おはようございます!
朝の涼しい風が心地よい、夏の一日が始まりました。
お元気ですが?
今日は、サン=テグジュペリの『人間の土地』に出て来る言葉をご紹介します。
たとえ、どんなにそれが小さかろうと、
ぼくらが、自分たちの役割を認識したとき、
はじめてぼくらは、幸福になりうる
文字が大きすぎないか、ですって?
大丈夫です。
これは、大事なこと。
そして簡単なことでもあると思っています。
自分に役割があり、誰かの役に立っていると思えるとき、人は幸せを感じることができる。
ということであれば、自分ができることで、人の役に立つことを見つけたらいいと思うんですね。
たとえば、ご近所のカトウさんは、いつも家の庭に咲いた花を花瓶にさして
ハル文庫の入り口に飾ってくれます。
その花をみて「きれいね」と、首をかしげて見入ったり、
「この花の名前、なんていうの?」とたずねたり。
子どもたちのそういう反応を見ていると、つくづくありがたいと思うのです。
お願いしたわけではなく、カトウさんは自分から申し出てくださいました。
「庭に咲く花を、庭だけに閉じ込めておくのはもったいないから」
そして、もう一年以上もつづけてくださっています。
「いつも、申し訳ないですね」
「いえいえ、これでわたしのほうも、楽しいんですよ。
こんどは、この花を植えてみようと、庭仕事までが楽しくって。
ありがたいのは、こっちのほうですよ」
たとえば小さな役割であっても、人も自分も幸せにできる。
人間って、そういうふうにできていることを
カトウさんも、サン=テグジュペリも教えてくれます。
今朝はサン=テグジュペリの言葉について書きました。
今日も、素敵な1日をお過ごしください。