蛍のひとりごと

徒然に、心に浮かんでくる地唄のお話を、気ままに綴ってみるのも楽しそう、、、

イベント報告 11/14「芸者と能装束」

2021年11月16日 | イベントのご案内
先週末11/14(日)に #久良岐能楽堂 で開催された
「芸者と能装束」
に小野真由美先生と金田和歌奈先生が地唄舞の地方としてご出演されました❗️

1部の地唄舞では、会場内は蝋燭🕯を灯し、神秘的な空間を演出されて、
薄灯りの中での演奏や舞は、普段スポットライトを浴びるお舞台では味わえない「粋」なステージでした😊

2部のお座敷芸では横浜芸者の皆様による太鼓、笛、お三味線、唄、踊りのパフォーマンスで
客席からも手拍子あり、大変盛り上がりました⤴️

舞台のようすは後日オンライン配信しますのでお楽しみに🎵

(文:藤枝)

できた!の積み重ね

2021年11月15日 | 楽しいお稽古講座
3歳からお箏を始めた娘も小学1年生となり、
習い事の中でお箏が最長記録を更新しております。

娘のお箏大好きなポイント、それは先生が大好きだということ。
娘を指導してくださる小野先生は、
「あら、出来たわね!そうそう、よく覚えたわね!」と、
ただ褒めるだけではなく自信に繋がるお声がけで、娘のヤル気をどんどん出して下さるからです。

最初は上手に弾けなくても徐々に弾けるようになり、
暗譜した時の「出来た!」は達成感そのものです。

やれば出来る!を積み重ね、出来ないからしたくないと言わない様になりました。

お箏で培った頑張る力が今では他の事にも実を結ぶようになりました。

人の心を動かす「芸」とは何かを感じ、学べるお箏。
日々芸を磨かれている小野先生の人生観や人間性は、お箏を教えて頂くこと以上に学ぶことが沢山あります。
何事も先生との出会いは大切ですね☺️

写真は、お三味線で「さくら」を教えて頂いているところです。
一音一音、丁寧に、先生に出来た!と褒められ嬉しそうな娘です。

家で練習をしている時は「そこ間違ってる!もっとここはこう!」と、つい口を出し過ぎてしまい娘のヤル気を削いでしまっている私ですが、娘に対する先生の接し方をみて毎回反省しております笑。

(文:佐藤)

お箏の楽譜について

2021年11月14日 | 地唄箏曲よもやま
本日の記事は、アッシュビルよりお届けします。

日本や海外でのイベントで演奏やワークショップを行うと、さまざまな質問をお受けします。
特に多いのがお箏の材質や楽譜についてです。

和楽器の楽譜は、五線譜とは全く異なります。

お箏の13本の弦には、それぞれ番号と名前が付いています。
一番遠いところから、漢字の番号で一から十。
11から13は、斗(と)、為(い)、巾(きん)という名前がついています。

楽譜にはいろいろな種類があり、流派によって異なる事があります。

私たちは通常、上から下、右から左に読むスタイルの楽譜を使用します。
(横書きや、左から右にめくる楽譜もあります)

写真の楽譜はお箏、十七絃、胡弓、三味線、尺八を組み合わせた合奏用の楽譜です。

箏と同様に、17弦の箏は漢字で一から十、11から17には数字の番号が付けられています。
小さな「オ」や「ヲ」は、左手で弦を押して半音や一音を上げる記号です。
他にも、さまざまなテクニックを指示する記号があります。

これらの楽譜は約80年前に作り始められたそうです。

それまでのお稽古はすべて口承で行われ、生徒は先生の演奏を聞いて、弾き方を見て覚えていたそうです。

他の写真の多くは、2015年クロアチアのザグレブ大学にてワークショップを行った時のものです。
クロアチア、スロベニアの演奏ツアーにつきましては、次のリンク先でご覧ください。
https://mionokaiinfo.jimdofree.com/workshop/

(文;三上)

In Japan as well as here in Asheville, when I playing koto at an event and workshop, I used to be asked questions about the sheet music.
How it looks like and how to read it.
It is completely different from the sheet music of the staff notation.
The 13 strings, a regular koto, have a number and a name on each string.
From the farthest, one to ten assigned number in Kanji. Eleven to thirteen has different name "斗To" "為 E" and "巾 Kin".
There are several different styles of sheet music. It depends on the school.
We usually use this style of the sheet music, which reads from top to bottom and from right to left.
The photo is an ensemble sheet music that combines 17-string base koto, kokyu, shamisen, and shakuhachi.
Like the koto, the 17-string base koto is numbered 1 to 10 in kanji and 11 to 17 in number.
The small "オ(O)" and "ヲ(WO)" are symbols that change the tone by pressing a string with left hand. There are other symbols that indicate different techniques.
These sheet music were developed about 80 years ago.
Until then, all lessons were verbal and students had to hear (see) and remember from the teacher.
The photos are at a workshop at the University of Zagreb in Croatia in 2015.
The link below is that reports.
https://mionokaiinfo.jimdofree.com/workshop/



能のおはなし

2021年11月13日 | その他のよもやま
明日11/14は
『芸者と能装束』
で久良岐能舞台で美緒野会が地唄舞の地方として蝋燭の灯火の中、
『夕顔』と『八島』に出演致します。

今日は『能』について記憶に残っているお話し。
徳川幕府は広い日本全土の武家とのコミュニケーション向上の一環として、
全国共通語を設ける目的で藩主に能楽の教育を義務付けたというお話しを伺ったことがあります。

当時の能楽師の苦悩が想像できますね。

教える立場でありながら、
親方さまのご機嫌を損なわせて刀を振られたらどうしよう❗️
と命懸けのお稽古だったことでしょうか😳 

タイムトラベルができたら、当時の先生方にインタビューしてみたいです❣️

さて、能装束は役柄によって決まりごとがあって、
その美しさだけでなく、約束事を知っていると、また一段と楽しめますね😍

明日の『芸者と能装束』の様子は後日のYouTube配信をお楽しみに🤗

演奏動画 「八段の調」(三絃)~品川区民芸術祭2021~

2021年11月12日 | 演奏動画のご紹介
11月7日(日)スクエア荏原にて、
品川区民芸術祭2021
に出演いたしました。

美緒野会は
🌸八段の調
を演奏いたしました。

八段の調については10/8の投稿でもお箏の動画をご紹介しましたが、
今回は三絃でお送りしております。

本手・替手に分かれて総勢19名で演奏する三絃の八段は、
後半に進むにつれ大変盛り上がります☺️💕

ぜひ最後までお楽しみください❗️

演奏動画はこちら👇
https://m.youtube.com/watch?v=nLJopO1HfGE&feature=youtu.be

(文:金田)