石臼玄麦自家製らーめん「丸竈」店長のブログ

県産玄麦を石臼で挽いた自家製麺専門店。人気は鶏白湯。
なると以外全て自家製で素材を大事にしたらーめん。

味噌らーめん奮闘記~味噌だれ~

2015年10月16日 | らーめん

こんばんは、丸竈店長の山崎です。

横浜で生まれて育った私の周辺には、たくさん美味しらーめんを出すお店がありました。

東京も近いから、よく有名店に並んで食べたものです。

だけど、かつて北海道のバイクツーリングをこよなく愛していた私にとって、北海道の、あの、体と心をジンジンと温めてくれるあの「味噌らーめん」が忘れられないんですよね、何年経っても。

「だったらまたそのお店(北海道)に行って、研究したら?」と妻は簡単に言うのですけれど、そんなものじゃないんですよ~。

お弟子さんたちがあちこちで伝承であるはずの味の実現を行っているはずなのですが、どうもあの味とはかなりかけ離れている感じがあり・・・

やっぱり、かつて食べた、あの味噌らーめんの旨さの衝撃を考えてだけで、心がグィッとくるんですね。

 

だから、美味しい「味噌らーめん」を作りたいという思いは、丸竈をオープンする前からの私の課題です。

それだけ「味噌らーめん」は奥が深いです。

昨今、仙台で北海道系の味噌らーめん店が無くなってきているのにも、とても残念な思いがしています。

丸竈では、10月半ばからの期間限定の味噌らーめんの企画の旗揚げをしていましたので、まずはベースの味噌だれを(妻と)仕込みました。

そのベースで鶏白湯のお出汁と合わせる試作をしてみましたが、合いませんでした。

私のイメージは「こってりで濃厚な味噌らーめん」なんですけれどね・・・

濃度計で測って「高濃度」のスープに合わせても、濃厚にならないなんて、私の目指す味噌らーめんの道のりは遠いです。

「今年は、これでやりましょう!」と妻。

炒め野菜の旨味を活かし、飲み干せる魚介系の鶏だしスープ。

体がポカポカ温まるように生姜も加え、心さえ温まるような、

(る意味で)家庭的ならーめんになっております。

どうぞ宜しくお願い致します。