長女:4歳 Pre-K3(年少)
次女:12ヶ月 乳児クラス(0歳児)
私:30代後半 フルタイム正社員、大学院生
あくまでも私の個人的意見ですが、NPプログラムの難しさについて書きたいと思います。
最近の私はよく「大変だ、大変だ」とブログで書いていますが、大変なのは家庭・仕事・学業の両立であって、FNPプログラム自体は大変ではありません。
今は、週3日仕事、週3日実習に行っているので、仕事と学業と家庭/育児におけるタイムマネジメントと体調管理が大変ではありますが(私は無理すると体に堪える体質なので)、FNPプログラム単体だけで見ればむしろ簡単です。
MSN/DNPプログラムの最初の方に取らなければいけない必修科目の時は、論文系のクラスが多く、英語が母国語ではない私には時間がかかるものでした。(元)同僚の参考資料が無ければ3倍以上の時間がかかっていたと思います。が、そうは言ってもアメリカで学士(×2)を取っていて論文を書く基礎はあったので、時間がかかるだけで、参考資料が無くても論文はちゃんと書けただろうし、成績に違いは出ていなかったと思います。
必修科目の中には3Pと呼ばれるPhysical assessment、Pathophysiology、Pharmacologyもありますが、これらは教科書を読んでテストを受けるタイプのクラスです。教科書読んで、理解して、応用出来ればパス出来ます。私にはAを取るのは難しくなかったですが、クラスを落としてしまうクラスメートもいるので、NCLEXに合格してRNとして働いているからと言って、誰でもパス出来るわけではないようです。個人的に言わせてもらうと、ここを一発でパス出来ないような人はNPになるべきではないと思います。(病気や介護などのやむを得ない事情によってクラスを中断せざるを得なかった人は別です。)
MSN/DNPの必修科目の多くを終えると専門課程のクラスを取り始めます。NPプログラムの場合は、専門教科のクラスと実習を並行させるスタイルの学校が多いかと思います。私の通う大学院はクラスのタイトルが単純で、FNP専門課程1学期目は、教科書を読んでテストを受けるタイプのクラスは「FNP1」、実習のクラスは「FNP practicum 1」でした。大体3単位+3単位という組み合わせです。例外は最後の学期で、実習時間数が少し多いので4単位。3単位のクラスは実習時間が180時間、4単位だと240時間になります。
私の大学院のFNPプログラムではFamily practice(家庭医)、Internal medicine(内科)、OBGYN(産婦人科)、Pediatrics(小児科)の実習が義務付けられており、全てOutpatient(外来クリニック)でなければいけません。病院やナーシングホームなどのInpatientは許されていないので、例えば、OBGYNの先生がお産で病院へ行かなければいけない時は付いて行くことが出来ません。
FNPは外来クリニックで働く事を前提に作られているプログラムなので、病院での患者マネジメントを学ぶ必要はありません。が、外来で受け持っている患者が何らかの理由で病院へ入院し治療を受ける事は多々あります。なので、Inpatient settingで患者がどういう治療を受けているのかという最低限の知識は必要です。ヘルスケアというのはInpatient、Outpatientという1点だけで成り立っているものではありません。Inpatient⇄Outpatientという流れがあり、点と点は繋がって常に流れ続けるものです。そういう背景があるからこそ、FNP学生にも病院へ行くことは許されるべきですが、色々な大人の事情により、FNPはあくまでも外来での実習のみになります。
話が少し逸れましたが、実習の難易度について個人的な意見を言わせてもらうと、外来のプライマリーケアは思ったほど難しくないです。RN経験7年、ICUで重篤な患者を常に管理しているからか、プライマリーケアで診る症例は単純に感じるものが多く、実習1学期目でも「あ、これは私にも出来るわ」と思った記憶があります。プライマリーケアが簡単と言っているわけではありません。ICUでは見慣れない症例も多いので(痛風とか皮膚疾患など)学ぶ事は多いですし、幅広い知識が求められ、コミュニケーション能力も高くてはなりません。が、実習という観点においてはスムーズに入る事が出来たし、プリセプターの医師達にも「全然問題なし。基礎は出来てるし考える力もある。あとは色々な症例を見て対処法に慣れれば良い。でもそれは年数を重ねて経験積んでいくものだからね。」と言われます。
