最近、映画の記事が続いております。
今回は、本格SF映画です。
火星への有人飛行が実現している近未来が舞台です。
宇宙飛行士の一人が、事の間違いから、たったひとり、火星に取り残されてしまいます。
彼は死んだものと勘違いされ、地球では彼の葬儀も営まれるのですが、
やがて、生きていることが判明します。
しかし、水も食料も酸素も限られた中で、
はるかな火星で、救助が到着するまで、彼は生き延びることができるのでしょうか…?
現実の世界では、火星への有人飛行はまだ実現していない、というのは、ご存じのとおりです。
火星旅行なんていうとロマンティックな感じもしますけど、僕としては、あまり賛成できません。
宇宙とは人類の敵ではないと思いますけど、決して味方ではないとも思うんです。
この映画のようなことが起こったら大変だ、というのもありますが、
もし火星に、どんな原始的であれ生物がいるとしたら、
人類は、一歩もそこへ足を踏み入れるべきではないと思います。
まあ人それぞれ、いろいろな考え方があるでしょうけど、
この映画のように、ひとりの人間を救うために地球すべてが結束すること、
そっちの方が、宇宙旅行そのものより、よほど大切な気がします。