ返し読みします。

小さい子どもは、
目で読むことにまだ慣れていません。

耳から入った言葉であれば、
読みやすいです。

❤︎「マネして読んでごらん」

「お母さんが、
少しずつ区切って読んであげるから、
その後マネして読んでごらん」

と優しく声を掛けてあげれば、
音読が自然に自力で読めるようになっていきます。

❤︎作文も難しい

作文を書くには5W1Hが必要です。
最初は難しいです。

「何でもいいから自分の好きなように作文しよう」
と言われても子どもは困ってしまいます。

出来事を時系列にだらだらと書いてしまいます。

まず、
書く題材を決めてあげましょう。

❤︎"時"を限定して

そして、
「今日、公園で鉄棒をしたことを書いてごらん」
「図工で工作をしたことを書いてごらん」……
"時"を限定して書かせるよう誘導すれば、
ぐんと書きやすくなります。

❤︎より深く話が展開できる

また、
短い"時"に限定すると、
出来事の中で
思ったことや、
感じたことを入れていかなければ、
文字数を稼げませんから、
自然とよい作文が書けるようになります。

一つの出来事について、
より深く話を展開できるようになります。

❤︎まとめ。音読はおうむ返し、作文は"時"を限定して

読むこと、書くことが好きになると、

子どもたちは、
いろいろな言葉を聞き、
いろいろな本を読み、
聞いたこと読んだことを考えて、
それについて自分の思ったことを
言葉で表現ができるようになります。

生きるために必要で大切な力
思考力・表現力を
自然と身につけるようになります。

試行錯誤が、子どもの可能性を拡げる

2022-03-14 07:34:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、試行錯誤について書きます。

❤︎試行錯誤は考える力

試行錯誤することが、
考える力を養います。

試行錯誤は、
ものごとを考える時に、
誰もが普通に行っていることです。

❤︎試行錯誤はPDCAサイクル

試行錯誤は、
自分なりの仮説を立てて、
実行してみて、
検証する。

いわゆる
PDCA(プラン・ドゥ・チェック・アクション)サイクルです。

❤︎中学受験の問題に試行錯誤

中学受験の問題は、
小学生の子どもにとっては、
試行錯誤するのにぴったりの教材です。

❤︎問題❶

例えば、
次のような問題考えてみます。

1+2+3+4+5+6+7+8+9=?

