こんにちは。
本日は、当店の「暖簾」についてお話しさせていただきたいと思います。
当店の開業にあたり「暖簾はどうしても仙台の代々染物町の職人さんにお願いしたい」という、妻の意志を重んじ、「株式会社永勘染工場」様にお願いすることにしました。
仙台出身の妻の母方の父は、かつて南染師町のそばの畳屋町で大工の棟梁をしていたそうです。
広瀬川が流れる若林区には、その川を利用したりしながら、職人の町が形成された歴史があります。
(もちろん伊達家ゆかりの若林城はじめ、霊廟なども近いといった条件もあったと思われます)
染物町には、現在でも染物を営みとするいくつかの工場がありますが、特に「株式会社永勘染工場」様の店頭に掲げられている暖簾が、とても上品な印象でしたので、そちらでオーダーすることに決めたわけです。
開店してから4月になって、「株式会社 永勘染工場」の店長、永野仁輝様が「ホームページで是非ご紹介したい」とご来店されました。
南染師町は、およそ400年前の江戸時代初期に整備された染師の町にあり、昔ながらの染め技法を用いて一点物のオーダーメードのれんを製作しています。
当店の暖簾は入口の性質上、雨ざらしの環境ですので、制作におきましては、永野店長にこちらのイメージを伝えながら、適切なアドバイスをいただくことができ、現在の暖簾ができました。
雨ざらしでなければ、本当の「染め」でお願いしたかったところではありますが、日焼けも気にならず、雨に濡れても手入れがしやすいのが気に入っています。
株式会社永勘染工場
〒984-0814
宮城県仙台市若林区南染師町13番
TEL:022-223-7054