サラ☆の物語な毎日とハル文庫

「ブックカバーチャレンジ」の4日めはアーサー・ランサムの『ツバメ号の伝書バト』

 

Instagramに投稿したものを、こちらにもってくるのに、

なぜか、ちよっとインターバルが…3日遅れでアップ !!

 

 

「ブックカバーチャレンジ」
DAY4

4冊めはイギリス児童文学の『ツバメ号の伝書バト』です。

休暇について、じつに面白い、素敵な物語を書く作家がいます。
イギリスの作家、アーサー・ランサム。
アーサー・ランサムは20世紀前半に、子どもたち向けに休暇と冒険の物語、別称ランサム・サーガ12冊を世に送り出しました。

なかでもこの『ツバメ号の伝書バト』は山の中腹に子供たちだけてキャンプを張って
金鉱を探すお話。

優れたプロット、いくつかの謎、そしてスペクタクルな大団円。
子どもの頃、8人の子どもたちがこんな夏休みを送っているのが、すごく羨ましくて、自分の置かれた環境と比較してしまい、がっかりしたり。

でも、そういうことではないのです。
物語の中の子どもたちは、あたかもそれが現実であるかのように冒険します。
それは、言ってみれば作家の創造した世界の産物。
現実に冒険しているわけではありません。

しかし読者は、物語を読み進むことで、現実に、ともにわくわくしたり、ドキドキしたり、泣いたり笑ったりします。
そうすることで、イメージの中で冒険をさせてもらっている。
冒険しているのはまさに、読書をしている自分。
そういう意味で、物語というのは、作家からのかけがえのないプレゼントです。
この本を読むと、実にそう思います。

知り合いをして「ずっと心の奥底に抱きつづけてきたランサムサーガへの恋するような気持ち」と言わしめた、ワクワクする物語。

コメント一覧

サラ☆
Re:はじめまして
zooeyさん。
コメントありがとうございます。
わたしが愛読したのは講談社の世界少年少女文学全集でした。
楽しかったー!
こんど、子どもの本の話を聞かせてください。
zooey
はじめまして
http://blog.goo.ne.jp/franny0330
子どもの頃、児童文学に夢中でした。
アーサー・ランサムも大好きでした。
でも私が愛読した小学館の少年少女世界の名作文学全集にはアーサー・ランサムは入っていなくて、なので「ツバメ号とアマゾン号」くらいしか印象に残っていないのですが。
それでも湖水地方に憧れて、イギリスに旅行した時には迷わずそこに行きました。
シャーロック・ホームズや赤毛のアンも好きでしたよ。
またお邪魔しますね。

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