バンブルビー(2018) 去年、この映画の予告についての感想を書いた。 あれから半年ぐらい経って公開されたので見てきた。
予告の時点でおそらく面白いであろうと思っていたが、本編もちゃんと面白かった。
マイケル・ベイのトランスフォーマーは全部で5作あるが、俺が見てるのは3作目「ダークサイド・ムーン」までだ。
4作目も見たような記憶はあるが、適当に流した程度。 元々、実写トランスフォーマーのデザインが受け入れ難く、
映画のトランスフォーマーはほとんど買ってない。 どうしてもあの顔がトランスフォーマーとは思えないのである。
原作から変えなければ多少変わるのはしょうがないが、あまりにも変わり過ぎである。
特にいつも納得行かなかったのはメガトロンとスタースクリームだ。
メガトロンが銃から変形出来ないのはしょうがないとはいえ、エイリアンジェットやらタンクやら実車が変形しないのはあまりいいとは思えない。
3作目ではボロいトラックから変形していて、とてもカッコよかった。
が、劇中ではほとんど活躍せず終盤でさくっと殺される。
スタースクリームのデザインも元のかっこよさが全く反映されておらず、名前が一緒の別人といった感じだ。 4作目からは見ていないが、コンボイのデザインはさらに悪くなってしまった。 グリムロックなどダイノボットたちも出てくるが、謎の有機的デザイン恐竜ロボになっていて恐竜が変形するってところだけが一緒で、グリムロック感はないなと思う。
メガトロンは変形方法が、細かいダイスキューブに分かれて体を再構成するとかいうわけのわからん方法に。 それ、トランスフォーマーの必要あるか? 5作目の副題が「最後の騎士王」とかいって最高にダサい。 と、これまでの映画は原作へのリスペクトが全く感じられなかった。 だが、今作は違う。 冒頭はセイバートロン星での戦いから始まる。 このシーンではサイバトロンとしてラチェット、アーシー、ホイルジャック?、アイアンハイドらしき人たちがいた。
デストロン側は、スタースクリーム、サウンドウェーブ、レーザーウェーブの3人が揃っていた。
サウンドウェーブはさらにジャガーまで出してた!
スタースクリーム以外にもスカイワープ、サンダークラッカーだと思われる2人も出てた。 また冒頭シーンの彼らはアニメのデザインとほぼ一緒のデザインだった。 コンボイもG1のデザインで出てきた。
やはり旧来のデザインとある程度似てる方が親近感が湧きやすくて良かった。
地球で襲ってきた戦闘機が変形するトランスフォーマーはスタースクリームだと思っていたが、ブリッツウイングらしい。
カッコよかったが、すぐにやられて残念だった。
クリフジャンパーは半分に斬られていたが、ゾンビになって復活するのか?
今作のトランスフォーマーは、トランスフォーマーがおもちゃである、といった描き方をしているシーンがちょいちょいあって良かった。 誰でも子供の頃はトランスフォーマーをオレ変形させて遊んだと思う。 劇中でも一部だけ変形しなかったり、自動車形態で一部だけロボットにするという芸当を見せていて、玩具でもこういった遊び方したなぁと思った。
最後のシーンでバンブルビーとコンボイが並んで走るシーンはめっちゃ良かった。 ただやっぱカマロになってしまった、ってことはあのあと、マイケルベイトランスフォーマー1作目に繋がるってことなのか??
今作はいわゆる、「超生命体トランスフォーマー」と「実写トランスフォーマー」をうまく融合させた作品だったと思う。
話もわかりやすいしトランスフォーマー初心者でも楽しめる映画だった。
これの続編が作られる、といった情報があったが是非この雰囲気で作って頂きたい。
キャラデザも人気キャラ出すならある程度、原作を踏襲していって欲しいなぁ。