学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

"考え抜く喜び"

2022-03-20 09:42:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、考え抜くことについて書きます。

❤︎問題が解けて"うれしい"

いろいろな難問にぶつかりました。
それでも解く気になれたのは、
問題が解けた時にとても嬉しかったからです。

もう一つ得たものは、
最後まで根気強く考えることです。

❤︎思考問題が好きになる

ある時から
急に問題を解こうという気持ちになりました。

そして、
特に思考問題が好きになっていました。

❤︎"考え抜く喜び"を理解

好きになった理由は、
『解けるから好き!』ではなく
『難しい問題を解いた後気持ちがよいから好き』なんです」

考えて、考えて、考えて、
その先に、
考え抜く喜びが理解できるようになります。

❤︎難問に取り組んで、解けなくていい

難問に取り組む理由は、
あくまでも子どもたちに考えさせることにあって、
解けなくても構わないんです。

けれども、
結果的には、
子どもたちは解けるようになるのです。

❤︎難問を解くことが、考える力を

実はこれが、
考える力をつけることになります。

解けない難問をずっと考え続けていると、
自然に考える力が養われらてきます。

❤︎解くためのテクニックのは違う次元

これは算数の入学試験問題を解くためのテクニックを身につけることとは、
まったく次元の異なる勉強です。

考える力さえあれば、
小手先のテクニックなどまったく不要です。
むしろ、
テクニックをたくさん詰め込んでいると、
素直に考えることができなくなります。

❤︎考える力を伸ばすためには"考え続けること"が大切

では、
考える力を伸ばすためには、
どうすればよいのでしょうか?

それは、
難しい問題を考えるしかありません。

もちろん、
子どもたちにとって、
さっぱりわからない問題を考える時間は、
最初のうち苦痛だと思います。

❤︎ちょっと考えるだけではダメ

だからといって、
難しい問題をちょっとやってみて、
わからなかったら解答を見て理解するという安易な勉強法ては、
本当の考える力は身につきません。

❤︎あきらめず考え続ける

問題を考え続ける、
こんなことを繰り返していて、
「本当に勉強ができるようになるのか」と心配される親御さんもおられと思います。

けれども、
その答えは、
続けていれば必ず考える力がつく、
ということなんです。
途中であきらめないことです。

❤︎雰囲気が”考える”後押しになる

教室では、
子どもたちは、みんな、同じように、
難問にチャレンジしています。

考え抜くことに喜びを感じている
子どもも先生もいます。

そんな"考え抜く"という雰囲気があれば、
後押しされて、
子どもたちに、
考え抜くことの喜びを身につけ、
理解していくとおもいます。

❤︎まとめ。"考え抜く喜び"

子どもにとって、
難問を読み、考え続け、
"わからない"が続くことは、
辛いことです。
だから、
解くためのテクニックを覚える方に行きたくなります。
しかし、
グッとこらえて、
考え続けていると、
いつかは答えにたどり着きます。
そして、
それを何度も繰り返すと、
いつしか、
"考え抜くことが喜び"に変わります。


"話したい"が"知りたい"に、探究心に

2022-03-19 23:19:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。
 
今回は、探究心について書きます。
 
これからの時代、知識だけではなく、探究が必要だとよく耳にします。

❤︎"勉強"と"探究"

勉強は、
与えられた課題を解決する能力を高めるトレーニング

探究は、
自ら課題を探して、
それを解決する力を磨くトレーニング

❤︎探究心が必要

人工知能は、
過去の知識やアイデアは完璧に持つことができますが、
新しい知識やアイデアを創ることはできません。

だから、
知識やアイデアを生み出すことができる人
知識やアイデアを形にすることができる人
強烈な熱量で
「これを探究したい!」というものを持てる人
が貴重な存在になります。

