2008-12-19 23:22:11
三千院の後は、実光院へ行きました。
実光院は勝林院の僧院で、勝林院は1013(長和(ちょうわ)2)年に慈覚大師円仁の9代目の弟子である寂源が建立した寺です。
実光院は小さい建物ですが、11月のこの時期にも花を咲かせる「不断桜」が有る庭園が有ります。
上の写真がその不断桜。
よく見るソメイヨシノよりも小さな花で、花弁の感じもちょっと違いますね。
満開と言うよりも少しずつ代わる代わる長期間に渡って咲くようです。
人との比較で樹の大きさはこんな感じ。
小振りな桜の樹です。
此処で知ったのは杉の樹の枝の切り方、枝の伸ばし方。
幹を切り、横に伸びる枝も切り、上に伸びる細い枝を伸ばしているのですが、此れなら枝を切ったり、伸ばしたりし易い状態を保てますし、樹の向こうの景色も遮らず、陽の光も入ります。
「こう言う切り方、伸ばし方、管理の仕方も有るんだなぁ」
と、新発見。
建物の中には様々な楽器が展示され、幾つかは実際に叩いてみる事が出来ます。
此れは中国の楽器で、調律が難しい為に日本では広まらなかったそうで、近年日本で作られたものを展示していると説明書きに有りました。
此れはガラスケースの中の楽器。
チベット楽器です。
此れもチベットのマニ車と言う物。
此れは平べったい石を叩く楽器で、鉄筋の様な高い音がします。
道の突き当たりに有るのが勝林院。
大きな本堂のお寺ですが、今回は参拝しませんでした。
突き当たりの勝林院を左に曲がった所に有るのが宝泉院。
正面の巨大な五葉松(ごようまつ)に驚かされます。
建物の内部は撮影禁止です。
内部から見た庭園と五葉松や水琴窟(すいきんくつ)、関が原の戦いのきっかけとなった徳川方の伏見城の床板を天井として利用している「血天井」等が有り、抹茶とお菓子を頂きながら庭を眺める事が出来ます。
此処は期間限定で夜間参拝が出来、ライトアップされた庭を眺める事が出来ます。
宝泉院の横手を通り、坂を下っていくと、田畑と点々と有る長閑な集落の中の道に出ます。
道端には「大原の昔話」と記された地元の逸話を記した看板が有りました。
私の住む相模原市や実家の有る座間市にも昔話(童話)や様々な逸話が有りますが、きちんと覚えている物は少ないなぁ・・・。
せめて地元の事位は話せるようにしたいですね。
集落の中も、参道沿いは土産物店や食堂が並んでいます。
此処は「寺子屋」と言うお煎餅屋さん。
目の前で焼いています。
カミサンは胡麻と唐辛子。
私は串刺しの胡麻煎餅を注文。
濡れ煎餅の様な食感です。
見た目が非常に焼き鳥に似ていますね。
御土産に買って行って、「焼き鳥」と言って食べさせても面白そうですね。
此れは他のお店。
みたらし団子ですが、此れがとても美味しい。
お持ちは自家製なのでしょう。
柔らかい物なのですが、何と言ってもタレが美味しい。
色が非常に濃いので、
「塩気や甘味がきついのかな?」
と思ったのですが、僧ではなく、味に深みが有ると言うか、何と言うか・・・。
観光地のお茶屋と言う感じなのですが、大発見!
東京都内の百貨店での地方のお土産物展に出店したり・・・と、幾つかの胃弁飛べ出店されているそうで、そう言ったスケジュールが店内に記されていました。
宿で荷物を受け取り、バスで四条烏丸(しじょうからすま)へ。
大通り沿いの商店街を散策した後は、この日宿泊する嵐山に移動。
嵐山は中学の修学旅行以来ですので、19年振りの訪問。
あの時は班行動で1日を過ごしましたが、特別興味を持っていない状態での京都旅行だったなぁ・・・。
矢張り、大人になってから訪れる方がより多くの物に気付き、感じる事が出来ますね。
駅の電灯は、この様な被いが被せられており、黄色い淡い灯りになっています。
紅葉(もみじ)と桜の花の模様のワンポイントが有りました。
こう言ったチョットした飾りや演出が良いですね。
河原を歩いて渡月橋(とげつきょう)へ向かいます。
写真の奥に見える平べったい物が渡月橋です。
橋の反対側の河原はこんな感じ。
観光客やカップルがベンチでのんびりとしています。
この日は満月なのか満月に近い状態なのか、まん丸のお月様が昇っていました。
渡月橋の上から川を見ると、川の中州を何やら四足の動物が歩いていました。
「ん?何だ?」
と思いカミサンと2人見ていたのですが、川鼠よりも遥かに大きいし、カワウソと言うよりビーバーと言うかカピバラに近い感じ。
帰宅後に調べると、外来種の「ヌートリア」が野生化して棲息しているとの事。
外来生物が棲み付いてしまっているのは問題なのですが、貴重な物を見る事が出来ましたし、のそのそと歩き回るその姿はほのぼのとした気持ちになりますね。
此れがこの日の宿の「らんざん」と言う宿。
川沿いに有るのですが、建物が引っ込んでいるのと、川沿いは宴会用の大広間や食堂で、客室は写真で言うと左手の道や右手の料理店の方を向いているので、川は見えません。
「何でこんな配置にしたのかな?」
と疑問。
客室はこんな感じ。
和室ではなく、洋間でした。
和室は大部屋しか無いとの事。
ベットは中学か高校以来だから、慣れないですね。
室内のTVや空気清浄機、電気ポットと言った家電がCMで盛んに宣伝されている最新式の物であったのが驚き。
ごく最近リニューアルオープンしたのかな?
でも、最新式の物にする事はないのになぁ・・・。
TVではW杯アジア予選が放映されていました。
日本vsカタールの試合で、カミサンと揃って観戦しましたね。
宿の食事は何だか地元の商店や産物・業者が納入する物のオンパレードと言う感じ。
昨日の大原の宿が厨房で1つ1つ手を加えたり、作っていたのに対し、綺麗だけれど温か味の無い印象を受けましたね。
味も細かい手間隙や工夫・演出と言う点も昨日の宿の方が上だったなぁ・・・。
値段は殆ど変わりませんが、大きなホテルとか旅館の会社としてのサービスと言う感じですね。
悪くは無いけれど、印象には残らない宿ですね。
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