だいぶ昔に読んだ本なので、ちょっとくたびれてますが…
僕は村山由佳さんのファンで、いろいろと読んできました。
村山由佳さんは、最近では作風がガラリと変わって、官能小説家に転身するのか、なんて言われたり、
ご自身の過激な言動も、話題になりましたけど、
その片鱗は、このだいぶ昔の作品にも現れていますね。
男性目線のセックス描写、といいますか、僕などは根が嫌いではないものですから、つい読みふけってしまいましたが、
そうとう過激な内容です。
でも、いくらエロエロなことを書いても、やっぱり村山由佳は村山由佳だ、というのが、僕の感想です。
過激な性描写はあくまでツールとしてであって、そこはちゃんと、彼女らしいピュアな恋愛を描いているのですね。
描きたいものがピュアであるからこそ、かなり踏み込んだ性のことも表現する、といったところでしょうか。
