昨夜、NHKの「プロフェショナル 仕事の流儀」で福山の小山自動車さんが紹介されていました。
小山自動車さんは私が学生時代に入り浸っていた自動車屋さんです。
以前は現在とは違う入船町という町にあって、そもそも私が小山自動車さんを訪れたきっかけは特別なことではなく、当時乗っていたTA22セリカのフロントに先輩から譲っていただいたTRDのTE27用ラリー用バネを組んだので、キャンバー補正のためにロワアームの延長をしてもらおうとしてたまたまお邪魔したのですが、ちょうどいいことにTE27の延長ロワアームが転がっており、それを頂いて、「代金は?」と訪ねると、「金はいらんからちょっと手伝ってくれ」といわれて、裸にされた310サニーのボディを4人で担いでガレージから運び出してリフトへ乗せるという作業を手伝いました。そのボディでスラローム2種(ダートラ)Cクラス車両の制作を始めるということで、その日からほぼ毎日のように入り浸って競技車両の作成課程の全てを見せていただき、時には簡単な作業を手伝い(+玉子丼をご馳走になり)、とてもいい経験をさせていただきました。
310サニーが完成した後も毎日のように入り浸って簡単な作業を手伝い(+カツ丼をご馳走になり)手を油で汚し、とても生物系の学生の手とは思えないくらい爪の際に油汚れが染みついた手で卒論の研究を行い、修士課程に進学した頃からさすがに小山自動車さんへ出入りする頻度は減りましたが、大学を修了して就職してからも尾道に勤務していたことからたまに顔を出したり(+豆餅をご馳走になったり)していたものです。その頃はまだお父さんの稔さんもご健在でした。
庄原に転勤になってからもたまに福山へ遊びに行き、尾道に住んでいた彼女(現かみさん)とのデートの待ち合わせ場所が小山自動車さんということも何度かありました(笑)。
しかし、地元広島市に帰り結婚して家を建てて子供ができてからは縁遠くなり、私自身車をいじる時間も取れなくなって整備や車検もディーラー任せという感じで、自分で行う作業はヘッドライトのバルブ交換や年に2度のタイヤ交換程度になり、昔は毎週のように洗車していたのにいまでは洗車も点検の時にディーラーで洗ってもらうだけという無精ぶりで、小山自動車さんにはとても見せられない姿で恥ずかしいです。
テレビを通して久しぶりに拝見した明さんと博久さんご兄弟は見た目こそは年相応に老けられていましたが、明さんのストイックで真剣な振る舞いや、博久さんのちょっとおどけた感じの話ぶりなど昔のままでとても懐かしく感じました。二人とも目の奥に宿るエネルギーが昔とちっとも変わっていません。変わったのは博久さんの息子のよしのり。りっぱな大人になってますね。私が出入りし始めたころはまだ2歳くらいだったかな?、その後高校生くらいの時に一度会ったのが最後だから、すっかり大人になって町ですれ違っても絶対わからないね。
よしのりも父の博久さんと叔父の明さんの卓越した仕事ぶりを見て育ってるので、車の整備に対する姿勢は言わずとも自然と受け継がれているでしょう。小山自動車さんは私が車の運転できなくなるまでは余裕で安泰ですね。私のGC8型インプレッサがいつまで動くかわからないけど、動かなくなったらよしのりに整備してもらいたいな~。なんて思いました。
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