Ombra Mai Fu ~ 優しい樹の下で

POP ♡ OPERA SINGER 
 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

感じる心

2007年03月01日 | masudaizumi.com
暖かいな、と思ったら、もう3月。弥生。

大阪に帰ってきて、5、6月のコンサートの打ち合わせをスタッフと済ませるとやっと気持ちが落ち着いてきました。
これまた新しい大阪ユニットの結成です。

ピアニストはシャンソン界では有名な立津さん、もともとは武蔵野音楽大学を卒業して、ジャズに幅を広げ、今は、アレンジも担当して、レコーディングも参加しているそうです。音響はいつもの長戸さん。3人で2時間ばかり心斎橋で打ち合わせ。「音って不思議なもので、鳴ればなるほど聞こえなくなる。だからどこまで音をそぎ落とすかが勝負!」」という立津さんのコメントは、まさに私の方向と一致していて、とてもわくわくします。

春といえば庭の新芽が黄緑に芽吹いて、桜の開花が楽しみなこの季節、いつも、本が読みたくなります。

そうだ!昨年からMBSラジオのプロデューサーさんに借りっ放しの一冊の本。早くよまなくっちゃ。

上野誠さん著の「おもしろ古典教室」

ぱらぱらとめくると


人は遊びのなかに学び、時に自分の愚かさを知る

深い言葉、はやくよんでみよっと。

そういえば全国では歌舞伎、文楽をはじめ、古典芸能や、オペラの学生鑑賞教室というものがありますね
たしか中学時代、カルメンを演奏するというので、体育館で集まって聞いた記憶があります。
あのときは、ただ眠かった。
でも、何かのきっかけで、いい物を聞くと、スイッチが入ってしまうのですよね。

私もオペラと出逢ったのは高校2年生

こんどのコンサートは大阪開明中高等学校の学内でのイベントです。
学校では教えてくれないこと、声の魅力を肌で感じて欲しいです。
良いも悪いも、感覚として、感情を揺さぶるものであれば、どちらにベクトルがいってもいいと思うのです。
いろいろなものを感じて欲しいと思います。

古典もそんなちょっとしたきっかけだと思います。難しそう、とか、食わずきらいにならず、まずこの本から入ってみよ。