小池龍之介さん、一時期テレビによく出ておられましたが、現在はどうされているのでしょう。
無宗派のお坊さんで、ご自身の修行のかたわら、座禅教室を開いたりされているようですが、
そんな彼が自分の過去のことや、仏教の教えについての考えなどを述べた本です。
東京大学在学中、哲学やマルクス主義などにかぶれ、人の批判ばかりしていた、ということや、
結婚したが、奥様に手を挙げてしまい、結局、離婚してしまったことなど。
タイトルの通り、「坊主失格」だったご自身のことを赤裸々に綴られています。
また、そんな自分が座禅に出会い、修行を積むうちに、心静かな人間になることができた、ということも。
読むとなんとなく元気の出る本ですね。