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『よし』・『ゆき』、我が家に住むペンギン?の「ペン太」の散策記です!

難路の先には?  ~倉岳山 初めての道を歩く~

2015-05-01 22:34:51 | 山歩(さんぽ)2015

 お休みを利用して1人で山に行ってきました。
ゴールデンウィークとは言え、5月1日(金)は平日なので、静かに春の花を見ながら歩けるかな?
【コース】
 JR中央本線 鳥沢(とりさわ)駅~小篠(おしの)貯水池~石仏~倉岳山北尾根~倉岳山~月尾根沢~梁川(やながわ)駅

 十二単(ジュウニヒトエ)。
淡く地味な色だけれど、よく見ると、過度に飾り気のない淡い綺麗な色の花だと思う。
密集して数株が群れて咲く事が多いですね。
 日当たりが良く、柔らかい地面の林床に生えている姿を見る花です。
薄暗い植林では見ないし、藪の中でも見られない。
自転車で20~30分程の公園内の森で群落を見るけれど、近所の雑木林では見られない。

 
 ウツギかな?
漢字で書くと『空木』で、枝の中心が空洞(中空)だからとの事。


 小篠貯水池に到着。
右手の斜面の向こうが貯水池です。
斜面の植え込みは、「おしの」と言う文字の形になっています。


 エメラルドグリーンではないけれど、濃い緑色の水です。
静かな場所で写真右手のコンクリートの上で休憩したら気持ちよさそう。
昼寝も良いなぁ
でも、今回は此処がスタート地点なので、此処で休憩にするわけには…。


 


 『峠道文化の森入口』
だそうです…。
昔は、この道を通って、山の向こうの秋山村の集落へ行き来していたそうです。
人や物資が行き交う道でしたが、今は静かな山道です。


 分岐点に到着。
左側に川が流れていて、道は直進と右に分かれます。
その分かれる箇所に石仏が1体道行く人を見守っています。
直進も右折も倉岳山に向かえるのですが、倉岳山に行くのなら直進の方が早い。
右は通った事がない道で、昔『高畑山の仙人』と呼ばれた方が住んでいた『仙人小屋跡』が有ります。


 風化が進んでいる石仏。
長年此処で見守っているのでしょう。
人間だけでなく、多くの動物がその前を行き来しているのでしょう。


 今回は初めて通る道を行く事にしました。
とは言っても先程の分岐で右折して『仙人小屋跡』を通るのではなく、2014年版の地図になって表記された『難路扱い』の道を行く事に。

 先程の石仏分岐の少し先で左手の川を渡ります。
川から谷が分岐している場所(水は流れていない)で、その谷に入っていきます。
川を渡った後、谷は右に伸びるので、谷の向こう側を右手に入っていくのが正解なのですが、谷に入らす直進していく踏み跡もあります。
登山地図ではこの右折が分かり難い…。
 写真は直進した踏み跡で、これは間違い!


 正解はこの踏み跡です。
少し行くと更にしっかりとした道になるので、「正しい道だ」と安心できるでしょう。


 斜面を横切る道で、しっかりした道に見えるけれど、平らではなくて下の方へ傾斜している事と、地面がとても柔らかく、土が右下に流れて歩き難いです。


 チゴユリの花。
葉が百合に似ているけれど、小さいので稚児百合と言う名に。


 この日はヤマツツジが満開。
土が流れる道をジグザグに登った先にヤマツツジがまとまって生えている箇所が有りました。
「此処から先はツツジの群落が続くのかな?」
と期待したけれど、極一角だけで、そうではなかった・・・。


 フデリンドウかな?
小さい小さいリンドウで、大人の親指の長さ位の背丈です。花屋さんで花束や鉢植えで売られている物とは大違い。
「小さい盆栽の根元を彩るサイズ」と言った感じ。


 尾根に出ました。
新緑と葉の間から指す木漏れ日が心地よい。
しっかりとした踏み跡が有る道だけれど、人が通る事は稀でしょうね。
動物に出くわしそうな場所です。
 以前読んだ他の人のブログで、「この道でツキノワグマ」を見た事が記されていました。
確かに熊がいる山ですし、彼らの領域なので当然なのだけれどね。
互いに不幸な遭遇にならぬよう、熊鈴を出しました。


 上の斜面に建造物が。
此処は写真手前の木の根元から水が湧きだしている場所。


 「雨乞社」と看板に記されています。
大人だと腿位の高さの小さなお社。
水が湧きだす場所に神秘性を感じたのかな?


 雨乞い社の少し先で左右に伸び、右から左に下る尾根道に出ます。
其処で出会ったのが『この尾根の主』と言う感じのシンボルツリー、巨木達。
でも、残念ながら枯れ木です。

 こちらは枝っぷりが何ともたくましい。
ゴツゴツシテ枝分かれして。
 「この2本の巨樹に会いにまた来たいなぁ」
と思いました。


 巨樹からは、右手に尾根を登っていくのですが、此処がとても急な斜面。
途中とトリカブトも多く生えていたなぁ。
秋が楽しみな場所です。

 急斜面をヒイヒイ言いながらよじ登ると、倉岳山山頂の看板が見えます。


 でも、この看板は「間違ってこっちの道に入ってはいけませんよ」という注意喚起の為の看板なんだよね。
登りの時は迷わずに山頂に到着できると思います。
唯、下りでは注意が必要。
この看板の先で、下りの尾根は直進していますが、それは違う尾根道に続きます。
私がよじ登ってきた急斜面の道と、その下の巨樹は、左に曲がる必要が有るのです。
曲がるポイントを見過ごさない様にして下さい。

 富士山は目を凝らして僅かに見える程度。


 北側(中央本線側)。
扇山や百蔵山等の山が見えます。
あそこも登ったなぁ。
違う場所から「自分が行った事の有る場所」を見るのも楽しいですね。
色々な記憶、思い出がよみがえります!


 立野峠に到着。
前方から下って来ました。
少し通り過ぎてから撮影した写真で、此処から月尾根沢に下ります。
此処から先は何度通ったか分からない程訪れている場所。
春先に訪れる事が多いのだけれど、この日も楽しく歩けました。

【この日見た花】


 延齢草は好きな花だけれど、もう花の時期は終わり。
めしべが膨らみ、実を作る行程へと移っていました。
 花は終わっているから「この日見た花」ではないのかな?

葉が大きくて、特徴的ですね。


 ん?
と、足を止めた先に目に留まった花が。


 これは・・・・


 山芍薬(ヤマシャクヤク)を発見。
ずっと見てみたかった花に出会いました。
と言うか、今迄何度も通った事の有る場所で、目に入っていた場所なのだけれどね…。
花の時期でないと気付かないのだろうね。
今度はゆきさんと来ようっと!



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