❤︎2つの仕事の形態
 
❶ファンクショナル(機能的価値)な仕事
 
❷エモーショナル(情緒的価値)な仕事
 
❤︎ファンクショナルな仕事とは
 
ファンクショナルな仕事とは、
便利で役に立つ仕事のことです。
 
この仕事には、
ロボットやAIがドンドン進出してきます。
 
❤︎エモーショナルな仕事とは
 
エモーショナルな仕事とは、
ときめく体験を提供する仕事のことです。
 
この領域は人が創り出す仕事です。
そこで求められるのは探究心です。

❤︎子どもの探究心を育てるためには

人間は、
もともと高いコミュニケーション能力を持っています。
子どもは、
自分の好きなことは、
よく知っていて、
それを親に話したがりますね。

❤︎"話したいことを持つ力"を育てる

人間の行動力や発信力を引き出すのは、
自分が"話したい!""伝えたい!"
というものを持つことです。
 
"話したいことを持つ力"を育てることが大切です。

"話したい"ことを持てば、探究心が育ちます。

❤︎子どもの話をしっかり聞く

子どもが、
なにか話しをしてきたら、
どうな話題でも、
しっかりと聞いてあげましょう。
 
そして、
オーバーアクションで感動したことを伝え、
その話題を拡げてあげましょう。
 
聞いてあげることで、
より関心が強くなり、
探究心が育ってくるでしょう。
 
❤︎虫博士、花博士……

子どもを、
花博士や虫博士など、
"……博士"にしましょう。
 
❤︎まとめ。"話したい"が”知りたい”に、探究心に
 
子どもの"話したい"感情に火をつけよう
親は、
子どもの話をしっかり聞き
話題を広げてあげると
"知りたい"気持ちか膨れ上がり
探究心が燃え上がっていきます。


読書習慣は中学受験の土台を固める

2022-03-18 15:48:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、国語が好きになることについて書きます。

