成長ホルモン

先日聖バルナバ病院でのコンサートの際、食育に取り組んでいらっしゃるスタッフさんとお話していたときのことです。

子供が早く眠らないといけないというのは、夜10時から深夜2時に成長ホルモンが出るから、その時間には眠っていることが身体のために必要なことなのだそうですが、どうしても、その時間にお子様が眠らないことで、いろいろ考えて、紙芝居を作っていらっしゃいました。

その紙芝居を見ながら、お話をきいていたところ。。。

小学生になるお子様に、もう寝なさい、といってもなかなか聞いてくれないので、「成長ホルモンがでるから」といってみたところ、オバケかなにかが「出る」と思ったそうで、真剣に、というか、深刻に、成長ホルモンを頭のなかで広げて、聞いてくれたそうです。


リトルも、お昼寝をしすぎたときや、身体を充分に動かさなかった日など、夜10時には眠くならず、ハイテンションのときがあります。
そこで、私も「10時になったら成長ホルモンがでるから、眠らないといけないの」といってみました。

「えぇっ？？？成長ホルモン？？」と大げさに、その言葉を繰り返してきました。

「そう、そう、、成長ホルモンだよ」

しばらく黙ったまま、、、かなり長いこと、リトルは目が点になっていました。


そして、「おばあちゃ～ん、成長ホルモンがやってくるよ、雨がざーっと降って、屋根から、ザーッとやってくるの」


と、かなりドラマティックにホルモンがやってくる様子を報告して、かなり効き目があったのか、すぐ「お休み＝」といってくれました。

笑いたいところを我慢して、「そうそう、成長ホルモンがね、やってくるから、眠りましょ」といって、真剣に聞いてあげましたが、かなりの効果にちょっとびっくり。

もし夜、眠らないお子様にお困りのかたがいらしたら、「成長ホルモン」のお話をしてあげてみてはいかがでしょう。

それにしても、どんなものだと思っているんでしょう。
子供には、なにかモンスターのような響きがあるのでしょうね。

「成長ホルモン」

繰り返していってみても、もう何も感じないことが、ちょっと寂しい夜でした。