遍路16話。
【捨身ガ嶽】
善通寺市にある73番出釈迦寺(しゅっしゃかじ)にはこんなお話があります。
7歳の真魚(まお)(空海の幼名)がこのお寺の山(我拝師山・別名捨身ガ嶽))に登り、
「仏門に入って多くの人を救いたい。この願いが叶うなら釈迦如来よ現れたまえ。
もし願いが叶えられないならば一命を捨てて、この身を仏に供養する」と頂上から谷底へ身を投げました。
すると釈迦如来と天女が現れ、空中で真魚を抱きとめたそうです。
感激した真魚は、後に釈迦如来を刻んで本尊として寺を建立し、これを出釈迦寺としました。 とさ。
↓ 出釈迦寺山門
