一昨日のことになりますが、朝日カルチャーセンター主催の、講座名「対談 即興狂詩曲」を受講してきました。茂木健一郎さんとジャズ・ピアニストの山下洋輔さんの対談です。
ピアノも持ち込まれ、即興演奏もあるというので、興味津々！
ピアノの横にはコンボが設置され、結局、茂木さんと山下洋輔さんのコラボで、即興演奏が行われることに。
ほかにも会場の受講者が２名、山下さんと即興演奏する栄誉をゲットしていました。
要は、山下洋輔の才能がいかに素晴らしいかを証明したようなものですね。
山下洋輔さんは「人生は即興演奏である」と述べておられました。即興演奏するには、たくさんのやり方、（ピアノの奏法や知識、メロディーラインその他のことを言っているのだと思います）を覚えていて、それを繰り出しているのだとか。
つまり、人生の即興演奏でも、いろんな方面の知識、情報、情感を吸収して、自分の中の引き出しにしまっておく必要があるということです。
「即興演奏をするためには、引き出しが必要だ」というのがお言葉でした。
茂木さんが、「そんなふうに自由に生きるには、どうすればいいんですかね」という質問を山下洋輔さんに投げかけていました。「まるで、人生相談をしているみたいですけどね」と笑った後、「くるしい」、「ほんとにくるしい」とうめくようにため息をついておられました。
ああ、きっと、仕事を引き受けすぎて、やるべきこともやれず、パンク状態。それでも、なんとか驚異的なスピードでこなしているが…くるしいのだな、と察せられました。
きっと、断れないんですね。
うーん、大変なんだろうなと、同情したサラ☆でした。
