わたしの場合は、『スイスのロビンソン』だったと思います。
それで、えっ、本って面白いんだと発見して、
同じ本に入っていた『若草物語』を読んだのだったと思います。
それ以来、本のファン。
講談社の世界少年少女文学全集というのがあって、
兄が親にとってもらっていました。
それが本棚に並んでいたので
小学校3年のときに、本を取り出して読んでみた。
最初は、なにげなく、ただちょっと本を開いたのでした。
そおしたら、文章を読んでいくと、
話が頭のなかで動き出し、イメージが広がり、
作家のいしいむつみさんが言っていたように
自分は違う世界にトリップしていたのです。
不思議な感覚。
本って面白い。
『スイスのロビンソン』も面白かったけど
『若草物語』には夢中になりました。
女の子の気持ちがこんなに細やかに表現されてるなんて。
わたしを取り巻く日常生活とあまりに違っていて
その違いが、なんともいえず面白かった。
ジョーを中心に、四姉妹の人物像も新鮮。
まあ、小学三年生の女の子が、
十五歳くらいの女の子たちの(昔は十五歳で、もっと大人だった)
いろいろな心情など、もってるはずもなく
あこがれたわけです。
とにかく、そのときから、わたしは本が読み出しました。
最近の「サラモード」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- ジブリノート(2)
- ハル文庫(100)
- 三津田さん(42)
- ロビンソン・クルーソー新聞(28)
- ミステリー(49)
- 物語の缶詰め(88)
- 鈴木ショウの物語眼鏡(21)
- 『赤毛のアン』のキーワードBOOK(10)
- 上橋菜穂子の世界(16)
- 森について(5)
- よかったら暇つぶしに(5)
- 星の王子さま&サン=テグジュペリ(8)
- 物語とは?──物語論(20)
- キャロル・オコンネル(8)
- MOSHIMO(5)
- 『秘密の花園』&バーネット(9)
- サラモード(189)
- メアリー・ポピンズの神話(12)
- ムーミン(8)
- クリスマス・ブック(13)
- 芝居は楽しい(27)
- 最近みた映画・ドラマ(27)
- 宝島(6)
- 猫の話(31)
- 赤毛のアンへの誘い(48)
- 年中行事 by井垣利英年中行事学(27)
- アーサー・ランサム(21)
- 小澤俊夫 昔話へのご招待(3)
- 若草物語☆オルコット(8)
バックナンバー
人気記事