
皆さん、こんばんは!
プロ研修講師・プロコンサルタント・中小企業診断士のあお先生こと、青木公司です。
本日は「僕が子供の頃に読んだ「約束を守ったインディアン」について」です。
僕は子供時代から本を読むのが大好きでした。
これは100%、母の影響ということが言えます。
僕の母は、青森県出身でかなりの大農家出身ですが、子供のころから大家族で農家の仕事などをしながら、本を読むのが本当に大好きだったようです。
本当は大学にも行きたかったようですが、当時は女性で大学に行く人はまれで認められず、泣く泣く、教師になりたいという夢をあきらめたそうです。
だから、母は僕に教師になってほしいという夢があったそうです。
これはなんと、先日、はじめて聞きました。
えええ???全く知りませんでした。
ちなみに僕の小学校一年生から大学に入るまでの夢は「弁護士か三菱商事か三井物産の社員になること」だったし、それは大学に入った瞬間にあきらめ、その後、夢はなくなり、目標として、30歳までは「大手企業に入り、海外に携わる仕事をして、いずれは役員になること」になり、そして、その後、また夢として、「全国を飛び回って、大手企業から中小企業の経営者、ビジネスマンに経営コンサル、講師として、実践的メソッドとモチベーションがあがる話を通して、元気にしたい。」になり、ある程度、かなえることができるようになりました。
そういえば、そこにコンサル、講師として指導しているのは少しは母の夢もかなえたのかな。
そんな母でしたから、母も本を読むのが大好きで、よくたくさんの本を読んでいました。
そして、僕が本当に小さい1,2歳ころから絵本などもよく読んでくれました。
僕が言葉を早く覚え、周りから驚かれるほど、1歳代でぺらぺら話すようになったことも、文字を覚えるのが早かったのも母のおかげだと思います。
そして、父も自衛隊勤務なのでそんなに裕福ではなかったと思いますが、本当にたくさんの本を買ってくれました。
僕は学校や街の図書館で信じられないほど、たくさん、本を借りて読むのにです。
母が買ってくれた本には本当に良質なものが多く、面白く、モチベーションが上がるだけでなく、たくさんの学びがありました。
「野口英世」「エジソン」「ガンジー」「キング牧師」「ヘレンケラー」「豊田佐吉」などの伝記から偉人も最初から偉人であったり、恵まれていたわけではなく、大変な苦労の中から、いかに努力し、成長したか。そして多くの支援者のおかげで、そうなっていったかを学びました。
人は自分で力強く生きる存在であり、また周りに生かされている存在なのですよね。
そして、「ガリバー旅行記」「ハックルベリーの冒険」「スケートを履いた馬」「コンチキ号漂流記」、「ロビンソンクールソー」などを冒険心豊かにわくわくして読みました。
そういう中で、すごく記憶に残っている本の一つが「約束を守ったインディアン」です。
話のあらすじは、オナワンダという少年インディアンが、白人の神父に救われて、必ずいつかそのお礼をするという約束をします。
そして、その白人の神父の幼い子供兄妹が悪いインディアンの部族にさらわれたとき、オナワンダがその兄妹をたった一人で命がけで助けに行くという話だったと思います。
その悪いインディアンの部族から兄妹を助けることもとても大変だったのですが、最後、逃走する中、ジャングルでおそろしい巨大なピューマに襲われます。
オナワンダは、もっていた小さなナイフ一本で、その巨大なピューマと戦い、大けがをしながらもピューマを仕留めます。
そして彼はその兄妹を白人神父に送り届け、絶命します。
見事に約束を守って。
その悲しい結末に僕自身の小さな胸も大きく傷つきましたが、本当に大きなものを手に入れたのだと思います。
恩人にお返しをする素晴らしさを。
弱きものを助け、強きをくじく崇高さを。
そして、約束を守る大切さを。
今考えたら、本を読むという行為は僕の情操教育として心を磨き、勇気や成長を学び、そして論理的思考力と豊かな情感をはぐくむことに大きな貢献をしてくれたのだと思います。
そういう風に導いてくれた母に感謝しています。
そして・・・・・・。
今考えても。
あの「約束を守ったインディアン」。
本当に名作だったと思うのです。
なぜ絶版?
若草物語のオルコット作なのに。。。
この春の大阪のホテルでぼくはそんなことを深夜に考えているのです。
