渋谷イメージフォーラムで想田和弘監督の「演劇1」を見る。
「演劇」は、劇作家平田オリザと、彼の主宰する劇団「青年団」を撮ったドキュメンタリー(想田監督自身に言わせるとドキュメンタリーではなく観察映画とのこと)で、1部と2部にわかれ、1と2合わせると5時間40分という大作である。
ちなみに今週は「演劇1」のみの朝一回上映とのことで残念ながら「演劇1」のみの鑑賞となった。
実は、今朝、目が覚めたときブレッソンの「白夜」を見に行くか、想田の「演劇1」を見に行くか、ベッドのなかでしばし逡巡したのだが、結局本能の赴くままに渋谷イメージフォーラムへと足を運んだ次第である。
ちなみに、ブレッソンの「白夜」には、これまでに二度振られている。
どういうことかというと、
劇場では映画の上映終了の時期が近くなってくると、上映回数を減らしたりして、他の映画と併映の形をとるということをよくやる。そのためスケジュールを十分確認しないで見に行くと見たい映画が見られないという事態が起こる。そのようなミスを犯さないように日頃気をつけているつもりなのだが、「白夜」に関して言えば、上映時間にギリギリセーフのつもりで劇場に駆け込んでみたところが「申し訳ありません。昨日から上映時間が変更となっております」という何ともお恥ずかしいポカを一度ならず二度までもやってしまったのだ。
であるからして本来なら意地でも「白夜」を見ることにこだわらなければならないところなのだが、何故か、今朝は“逆にこれはひょっとすると「演劇1」を見に行けという神様からのお告げかもしれない”と思ったのである。
しかして・・・。
この選択は結果的に正しかった。
まことに素晴らしい映画であった。
間違いなく今年の個人的なベストの1本である。
それくらい興奮した。
まず、なにはともあれ被写体である平田オリザという人間がとにかく素晴らしい。
ぶっちゃけ、被写体として平田オリザという人物を選んだ時点でこの映画の成功は保証されていたと言ってよいのではないだろうか。
この人物が何故にこれほど人を惹きつけるのか。それを言葉で表現するのは難しい。
しかし、この映画をみた人ならこの人物の途方もない魅力にただちに気が付くはずだ。
まるで発せられた言葉ひとつひとつが胸に突き刺さってくるような、そんな不思議な感覚がこの人にはある。
言葉を操ることを生業とすることの凄みを感じる映画だ。
ちなみに、映画のなかで青年団のみなさんがブレッソンの「バルタザールどこへ行く」をみながら演劇論を戦わせるシーンが出てくるのである!!
この映画を見よ!という神の啓示は本当だったのだなーと感じる。
絶対おすすめの1本(というか2本)である!
「演劇」は、劇作家平田オリザと、彼の主宰する劇団「青年団」を撮ったドキュメンタリー(想田監督自身に言わせるとドキュメンタリーではなく観察映画とのこと)で、1部と2部にわかれ、1と2合わせると5時間40分という大作である。
ちなみに今週は「演劇1」のみの朝一回上映とのことで残念ながら「演劇1」のみの鑑賞となった。
実は、今朝、目が覚めたときブレッソンの「白夜」を見に行くか、想田の「演劇1」を見に行くか、ベッドのなかでしばし逡巡したのだが、結局本能の赴くままに渋谷イメージフォーラムへと足を運んだ次第である。
ちなみに、ブレッソンの「白夜」には、これまでに二度振られている。
どういうことかというと、
劇場では映画の上映終了の時期が近くなってくると、上映回数を減らしたりして、他の映画と併映の形をとるということをよくやる。そのためスケジュールを十分確認しないで見に行くと見たい映画が見られないという事態が起こる。そのようなミスを犯さないように日頃気をつけているつもりなのだが、「白夜」に関して言えば、上映時間にギリギリセーフのつもりで劇場に駆け込んでみたところが「申し訳ありません。昨日から上映時間が変更となっております」という何ともお恥ずかしいポカを一度ならず二度までもやってしまったのだ。
であるからして本来なら意地でも「白夜」を見ることにこだわらなければならないところなのだが、何故か、今朝は“逆にこれはひょっとすると「演劇1」を見に行けという神様からのお告げかもしれない”と思ったのである。
しかして・・・。
この選択は結果的に正しかった。
まことに素晴らしい映画であった。
間違いなく今年の個人的なベストの1本である。
それくらい興奮した。
まず、なにはともあれ被写体である平田オリザという人間がとにかく素晴らしい。
ぶっちゃけ、被写体として平田オリザという人物を選んだ時点でこの映画の成功は保証されていたと言ってよいのではないだろうか。
この人物が何故にこれほど人を惹きつけるのか。それを言葉で表現するのは難しい。
しかし、この映画をみた人ならこの人物の途方もない魅力にただちに気が付くはずだ。
まるで発せられた言葉ひとつひとつが胸に突き刺さってくるような、そんな不思議な感覚がこの人にはある。
言葉を操ることを生業とすることの凄みを感じる映画だ。
ちなみに、映画のなかで青年団のみなさんがブレッソンの「バルタザールどこへ行く」をみながら演劇論を戦わせるシーンが出てくるのである!!
この映画を見よ!という神の啓示は本当だったのだなーと感じる。
絶対おすすめの1本(というか2本)である!
ちゃんと「2」も見にいけるといいね。
しかし、きっとどっちに行っても「正しかった」って言ってるような気がする2択だな。
週末にむけて、いろいろよろしく~
たしかに、どっちに行っても当たりのような気がする。
しかし、それにしても「演劇」は当たりだった。
家にかえって平田オリザの本を片っ端からアマゾンで注文しちゃいました(笑)
週末頑張って下さい。
時間までに間に合うかちょっと心配です。