2010.10.8(金)晴れ 単独:相模湖駅~小原宿~小仏城山~高尾山
有休をとって4連休♪
とは言え、折角の連休も「土日が雨」と言う予報だったので、8日(金)にふらっと山に行って来た。
写真はJR相模湖駅。
合併で相模原市になったが、旧相模原市民から見ると、新たに合併した4町は不便な場所には変わりが無く、相模湖駅も降りたのはこの日が初めて。
駅前にバス乗り場が有り、その先に観光案内所、駅から南の方角に延びる道に商店街と言う構図。
観光案内所と昔ながらの商店街と言う光景が「地方の観光地」の雰囲気を醸し出しているが、この商店街もシャッターが下りたままの店や「テナント募集」の張り紙が貼られているお店が見受けられ、寂れた印象を受けた。
観光案内所では名産品が販売されており、夏みかんマーマレードと柚子餅を購入。
隣の相模原市藤野町では、ブルーベリーと柚子を名産品にしようとする活動が有り、夫々で作ったマーマレード、ジャム、ドレッシングが販売されていた。
他には津久井饂飩(乾麺)、くるみゆべし、柚子のポン酢、組紐と言った地元の名産品とポストカードや地元の個人作家が製作した小物を販売していた。
付近の商店は、地元の住民相手の商売をしていて、観光客向けの品物も一応置いていると言った状態。
観光名所が相模湖だけでは、正直難しいだろう。
同じ相模原市民として新たに合併した4町の事を気に掛けているのだが、この先どの様な方向性を示すべきなのだろうか?
夫々が持っている魅力や潜在能力を生かした施策が行われる事を望む。
当初相模湖沿いに歩いて小仏城山を目指そうと思ったのだが、歩道が無く、其れでいて大型車等の車が引っ切り無しに通る状況に辟易して断念。
来た道を戻り、甲州街道を通って城山へ向かう事にした。
因みに小仏城山(こぼとけしろやま)と言うのは、あくまで他の城山と区別する為の名だ。
周囲には城山が複数有り、其れ等を区別する為に「小仏城山・津久井城山・八王子城山」と呼んでいる。
城山と言う名からも想像が出来る様に津久井・八王子の2つの城山は城跡なのだが、小仏の城山に城が有ったと言う案内板を見た記憶が無い。
検索してみると戦国時代以前の小規模な山城が有ったと記した物が有るが、他の2つの城山の様な豊富な記録は見付からなかった。
登山者の数では小仏城山の方が圧倒的に多く、著名な山なのだけれど・・・。
写真は小原宿(おばらしゅく)の入口から見た光景。
11月3日に大名行列を再現した本陣祭りが催されるので、その幟が家々の前に掲げられている。
景観との兼ね合いで建築物の高さ制限が有るのかな?
写真の様な旧宅が残っているだけでなく、他の家々も皆大体横並びの高さで地味目な色合いでしたね。
残念なのは此処が甲州街道で、現在も交通の要所だと言う事。
業務用の車両(大型・小型トラック等)を中心に車両の交通量が非常に多い。
真っ直ぐな道ではなく、結構スピードを出している車も居り、雰囲気に浸ると言う状況ではない。
車両用の通りが他に有れば、宿場跡の装いを前面に出したPRが出来るのだけれど・・・。
車に気を付けながら、排気ガスとエンジン音に顔をしかめながらの散策でした。
本陣前にて。
無料で一般公開されています。
受付をされていた方が、「神奈川県下で現存している本陣は此処だけ」と仰っていました。
甲州街道だけでなく、東海道も通っており、宿場街も複数有るのに皆無くなってしまったのか・・・。
因みにこの地区の庄屋さんだったそうで、建物は文化財に指定されているそうです。
台所。
土間ではなく、板の間です。
囲炉裏。
座る位置にも意味が有り、夫々の場所にどう言った立場の人が座る場所なのか記されています。
因みに我が家では、ゆきさん(カミサン)が上座です!
