馬券検討&around40~feeling

馬を診て馬券を買うことをモットーにしています。馬券を買うにあたり指標となれば幸いです。

コントレイルは全力を出していたのか? 天皇賞秋を振り返る。

2021-11-23 18:07:01 | 馬体論
さて、
お題。

前走コントレイルは、全力を出していたのか?

10の写真で振り返る。

スタート。


多少外に寄れたが、ダッシュも良いので好位に。しかし
外のサンレイポケットに寄られる。

2コーナーで、内に寄せられてしまっている。


向こう正面、やや力みが見受けられる。

感覚的には、外に出たい、前に行きたいのではないかと感じる。

ペースは緩い。


緩い坂をあがり、外にでられそうであるが、口を割っている。やはり力みがみえる。



3~4コーナー中間 やはり、少し折り合いに欠ける。


前にエフフォーリア。

壁を作り、脚を貯めているのだろう。


外に出すのが400m過ぎ。



エフフォーリアの外に導くように手綱を引いている。



残り350mここで初めて大きくアクション。

エフフォーリアは、トップスピードに。


エフフォーリアは、真っ直ぐ追い、コントレイルは、まだ走りがダイナミックではない。




外に寄れ、修正。

総括
スタート直後に、サンレイポケットに寄られ内に閉じ込められる。
外に馬がいて向こう正面では、折り合いに苦労し口を割り、力みが見える。

1000m通過は、1.00.5とかなりのスロー。終始折り合いに専念。ペースの読みはどうだったのか?

そのまま外に馬がいて最後の直線まで変わらない位置で推移。

のこり500までは手綱を動かさず、400手前で外に出しながら追い始める。

脚色は、エフフォーリアと変わらず、ゴール手前で寄れてしまう。
これで上がり3F33.0

関係性からすると、
エフフォーリアの仕掛けのタイミングが、絶妙に良く(遅く)、他馬の力を削いだ形と言えるだろう。

コントレイルは
内枠が災いし、スローペースに折り合いに苦労し、
直線で速く仕掛けられずに、
エフフォーリアにしてやられた。

と見るのが、私の分析。

外に出すタイミングは、なかったので、限られた中での走りは出来たかもしれないが、

コントレイルの力をもってすれば、

ここは、判断力とペースの感覚が騎手にどれだけ伝わっていたかを知りたいが最後の500mから、速仕掛けでも良いので、外に出して追っていたとしたら。

33.0がコントレイルとしては極限かもしれないが、

あと0.1つめていたら、馬体を合わせる事が出来たかもしれない。


天皇賞は、全能力を出せたとは言えないレースだったのではないかと考察する。

ムーア騎手は、残りの2F10.8
福永騎手は、
2F11.1
0.3の差。

この数字、勝ち負けに出る明確な差。


2歳時に出した1800mと
4歳時に出した2000mの

比較をしてみた。

さて、みなさんはこの結果、

どうジャパンカップに
結論付けるでしょうか?

考えてみて下さい。

久しぶりです。



私はピンと来ましたよ。
ん、ふふ。
古畑任三郎でした。

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コントレイルを東京スポーツ杯から掘り下げる。

2021-11-23 17:11:30 | 馬体論
馬の特徴を。

コントレイルの良さは何か?

新馬戦、
東京スポーツ杯
ホープフルS
皐月賞
ダービー
神戸新聞杯
菊花賞

そしてジャパンカップ。

この中で最大のパフォーマンスを示したのは、東京スポーツ杯。

ペースもあり、距離適性もある。

傷をなるべくつけないように、ローテーションもよく思考されての判断。

1800がベスト、
2000m~2400mはこなせる。
2400mの速い時計勝負でも問題はない。

アーモンドアイは、かなり特殊な馬の極致。

1600~2400mという競馬のカテゴリーでは最強とも言えよう。

ディープインパクトは、1800~3200mまで勝てたというのはやはり凄い。

その意味で、東京2400m
ディープインパクトとアーモンドアイにはかなわないのではないか?と思う。

この馬の強みは、何か?

勝負どころでの脚の速さと瞬時にトップに上がるギアだと思う。

皐月賞では、3コーナーから、4コーナーまでの先頭へ取りつく脚の速さは、他馬にはない。
さらにそこからもう一段速くなり、それが鈍らない。

中山で見せた能力はそこだろう。

東京では、ご存知、
あのムーア騎手に激追いされた時の脚の回転とおそらくストライドもそれなりだろう。

しかし、あの回転力こそコントレイルの凄みと思う。

なかなか、強い強いと言っても、

「どこが?」と小学生に言われたら、説明できるだろうか?

競走馬の速さを産む原動力は、後ろ脚と考えている。

また、前脚は、ここではまだふせておきます。

勝った時にお話ししましょう。

脚の構造と動き、それを動かす筋肉、質。

どういう動きができるか。

東京スポーツ杯のムーア騎手の騎乗ぶりを振り返る。

スタートはうまい。


少頭数でも自分のペースなら折り合う。




非常にリラックスしている。





外に壁はなく、いつでも仕掛けられる。




残り400で、瞬時にギアがあがる。


あっという間に二馬身。

6,7馬身。



素晴らしい伸びです。

ムーア騎手は、約500mあたりから馬を促し、追っています。

そして最後の2ハロンで、10.8を記録。

これが凄い。

飛行機雲のよう。まさに。

これがコントレイルの真の力。

思いだして頂きたい。

これが、三冠馬の脚。

さて、次は天皇賞秋を振り返る。




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