ムーミンを読みながら思い出したのは、絵本の『ぐりとぐら』
描き出す世界観が、ちょっと似ているような。
「のねずみの ぐりとぐらは、おおきな かごを
もって、もりの おくへ でかけました。
ぼくらの なまえは ぐりと ぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たへること
ぐり ぐら ぐり ぐら」
ぐりとぐらは、森の中でとっても大きな卵を見つけて
それでカステラをつくることにしました。
そして、最後は森の仲間たちに大盤振る舞い。
のんきで 明るくて くったくがなくて
好きな絵本の一つです。
子供にも人気がありますよね。
言葉の繰り返しとか、言い回しとか、好きみたいでしょ。
きっと、ムーミンも、スウェーデン語で書かれているけど
原語では、韻を踏んだり、繰り返したりして
読んでいても楽しい文章だと思うんだ。
なんにしても、子供の視点で書かれた本というところが
共通しているのかも。
ムーミンの作者、トーべ・ヤンソンは
思いっきり自由でゆったりした子供時代を
自然に親しみながらすごしたようです。
だから、子供のころの気持ちを忘れていない。
そこから、豊かなあったかい物語が生まれたのでしょうか。
ぐりとぐらとムーミン
子供の喜ぶツボをしっかりとらえているとこが、
似ているような気がします。
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