もちろん、
順番に足していっても、
答えは出ます。

けれども、
単純に足していく以外にも計算のやり方はないか、
と問いかければ、
試行錯誤が始まります。

❶試行錯誤1

数式を見て(1・9)(2・8)・・・
と足して10になるセットを見つける子どもがいます。

❷試行錯誤2

あるいは、
1を5-4、9を5+4、2を5-3、8を5+3と考えて、
結局5が9つあると考える子どももいるかもしれません。

❸試行錯誤3

または、
1+2+3+4+5+6+7+8+9
+)9+8+7+6+5+4+3+2+1

と考えて、10×9÷2=45と答えを出すこともあり得るでしょう。

❤︎試行錯誤で大切なこと

❶何らかの見通しを持って試行錯誤する

大切なことは、
何らかの見通しを持った上で、
試行錯誤することであり、
これが考えることなのです。

❷「なぜ?」「どうして?」を投げ出さずに考えられる

また、
粘り強く、
最後まで投げ出さないで
試行錯誤することです。

❤︎問題❷

次は、魔法陣の問題です。

正方形型の9つのマスに、1から9までの数字を一回だけ使い、タテ・ヨコ・ナナメに並ぶ3つの数の和が同じになるように、数字を入れる問題です。



❶試行錯誤1
どこか端の数字を決めてしまったらどうなる

❷試行錯誤2
各行各列の和が15になるのは、なぜか

❸試行錯誤3
真ん中の数か5でなければいけないのは、なぜか

当てずっぽうではなく、
何らかの見通しを立てて、
試行錯誤しながら考えていく。

これは算数に限らず、
いわゆる理系科目全般に共通する考え方です。

❤︎理科への効果

算数を通じて考える力を身につけたなら、
同じ理系科目の理科も
自然とわかるようになります。

物理の分野は、
テコ、滑車、バネ、浮力、電気などは、
考える力をつけるための良い材料となります。

生物分野は、
それこそ「なぜ?」「どうして?」と
不思議に思うことがいくらでもあるでしょう。

化学や地学は、
考える力を身につけた子どもにとっては、
自分で考えるネタの宝庫みたいなものです。

考える力をしっかり養っておけば、
小学校はもちろん、
中学校、高校と進んでも、
理系は得意科目となります。

❤︎国語への効果

算数の複雑な文章題を解くカギは、
まず問題の意味を理解することです。

つまり、
物事を筋道を立てて考える力がつけば、
文章を読んで理解することができるようになります。

文章を読んで理解することは、
文章として書かれている情報を整理することです。

もちろん、
算数の文章問題と国語の長文問題を比べれば、
文字数は圧倒的に国語の長文問題の方が多くなります。

しかし、
国語の長い文章も、
短い文がいくつも集まって構成されています。

だから、
一文一文を読んで、
書かれている内容を整理していけば、
長い文章の理解もしやすくなります。

後は、
長い文章に慣れる練習をしていけばいいのですね。

❤︎まとめ。試行錯誤が相乗効果をもたらす

中学受験の算数の文章問題には、
試行錯誤する要素がいっぱい詰まっています。

それをを解く子どもたちは、
文章を理解することから始まり、
次に、試行錯誤しながら、
問題に向き合うことになります。

見通しを立て、
答えが出るまで粘り強く試行錯誤します。
試行錯誤して問題を考えた結果、
正しい答えを導き出せる場合もあれば、
導き出せない場合もあると思います。

例え、
正しい答えが導き出せなくても、
考える力は、
確実についていきます。

この"試行錯誤"して学ぶ姿勢の中に、
子どものたくさんの可能性が詰まっています。



子どもに"幸せ感"を教えよう

2022-03-13 11:22:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、幸せについて書きます。

❤︎不安感がいっぱいの世の中

コロナ禍、
ウクライナ問題、
物価の上昇…
世の中の常識が変わろうとしている不安定な中で、
子どもに何を教えなければならないでしょうか。

❤︎子どもを追い回す

あれもこれもと、
子どものためと思い、
ついつい子どもを追い回してしまいます。

追い回される子どもも大変ですが、
追い回す親も大変ですね。

また、
親が追い回さなくても、
将来に対する不安(学歴、仕事、結婚…)は、
常に子どもにつきまといます。

❤︎"幸せ"を教えることが最も大切

未来を見すえることも大切ですが、
今を大事にして、
"幸せ"を教えることが、
結局、
子どもの将来のためには最も大切です。

❤︎子どもに"幸せ"を教えるには?

❶一緒に過ごす

子どもと一緒に、
料理をしたり、
散歩をしたり、
本を音読したり…

日常生活の中で、
子どもと一緒に楽しいという時間を過ごすこと、

❷夢中になれる時間をつくる

子どもが夢中になれる時間を作ってあげること、

このようは時間を作ってあげることが、
子どもに"幸せ"を感じさせ、
"幸せ"教えることになります。

❸親の笑顔を見ること

また、
何よりも、
親の笑顔を見ることが
子どもに
"幸せ感"を与えます。

そんな"幸せ"を体験したことが基礎となって、
将来、
大人になったときの自分の幸福観を作り上げていきます。

❤︎まとめ。"幸せ感"はパワフル

例え根拠がなくても
自信を持ち、
楽観的で、
パワフルにパフォーマンスができる人は、
今を楽しく生きることができます。

その源が"幸せ感"です。
一緒に過ごし、
何でもいいので夢中になれる時間を持ち、
笑顔でいることが、
"幸せ感"を育てます。



ガマンを育てるには

2022-03-12 12:38:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、ガマンについて書きます。