❤︎音読で国語が嫌いになる

国語の時間に
先生から当てられるのを嫌がる子どもがいます。

その理由の多くは、
音読をうまくできないからです。

このままでは、国語嫌いになりますね。

❤︎音読の上手になれば、国語が楽しくなる

けれども、
音読は練習すれば、
練習した分だけ確実にうまくなりますので、
練習させることが大切です。

音読が滑らかにできるようになると、
国語の時間が楽しみになります。

❤︎音読で拡がる、文章の楽しさ

音読のよって拡がっていくのは、
文章を読む楽しさ、
読書の楽しさです。

もちろん、
読書は、
文章に書かれている内容、
その意味を"考え"ながら読みますから、
頭を使う訓練にもなります。

❤︎繰り返し読む

一回目の音読が終わったら、
「上手に読めたね」と褒めてあげましょう。

そして、
「もう一回読んでみましょうか。
二回目は、
きっと、もっと上手に読めるよ」と誘います。

最低でも、
二回は繰り返して読ませて下さい。

繰り返すことにより
文章の中身が脳に定着します。

仮にわからなかった言葉があったとしても、
その言葉を覚えることができるようになっていきます。

❤︎魔法の言葉「なぜ、そう思うの?」

読み終わったら、
次は書かれていた語句や言葉の意味について、
子どもと話し合いましゃう。

例えば
"親子の愛情"について書かれた文章であれば、
「愛ってどういう意味だろう?」
と問いかけるのです。

❤︎子どもの意見は受け入れる

質問に対する子どもの意見は、
すべて受け入れます。

「なるほど、確かにそうだね」
と相槌を打ってあげます。

時々
「なぜ、そう思うの?」と、
思考を引き起こす魔法の言葉を投げかけます。

こうした練習を繰り返すことで、
子どもの国語力は向上します。

❤︎考える力を伸ばすためのインプット

国語で考える力を伸ばすためには、
文章に書かれている内容を、
まず頭の中にしっかりインプットすることが必要です。

きちんとインプットすることで、
考えるメカニズムが動き始めるのです。

❤︎早めに音読習慣をつけること

音読は、
インプット作業の第一歩として
必要不可欠なトレーニングです。

この"音読習慣"はできる限り早い時期に、
できれば、
小学校3年生ぐらいまでに
つけてあげると、
考える力が大きく伸びます。

❤︎国語の得意な子どもに

国語ができる子どもは、
読書の習慣を幼い頃から身につけています。
読み聞かせにも効果はあります。

できれば早い時期から、
本の読み方も少しずつ教えてあげてください。

文字を読むこと自体が、
すなわち考えることになります。

❤︎読むことがウキウキ・ワクワク

読書が好きな子どもは、
例えば、
中学受験対策の国語の問題のプリントを渡した瞬間から、
どんな文章かな、
とウキウキ・ワクワクしながら読んでいます。

❤︎楽しく読むと、頭が冴える

楽しみながら読むことで、
頭は活性化します。

そんな読み方を続けていれば、
自然と文章に書かれている内容を理解し、
物語なら感動をおぼえるようになってきます。

まさにのめり込む感じです。

❤︎そして、言葉以上に、何かが心に響く

こうして書かれている言葉以上の何かが、
心に響くようになれば、
本当に素晴らしいと思いませんか。

❤︎まとめ。読書習慣は中学受験の土台を固める

読書が好きになことが
読む力を育てる近道です。
読書をしたら、
本の内容について子どもと話し合い、
子どもの意見に、
魔法の言葉「なぜ、そう思うの?」と問いかけましょう。
そうしたら、
一つのことにより深く考えられるようになります。

読書習慣が、
中学受験に必要な読む力と考える力の土台を固めます。



朝食と睡眠と運動を適度にしないと、学力に悪影響

2022-03-17 19:27:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、学力を高めることについて書きます。

❤︎脳の中に道が生まれる

脳のなかには、
さまざまな電気信号をやりとりする道がたくさん存在します。

外的刺激を受けることで、
次々に道が生まれ、
複雑な構造が作られていきます。

❤︎脳の発達は、脳内に高速道路をつくること

脳内にたくさんの道ができて
複雑になりすぎると、

今度はいくつかの道を統括する
強い道が作られます。

道路にたとえれば、
高速道路をつくるようなものです。

新たな回路をつくることで、
古い道は刈り込まれ、
脳内の回路は整えられていきます。

❤︎九九や楽譜を覚え、高い次元へ

算数で九九を覚えるのは大変ですが、
そこから先はひっ算や割り算への応用がどんどん進みます。

ピアノの楽譜を読みドレミを理解するのは大変ですが、
ある程度弾けるようになると次々に新しい曲が弾けますね。

❤︎感情も次元が変わっていく

感情でもそうです。

赤ちゃんのときは人の声や表情に対して
「心地いい」かそうでないかの判断しか持たなかったのが、

成長するにつれ、
人の表情を読んだり、
声のトーンで
相手の機嫌を察することができるようになります。

❤︎脳は人としての能力を高める

脳の発達の途中で、
初期の道を刈り込み、
新たな強い道が完成することで、
人としての能力を高めていくのです。

❤︎脳を使うにはエネルギーが必要

頭を使うと甘いものが食べたくなります。

これは、
脳を使うことで
エネルギーが使われているからです。 

❤︎子どもを脳は大人の2倍のエネルギーが必要

発達する子どもの脳は、
大人の約2倍ものエネルギーを消費するといわれていますから、

大人より多くのエネルギーを摂取しなければならないのです。

❤︎脳にいい生活習慣

❶朝食❷睡眠❸運動です。

❤︎朝食をきちっと食べている子どもは成績がいい

当然、
エネルギーは"食事"から摂取します。

基本は3食を決まった時間に食べること。

なかでも、
もっとも大切なのは朝食です。

❤︎脳にいい朝食

では、
どんな朝食がよいでしょうか。

砂糖を多く使われていない食品と
Glycemix index(GI)値の高くない食品
を食べることです。

GI値の低い食品は、
血糖値をゆるやかにあげていきます。

❤︎長時間、エネルギーが維持できる

そのため長時間血糖値が
ある程度高い状態が維持されますから、
効率的にエネルギーを使うことができます。

反対にいっきにGI値を上げてしまうと、
疲労感を感じやすく、
集中力を失ってしまう可能性があります。

おすすめは主食は、
菓子パンやシリアルは避け、
玄米、白米などを主食に食べさせるようにします。

❤︎"寝る子は脳も育つ"