手前が「控えの間」。
一番奥で藩主が寝泊りしました。
本陣は「本業が宿屋」と言う訳ではないので、間取りだけをみると
「部屋数が少なく、設備がシンプル」
と言う印象を受けます。
普段は庄屋さんで、参勤交代で大名が訪れる際には本陣としての仕事をするのですが、一家はその間何処で暮らしたのかな?
その緊張感たるや並大抵の物ではないだろうなぁ。
「口煩いお姑さんが家にやって来る緊張感」みたいな物か?(其れ以上だろうな・・・)
館の横手の庭。
道中、代々の藩主やその家族は、この庭を見ながらどの様な事を考えていたのだろうか?
時間が有れば、腰を下ろして庭を見ながら物思いに耽っていたいのだが、未だ山に登る前。
此処で寛いでしまっては気持ちが萎えて山を登れなくなってしまう・・・。
明治初期迄は本陣としての仕事を行っていたそうですが、その後は養蚕をしていたとの事。
2Fは蚕部屋になっており、当時の道具を展示しています。
此処で気付いたのが複数有る照明の電球。
「パルックボール」
白熱電球ではなく、蛍光電球を使用していますね。
開館時間中ずっと点灯しているので、消費電力の低い蛍光電球を使用した方が良いし、白熱電球程熱を持たないのも利点。
「う~ん、こう言った所に迄エコ精神は浸透しているんだなぁ!」
としみじみ思った(ん?「展示物や養蚕業については?」と言われそうだな)。
事前に昼食用に買い物をしておいたのだが、登山口入口近くに手打ち蕎麦のお店を見付けたので、其処で昼食にした。
「休屋(やすみや)」と言う名のお店。
調べてみると、東京の豊島区南長崎に有った御蕎麦屋さんの道具一式を格安で譲り受けて開店したとの事。
看板や店内の壁に掛けられていた「本日の変りそば」と記された看板、蕎麦を盛る皿…等、閉店した「休屋」の物で、店名もそのまま「休屋」にしたとの事。
・休屋
【住所】神奈川県相模原市緑区千木良1227-8
【℡】042-684-5005
【営業時間】木・金・土・日の11:30~15:00(土日は16:00迄)
【HP】 http://www002.upp.so-net.ne.jp/men-Yu/index.html
・閉店された「休屋」についての記事
『ALL About』 「豊島区・南長崎/消え行く名店 休屋探訪記」
http://allabout.co.jp/gm/gc/219752/
この日は「葉わさびせいろ ¥780」を注文。
「変わりせいろ」は土日だけとの事。
土日に再び訪れてみたいものだが、ゆきさんとだと「鴨南そば ¥1100」、「にしんそば ¥900」を注文する事になりそうだなぁ。
下調べを全くせずに歩いていたので、「偶然の出逢い」と言った感じの発見で、こんな旅路は矢張り楽しい。
山中は「キノコ祭り真っ盛り!!」と言う状態だったのだが、其れについては次回に。
写真は登山道脇のお地蔵さん。
頭巾涎掛け(スカーフ?)がなかなかお洒落。
小仏城山山頂。
平日とは言え常時10人以上の登山者が山頂付近に居る。
客「明日から3日間(土日月の3連休)は凄いんじゃないの?」
茶屋の人「そうだね。凄いと思うよ」
と言った会話を耳にしましたが、土日は雨(しかも土曜は大雨でした)。
山小屋(茶屋)の人は、3連休に合わせて大量の物資を荷揚げしていたでしょうから、計算が狂ってしまったでしょうね。
小仏城山から高尾山への途中、一丁平のトイレの少し上に展望デッキが出来ていました。
完成して間もないと言う程ピカピカではないけれど、前に来た時には無かった様な・・・。
人が少ない日に此処でのんびりとするのは良いけれど、週末は混むだろうなぁ・・・。
出発が遅くなったので、行ける場所が限られる中で選んだコースでしたが、先ず先ず楽しむ事が出来た。