❤︎ガマンできない3つの理由

❶生理的な理由からガマンできない

眠いとき、
お腹がすいたとき、
体調不良のとき……です。

❷人間関係からガマンできない

親との関係がギクシャクしたり、
兄弟姉妹といつもケンカが絶えなかったり…です。

友人とのケンカや、
友人がいない一人ぼっち感から
イライラしてガマンできないこともあります。

❸発達年齢でガマンができない時期にある

自分自身を作っていく節目の時期は、
精神的不安定から、
いろいろなことをガマンできない状態になっていることがたくさんあります。

❤︎自分をコントロールできないと大変なことになる

年齢によって、
ガマンの種類、程度、強弱は異なります。

ガマンを自分でコントロールできないと、
将来、大人になっても、
社会に対するガマンができなくなります。

❤︎子どもに必要な3つのガマン

❶衝動を抑え、自分の命に危険が及ぶ行動をしないガマン

❷人に迷惑をかける行動、人を傷つける言動をしないガマン

❸ものごとを成し遂げる過程でのガマン

❤︎ガマンする力を養うための4つのステップ

❶集団生活の始まりは、親がガマン

幼稚園、保育園など集団生活に入ったばかりの時、
集団の中で、
子どもはそれに慣れることに一生懸命です。

親は、
この時期に子どもと
しっかり向きあわなければなりません。
親の「ガマン」の時期です。
子どもの気持ちを汲んだ対応を心がけます。

子どもの話しを
スマートフォンを見ながら返事をしたり、
忙しいので
食事も簡単なもので済ませるのではなく、

丁寧に接し、
食事はできるだけ手作りしましょう。

❷6歳くらいまでは、ゆっくり見守る

集団生活に慣れると。
子どもの意識は友だち関係に
より強い関心を示します。

情緒的には安定していきますので、
ガマンが少しずつでき、
話を聞けるようになります。

そして、
大人と同じような細かい情緒が出てきます。
恥ずかしがり、
失望、
羨望、
希望、
不満足、
心配などが出ます。

そんな時は、
まだまだ心が安定せず、
ガマンしなければと頭で思っても、
ガマンできないこともあるのです。

親は、子どもとをしっかり見守ってあげましょう。

❸7歳〜9歳。子どもの意向を大切に

7歳頃から、
親との関係が主ではなく、
友人や先生との関係に重きを置きます。

8歳頃からは、
生意気になり、
親に口答えをします。

自分はもう“赤ちゃんではない”し、
“親の付属物”でもないと意識しはじめます。

頭ごなしに叱ったりすると、
自分の本当の姿を見せなくなります。

自分の話をただ聞いてほしい
意見を求めない限り、
黙ってあいづちを打ちながら聞いてほしい
と望んでいます。

体も微妙に変化し、
背が急に高くなると骨や筋肉などのバランスを崩し、
成長痛を訴えたりします。

親がなでてあげたり、
話をゆっくり聞いてあげると安心し、
痛みをガマンしたり
友人関係がスムーズにいかなくともグッとこらえることができるようになります。

自分が「やりたい」と思わない限り、
ガマンして続けることは難しくなります。

つまり、
本人の意識次第なので、
親は「ガマンしなさい」ではなく、
子ども自身のやる気を高めるような言葉をかけることが大切です。

❹10歳。子どもを信じて

10歳は自分の人生の方向性を決める時期です。

それまで自分で決定し、
ガマンして行動してきた子どもは、
失敗や成功を繰り返し、
何をどうガマンすれば成功につながるかを体験しています。

また、
人間関係でも10歳頃に気の合う友だちが見つかれば、
人生の友だちにもなります。

親はとにかく子どもの行動を信じ、
マラソンの伴走者のように伴走しつづけることで、
子どもは安心と勇気をもらい、 
必要なときに自らガマンするようになっていきます。

中学生、高校生、青年期における「ガマン」は、
子ども自身が決心すればすべて可能になります。

❤︎まとめ。ガマンを育てる

親のガマンから
子どもをゆっくり見守り
子どもの思いを大切に
子どもを信じる
そしたら
子どものガマンが育ちます
ガマンはガマンでなく
成長へと身を結びます。


「いい子だね」で頑張り、「うれしいよ」で心の栄養補給

2022-03-10 19:39:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、いい子について書きます。

 

❤︎「いい子だね」と褒める
 
「あなたは、いい子よ」
とお母さんが子どもを褒めます。
 
褒められると、
子どもはうれしくなり、
いい子になろうと努力します。
 
❤︎「いい子だね」と評価

子どもが〝いい行動〞をしたとき、
「いい子だね!」褒めるのは、
子どもを評価することになるのかもしれません。
 
❤︎子どもは親に褒められたい
 
でも、
子どもば親にいい評価をされたいんです。
 
親にとっての特別な存在であり続けたいと思っています。
 
❤︎いい子になろうと背伸びする
 
いい子と言われるのが嬉しくて、
 
ひょっとすると、
子どもは無理にいい子になろうと
背伸びし過ぎるかもしれません。
 
親の期待に応えたくて、
ウソをつくかもしれません。
 
そんな時、
❤︎「お母さん、とってもうれしいよ」
 
と自分の気持ちを伝えると、
無理した心の不安定さと親の気持ちからの心の安定が
心のバランスをとり、
ちょうどよい成長をもたらします。
 
❤︎たとえは、
 
お友だちにおもちゃを譲ってあげていたら、
「友だちに優しくできたね。」
そして、
「ママはとってもうれしいよ」
と言いましょう。
 
❤︎悪い評価はせず、親の気持ちを伝える
 
もし、子どもが野菜を床に落としたら、
 
「ワガママはやめなさい! ダメな子!」
と〝悪い評価〞をしてはいけません。
 
「あーあ、農家の人が一生懸命つくってくれた野菜を落としちゃった。お母さん、悲しいなあ」
と親の気持ちを伝えます。

❤︎まとめ。「いい子だね」で頑張り、「うれしいよ」で心の栄養補給
 
子どもは、
「いい子」と褒められるとうれしいです。
もっと「いい子」と褒められたいから無理をします。
無理をすると
「いい子」になることに疲れてしまいます。
そんな時、
親の気持ち「うれしいよ」…を伝えましょう。
子どもの心がリフレッシュし、また、頑張る気持ちが湧き上がってくると思います。
 
その「よくなろう」と無理をすることが、
子どもの成長につながることではないでしょうか。