専門課程の教科書読んでテストを受けるクラスについてはこんなに簡単でいいの!?(´⊙ω⊙`)というくらい簡単です。以前にも書きましたが、テスト前日に勉強すればパス出来るどころか、ほぼ全てのテストでA取れています。ナーシングプログラムで学んできたこと、普段の仕事で見ていることを活かせる内容が多く(もちろん全然知識のない分野もありますが)、答えが明確にわからない問題でも、知識と経験から答えを選ぶと正解に辿り付いていることも多々です。だからと言って今すぐFNPの試験を受けたら受かるわけではありませんが。これはあくまでも私のケースであって、クラスメートの中には、多くの時間を勉強に費やしたのに成績が振るわないという人もいるので、個人の資質や経験にもよると思います。
以上のことを踏まえて、もし私が独身だったり既婚でも子供がいなければ、フルタイム勤務+フルタイムNPプログラムは余裕で出来たと思います。既婚で子供がいても、子供が自分で自分の面倒を見れる年齢であれば多少楽でしょう。ただ、新生児から小学校低学年くらいの子供がいたり、中学生高校生でもスポーツなどで送り迎えが常に必要、他州へも遠征に行く、なんて場合にはフルタイム勤務+フルタイムNPプログラムは体力的に大変です。私の周りでは、働くNP学生ママが多く、子供の年齢も0-12歳位が多いので、みんなそれぞれ大変。親に頼れる人はみんな頼っているし、我が家のように頼れる人がいない家庭はでデイケア/シッターなどお金で解決せざるを得ないです。なおかつ、仕事をパートタイムやPer diemなどに切り替えています。(だから私にパートタイムが回ってこない(>_<))みんな、そこまでして色々と周りに迷惑かけて負担をかけて犠牲を払いながらやり繰りしてるんです。
色々脱線しましたが、NPプログラム自体は簡単だけど実習で時間を食うので、家庭(子供)を持っていて、働き続けなければいけない環境の人には大変です。家庭を持っていても、仕事をせずに学業に専念出来る環境の人にはそこまで苦にならないかも。
次女:12ヶ月 乳児クラス(0歳児)
私:30代後半 フルタイム正社員、大学院生
あくまでも私の個人的意見ですが、NPプログラムの難しさについて書きたいと思います。
最近の私はよく「大変だ、大変だ」とブログで書いていますが、大変なのは家庭・仕事・学業の両立であって、FNPプログラム自体は大変ではありません。
今は、週3日仕事、週3日実習に行っているので、仕事と学業と家庭/育児におけるタイムマネジメントと体調管理が大変ではありますが(私は無理すると体に堪える体質なので)、FNPプログラム単体だけで見ればむしろ簡単です。
MSN/DNPプログラムの最初の方に取らなければいけない必修科目の時は、論文系のクラスが多く、英語が母国語ではない私には時間がかかるものでした。(元)同僚の参考資料が無ければ3倍以上の時間がかかっていたと思います。が、そうは言ってもアメリカで学士(×2)を取っていて論文を書く基礎はあったので、時間がかかるだけで、参考資料が無くても論文はちゃんと書けただろうし、成績に違いは出ていなかったと思います。
必修科目の中には3Pと呼ばれるPhysical assessment、Pathophysiology、Pharmacologyもありますが、これらは教科書を読んでテストを受けるタイプのクラスです。教科書読んで、理解して、応用出来ればパス出来ます。私にはAを取るのは難しくなかったですが、クラスを落としてしまうクラスメートもいるので、NCLEXに合格してRNとして働いているからと言って、誰でもパス出来るわけではないようです。個人的に言わせてもらうと、ここを一発でパス出来ないような人はNPになるべきではないと思います。(病気や介護などのやむを得ない事情によってクラスを中断せざるを得なかった人は別です。)
MSN/DNPの必修科目の多くを終えると専門課程のクラスを取り始めます。NPプログラムの場合は、専門教科のクラスと実習を並行させるスタイルの学校が多いかと思います。私の通う大学院はクラスのタイトルが単純で、FNP専門課程1学期目は、教科書を読んでテストを受けるタイプのクラスは「FNP1」、実習のクラスは「FNP practicum 1」でした。大体3単位+3単位という組み合わせです。例外は最後の学期で、実習時間数が少し多いので4単位。3単位のクラスは実習時間が180時間、4単位だと240時間になります。
私の大学院のFNPプログラムではFamily practice(家庭医)、Internal medicine(内科)、OBGYN(産婦人科)、Pediatrics(小児科)の実習が義務付けられており、全てOutpatient(外来クリニック)でなければいけません。病院やナーシングホームなどのInpatientは許されていないので、例えば、OBGYNの先生がお産で病院へ行かなければいけない時は付いて行くことが出来ません。