生活習慣で大事にするべきことの2つ目は"睡眠"です。

睡眠が不足すると、
脳のなかでの"細胞増殖"と、
神経が新しく作られる"神経新生"
が妨げられます。

海馬は、
学習や記憶、空間認知を司るところです。

睡眠時間を十分とっていない子どもは、
十分とっている子どもに比べて海馬の発達が抑えられてしまいます。

「寝る子は脳も育つ」です。

❤︎睡眠時間を確保

睡眠時間を削ってゲームやスマホに興じたり、
無理を押して勉強するのは、
脳の発達を抑えることになります。

適切な睡眠時間には個人差がありますが、
未就学児であれば、
10時間以上の睡眠は確保するようにしましょう。

❤︎海馬は一生涯成長する

海馬は一生涯成長し続ける珍しいところです。

記憶や学習に関与するところですから、
海馬が成長し続けると、
何歳になっても
新しいことを吸収する力を発揮できます。

❤︎海馬の成長には"運動"が必要

ただし、
海馬が成長するには適度な運動が必要です。

中等度の運動をしてから学習をすると
注意力がアップし、
学習効果が上がります。

また、
技術を伴う講習会をする前に
軽いランニングをしておくと、
技術習得によい影響が出ます。

❤︎特別な運動は必要ない

運動といっても、
特別なことは必要ありません。

幼児期では、
公園で鬼ごっこをするとか、
縄跳びをするとか、
遊びの中で運動ができれば十分です。

しかし、
遊びがゲームや動画視聴ばかりになっていると、
海馬の成長を妨げになり、大問題です。

❤︎まとめ。朝食と睡眠と運動を適度にしないと、学力に悪影響

脳を健康に発達させ、
学習効果を上げて、
能力を高めるためには、
"朝食"でエネルギーを
"睡眠""運動"で、
学習能力に深い関係のあり、
成長し続ける海馬を
活性化させることがポイントです。


文字に対する抵抗をなくす"素読"

2022-03-16 16:51:00 | 日記
 


こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

 

ご訪問いただき、ありがとう。

 

今回は、素読について書きます。

 

❤︎国語力は学ぶことの基礎

文章を読んで、

その内容を正確に理解することは、

学ぶことの基礎になります。
これが国語力になります。
 

❤︎国語の勉強法として、素読・音読が大切

日本では、

江戸時代の寺子屋や藩校では、

論語などの四書五経を素読させていました。

❤︎素読とは


素読とは、
「内容の理解は二の次にして、

文字だけを声に出して読むこと」です。

❤︎湯川秀樹も素読


日本人として初のノーベル受賞者となった

湯川秀樹博士は、

自伝『旅人ある物理学者の回想』で

素読の効果を話しています。

❤︎素読の効果


「私はこのころの漢籍の素読を決してむだだったとは思わない。……

意味もわからずに入って行った漢籍が、

大きな収穫をもたらしている。

その後、

大人の書物をよみ出す時に、

文字に対する抵抗は全くなかった。

漢字に慣れていたからであろう。

慣れるということは怖ろしいことだ。

ただ、祖父の声につれて復唱するだけで、

知らずしらず漢字に親しみ、

その後の読書を容易にしてくれたのは事実である」


❤︎素読がスムーズにできなくてもいい

 

素読をスムーズにできないのはなぜでしょうか?


それは、

文章中に知らない言葉が含まれているからです。

例えば

「おどろおどろしい」と書かれていても、

この言葉を知らなければ

「おどろお・どろしい」

と分けて読むかもしれません。

この時、
「こんな文章もきちんと読めないの」とか

「ダメねえ」など、

子どもを否定するような言葉をかけるのではなく、

「おどろおどろしいという言葉があってね、

今日はこの言葉を覚えようね」

と励まします。

そして、

うまく読めれば、褒めてあげてください。

❤︎言葉が知識としてインプット

素読は、

目で文章を見ると同時に、

口から発音された自分の声が

耳から入ってきます。

この一連のプロセスを経ることで、

言葉が知識として脳にインプットされます。

これを繰り返すことで

知識が定着していきます。

❤︎素読は、楽しく知識を定着させる

「よい声で読んでいるね」
「楽しそうに読めているね」と、

素読が気持ちよくさせてあげて下さい。

短い文章から、

長い文章が読めるように、
大切なことは、

いろいろな種類の長文を

楽しく音読することです。

 

❤︎まとめ。文字に対する抵抗をなくす”素読”

 

素読はただ文字を読むことです。

素読が好きになると

文字に対する抵抗がなくなります。

素読を続けると、

知らない文字をどんどん吸収し、

国語力がアップします。