高尾と言うのは、交通の便が良く手頃な高さ・コースの長さ・所要時間なのが魅力だ。
この日のコースも然り。
唯、混雑する点が難点で、行くのなら平日がお勧めだ。
有休をとって4連休♪
とは言え、折角の連休も「土日が雨」と言う予報だったので、8日(金)にふらっと山に行って来た。
写真はJR相模湖駅。
合併で相模原市になったが、旧相模原市民から見ると、新たに合併した4町は不便な場所には変わりが無く、相模湖駅も降りたのはこの日が初めて。
駅前にバス乗り場が有り、その先に観光案内所、駅から南の方角に延びる道に商店街と言う構図。
観光案内所と昔ながらの商店街と言う光景が「地方の観光地」の雰囲気を醸し出しているが、この商店街もシャッターが下りたままの店や「テナント募集」の張り紙が貼られているお店が見受けられ、寂れた印象を受けた。
観光案内所では名産品が販売されており、夏みかんマーマレードと柚子餅を購入。
隣の相模原市藤野町では、ブルーベリーと柚子を名産品にしようとする活動が有り、夫々で作ったマーマレード、ジャム、ドレッシングが販売されていた。
他には津久井饂飩(乾麺)、くるみゆべし、柚子のポン酢、組紐と言った地元の名産品とポストカードや地元の個人作家が製作した小物を販売していた。
付近の商店は、地元の住民相手の商売をしていて、観光客向けの品物も一応置いていると言った状態。
観光名所が相模湖だけでは、正直難しいだろう。
同じ相模原市民として新たに合併した4町の事を気に掛けているのだが、この先どの様な方向性を示すべきなのだろうか?
夫々が持っている魅力や潜在能力を生かした施策が行われる事を望む。
当初相模湖沿いに歩いて小仏城山を目指そうと思ったのだが、歩道が無く、其れでいて大型車等の車が引っ切り無しに通る状況に辟易して断念。
来た道を戻り、甲州街道を通って城山へ向かう事にした。
因みに小仏城山(こぼとけしろやま)と言うのは、あくまで他の城山と区別する為の名だ。
周囲には城山が複数有り、其れ等を区別する為に「小仏城山・津久井城山・八王子城山」と呼んでいる。
城山と言う名からも想像が出来る様に津久井・八王子の2つの城山は城跡なのだが、小仏の城山に城が有ったと言う案内板を見た記憶が無い。
検索してみると戦国時代以前の小規模な山城が有ったと記した物が有るが、他の2つの城山の様な豊富な記録は見付からなかった。
登山者の数では小仏城山の方が圧倒的に多く、著名な山なのだけれど・・・。
写真は小原宿(おばらしゅく)の入口から見た光景。
11月3日に大名行列を再現した本陣祭りが催されるので、その幟が家々の前に掲げられている。
景観との兼ね合いで建築物の高さ制限が有るのかな?
写真の様な旧宅が残っているだけでなく、他の家々も皆大体横並びの高さで地味目な色合いでしたね。
残念なのは此処が甲州街道で、現在も交通の要所だと言う事。
業務用の車両(大型・小型トラック等)を中心に車両の交通量が非常に多い。
真っ直ぐな道ではなく、結構スピードを出している車も居り、雰囲気に浸ると言う状況ではない。
車両用の通りが他に有れば、宿場跡の装いを前面に出したPRが出来るのだけれど・・・。
車に気を付けながら、排気ガスとエンジン音に顔をしかめながらの散策でした。
本陣前にて。
無料で一般公開されています。
受付をされていた方が、「神奈川県下で現存している本陣は此処だけ」と仰っていました。
甲州街道だけでなく、東海道も通っており、宿場街も複数有るのに皆無くなってしまったのか・・・。
因みにこの地区の庄屋さんだったそうで、建物は文化財に指定されているそうです。
台所。
土間ではなく、板の間です。
囲炉裏。
座る位置にも意味が有り、夫々の場所にどう言った立場の人が座る場所なのか記されています。
因みに我が家では、ゆきさん(カミサン)が上座です!