FNPは外来クリニックで働く事を前提に作られているプログラムなので、病院での患者マネジメントを学ぶ必要はありません。が、外来で受け持っている患者が何らかの理由で病院へ入院し治療を受ける事は多々あります。なので、Inpatient settingで患者がどういう治療を受けているのかという最低限の知識は必要です。ヘルスケアというのはInpatient、Outpatientという1点だけで成り立っているものではありません。Inpatient⇄Outpatientという流れがあり、点と点は繋がって常に流れ続けるものです。そういう背景があるからこそ、FNP学生にも病院へ行くことは許されるべきですが、色々な大人の事情により、FNPはあくまでも外来での実習のみになります。
話が少し逸れましたが、実習の難易度について個人的な意見を言わせてもらうと、外来のプライマリーケアは思ったほど難しくないです。RN経験7年、ICUで重篤な患者を常に管理しているからか、プライマリーケアで診る症例は単純に感じるものが多く、実習1学期目でも「あ、これは私にも出来るわ」と思った記憶があります。プライマリーケアが簡単と言っているわけではありません。ICUでは見慣れない症例も多いので(痛風とか皮膚疾患など)学ぶ事は多いですし、幅広い知識が求められ、コミュニケーション能力も高くてはなりません。が、実習という観点においてはスムーズに入る事が出来たし、プリセプターの医師達にも「全然問題なし。基礎は出来てるし考える力もある。あとは色々な症例を見て対処法に慣れれば良い。でもそれは年数を重ねて経験積んでいくものだからね。」と言われます。
専門課程の教科書読んでテストを受けるクラスについてはこんなに簡単でいいの!?(´⊙ω⊙`)というくらい簡単です。以前にも書きましたが、テスト前日に勉強すればパス出来るどころか、ほぼ全てのテストでA取れています。ナーシングプログラムで学んできたこと、普段の仕事で見ていることを活かせる内容が多く(もちろん全然知識のない分野もありますが)、答えが明確にわからない問題でも、知識と経験から答えを選ぶと正解に辿り付いていることも多々です。だからと言って今すぐFNPの試験を受けたら受かるわけではありませんが。これはあくまでも私のケースであって、クラスメートの中には、多くの時間を勉強に費やしたのに成績が振るわないという人もいるので、個人の資質や経験にもよると思います。
以上のことを踏まえて、もし私が独身だったり既婚でも子供がいなければ、フルタイム勤務+フルタイムNPプログラムは余裕で出来たと思います。既婚で子供がいても、子供が自分で自分の面倒を見れる年齢であれば多少楽でしょう。ただ、新生児から小学校低学年くらいの子供がいたり、中学生高校生でもスポーツなどで送り迎えが常に必要、他州へも遠征に行く、なんて場合にはフルタイム勤務+フルタイムNPプログラムは体力的に大変です。私の周りでは、働くNP学生ママが多く、子供の年齢も0-12歳位が多いので、みんなそれぞれ大変。親に頼れる人はみんな頼っているし、我が家のように頼れる人がいない家庭はでデイケア/シッターなどお金で解決せざるを得ないです。なおかつ、仕事をパートタイムやPer diemなどに切り替えています。(だから私にパートタイムが回ってこない(>_<))みんな、そこまでして色々と周りに迷惑かけて負担をかけて犠牲を払いながらやり繰りしてるんです。
色々脱線しましたが、NPプログラム自体は簡単だけど実習で時間を食うので、家庭(子供)を持っていて、働き続けなければいけない環境の人には大変です。家庭を持っていても、仕事をせずに学業に専念出来る環境の人にはそこまで苦にならないかも。
仕事と学業と家庭を全てこなしていらっしゃるえいやさんは私の憧れです。
自分の周りにはRNやNPを目指している方がいないため、NPプログラムの生の声を聞けて本当に嬉しいです。
今まではNPを目指すなら子供は無理かなあと諦めていましたが、えいやさんのブログを見て、学業も子供も諦めなくていいんだ!と思いました。
これからも更新楽しみにしています。
自分にとって、タイムリーな記事だったので、コメントさせてもらいました。
最近、BSNを卒業して、FNPのプログラムに行くか、迷い中です。周りを見ていても、大変なのは分かるし、本当にまた、学校の追われる生活に戻るの⁉︎という、自問もあり…、迷っています。
でも、数年後、やらなくて後悔はしたくない…
プログラム自体は、どうにかなる!という、エイヤさんの話に、励まされました。妊娠中、小さいお子さんの子育て中によく、頑張られたと思います。
気持ちが固まるまでは、もう少し時間がかかりそうですが、私も、FNP、目指してみると思います。