バイク・キャンプ・ツーリング

NERIMA爺、遅咲きバイクで人生救われる

1998年8月6日 北海道ツーリング 40日目

2025年03月03日 | 1998年 北海道ツーリング
8月6日(木) 薬研キャンプ場~碁石海岸



 5時半起床。雲行きが怪しい。
 さっさとテント撤収開始。6時45分には野営場を出発。高速を使って一気に下ってもいいが、今日は一般道をいけるところまでいく予定だ。しかし、いつ雨が降りだしてもおかしくない。むつ市から338号で太平洋側にでて、ひたすら南下。百石町では「大山記念館」に立ち寄ってみようと思ったいたが、すでに数ヶ月前に閉館になっている。やはり大山さんでは、お客はこないか。

 相変わらず雲行きがあやしいのでさっさと南下しなければいけないが、以前から気になっていたキリストの墓があるという伝説の地、新郷村には寄ってみる。中心地の集落、戸来(へらい)はヘブライとも読めそうで、しかも近くには上大石神ピラミッドという、あのピラミッドよりも古い起源をもつという遺物まである。好きな人にはたまらない土地だろう。以前テレビで見たことがあるが、この地方の人たちの中には、日本人離れした目鼻立ちのはっきりした人が結構いるという。話半分としても、興味深い土地だ。帰宅したら竹内文書を読まなくちゃ。というわけで、キリストの墓という場所にいってみる。ちゃんとした案内板まであり、小高い山の頂上にある墓を見る。なんということはない場所だが、うーむという雰囲気もある。今度、あたりをゆっくり散策ということで、今回はここで終了。

 竜泉洞も横目に、ひたすら南下。
 結局、2年前にもテントを張った大船渡市の碁石海岸青少年キャンプ場にお世話になる。前回はそんなものかと思ってが、今回、キャンプ代1000円は高いと感じる。やはり、設備が整っていて無料が当たり前の北海道キャンプ場を転々とすると、そう考えてしまう。テントの横にバイクを停め、明日の朝に備えてリアバッグはシートにそのまま、サイドバッグもバイクにつけたままテントだけ張る。

 キャンパーはこの天候のせいか、10メートル横にファミリーキャンパーが1組いるだけだ。なんか、ダンナさんは料理人そのままの白衣をきてバーベキューをやっている。子供も何人かいるようだ。ワイワイやっている。楽しそうだ。だが、夜、遅くなってから夫婦喧嘩がはじまり、テント越しに声が聞こえてくる。
「飲み過ぎですよ、お父さん」
「ばかやろう。オレは、オレはだなあ」と、制止されると余計に大声を出す酒癖の人のようだ。
「他の方に迷惑ですよ」
 といっても、キャンパーは他に、自分一人しかいない。
「話をつけてくる」とか言っている。
 困った人だ。思わず笑ってしまう。
 最後には奥さんも、
「あきれた人」
 などと言っている。
 他にキャンパーもいなくて、林の中はシンとしている。聞きたくなくとも、くっきり聞こえてくるのだ。さすがに「聞こえてますよー」とは言えない。東北はどこもかしこも大雨のようだ。キャンプ場も、夜中、大雨。



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