手前が「控えの間」。
一番奥で藩主が寝泊りしました。
本陣は「本業が宿屋」と言う訳ではないので、間取りだけをみると
「部屋数が少なく、設備がシンプル」
と言う印象を受けます。
普段は庄屋さんで、参勤交代で大名が訪れる際には本陣としての仕事をするのですが、一家はその間何処で暮らしたのかな?
その緊張感たるや並大抵の物ではないだろうなぁ。
「口煩いお姑さんが家にやって来る緊張感」みたいな物か?(其れ以上だろうな・・・)
館の横手の庭。
道中、代々の藩主やその家族は、この庭を見ながらどの様な事を考えていたのだろうか?
時間が有れば、腰を下ろして庭を見ながら物思いに耽っていたいのだが、未だ山に登る前。
此処で寛いでしまっては気持ちが萎えて山を登れなくなってしまう・・・。
明治初期迄は本陣としての仕事を行っていたそうですが、その後は養蚕をしていたとの事。
2Fは蚕部屋になっており、当時の道具を展示しています。
此処で気付いたのが複数有る照明の電球。
「パルックボール」
白熱電球ではなく、蛍光電球を使用していますね。
開館時間中ずっと点灯しているので、消費電力の低い蛍光電球を使用した方が良いし、白熱電球程熱を持たないのも利点。
「う~ん、こう言った所に迄エコ精神は浸透しているんだなぁ!」
としみじみ思った(ん?「展示物や養蚕業については?」と言われそうだな)。
事前に昼食用に買い物をしておいたのだが、登山口入口近くに手打ち蕎麦のお店を見付けたので、其処で昼食にした。
「休屋(やすみや)」と言う名のお店。
調べてみると、東京の豊島区南長崎に有った御蕎麦屋さんの道具一式を格安で譲り受けて開店したとの事。
看板や店内の壁に掛けられていた「本日の変りそば」と記された看板、蕎麦を盛る皿…等、閉店した「休屋」の物で、店名もそのまま「休屋」にしたとの事。
・休屋
【住所】神奈川県相模原市緑区千木良1227-8
【℡】042-684-5005
【営業時間】木・金・土・日の11:30~15:00(土日は16:00迄)
【HP】 http://www002.upp.so-net.ne.jp/men-Yu/index.html
・閉店された「休屋」についての記事
『ALL About』 「豊島区・南長崎/消え行く名店 休屋探訪記」
http://allabout.co.jp/gm/gc/219752/
この日は「葉わさびせいろ ¥780」を注文。
「変わりせいろ」は土日だけとの事。
土日に再び訪れてみたいものだが、ゆきさんとだと「鴨南そば ¥1100」、「にしんそば ¥900」を注文する事になりそうだなぁ。
下調べを全くせずに歩いていたので、「偶然の出逢い」と言った感じの発見で、こんな旅路は矢張り楽しい。
山中は「キノコ祭り真っ盛り!!」と言う状態だったのだが、其れについては次回に。
写真は登山道脇のお地蔵さん。
頭巾涎掛け(スカーフ?)がなかなかお洒落。
小仏城山山頂。
平日とは言え常時10人以上の登山者が山頂付近に居る。
客「明日から3日間(土日月の3連休)は凄いんじゃないの?」
茶屋の人「そうだね。凄いと思うよ」
と言った会話を耳にしましたが、土日は雨(しかも土曜は大雨でした)。
山小屋(茶屋)の人は、3連休に合わせて大量の物資を荷揚げしていたでしょうから、計算が狂ってしまったでしょうね。
小仏城山から高尾山への途中、一丁平のトイレの少し上に展望デッキが出来ていました。
完成して間もないと言う程ピカピカではないけれど、前に来た時には無かった様な・・・。
人が少ない日に此処でのんびりとするのは良いけれど、週末は混むだろうなぁ・・・。
出発が遅くなったので、行ける場所が限られる中で選んだコースでしたが、先ず先ず楽しむ事が出来た。
高尾と言うのは、交通の便が良く手頃な高さ・コースの長さ・所要時間なのが魅力だ。
この日のコースも然り。
唯、混雑する点が難点で、行くのなら平日がお勧めだ。
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