アメリカは本日からクリスマス休暇に突入しました。
今日から来週の月曜まではほとんどの会社がお休みになります。
とくに25日はスーパーからレストランにいたるまですべて閉まってしまうので、それまでにクリスマス用の食料を確保しておく必要があります。
ところで、今日は自分へのクリスマスプレゼントというわけでもないのですが、全米公開となったばかりのスピルバーグの新作“Munich”(邦題:ミュンヘン)を見てきました。
お昼の12:30からの回を選んで行きましたが、予想に反して客席はガラガラ。
お客さんは全部で30人ぐらいしか入っていませんでした。(ちなみに隣の部屋でやっていたKING KONGのほうはずいぶん賑わっていたようです)
尚、この映画“Munich”についてよくご存じない方はこちらとかこちらをまずご覧ください。
僕の場合、英語の聞き取りにまだまだ難がありまして、細部まで十分に把握できておりませんので、ここではあれこれ偉そうなことを書くのは控えまして、ごく簡単に感想のみを述べておくことにします。
まず、当初の触れ込みでは、「残酷な描写が多く、席を立つ人が続出!!」ということでしたが、僕の見た限り席を立たずにいられなくなるほどのシーンはなかったように思います。僕の感受性がよほど鈍いか、あるいは残酷シーンが意図的にカットされていたかのどちらかだと思いますが、おそらく後者の可能性が高いのではないでしょうか。なぜなら、噂に聞いていた“爆弾で下半身を吹き飛ばされた人が地べたでのたうちまわるシーン”がどこにも出てこなかったので。。
さて内容に関してですが、ロシア系ユダヤ人の家系に育ち“シンドラーのリスト”でユダヤ人の悲劇に真正面から取り組んだスピルバーグが、最終的に今回のテーマに到達せざるをえなかったのはきわめて自然な流れであるように思います。しかし、このデリケート極まりないテーマで映画を撮るのには彼自身相当の覚悟がいっただろうと想像します。特に彼は今までユダヤ人の代弁者であると見做されてきましたから、描き方次第では反ユダヤの裏切り者に容易になり得たでしょうし、事実すでにイスラエル国内ではこの映画に対して轟々たる非難が巻き起こっているとききます。
その意味では、「タブーに挑んでよくぞここまで描いた」と評価できる一方で、(複雑なスピルバーグの心情が透けて見えてしまうぶん)「どっちつかずで物足りない」とケチをつけることもできるかもしれません(個人的には後者の印象が強かった)。
尚、アメリカ国内の評価もいまひとつのようです。(アメリカの批評家連中にはユダヤ系が多いのもその理由のひとつなのだとか。。)
しかし、いずれにしても近年にない問題作であることは間違いないでしょう。
特にラストシーンは非常に印象的です。詳しくは書きません。見てのお楽しみ!
それではみなさま
Happy Holidays!!!
P.S.1 ちなみに、ホテル・ルワンダがいよいよ年明けに日本公開になります。絶対見てください!
P.S.2 前回の記事の中で触れた「反米嫌日戦線」の“死ぬのはやつらだ”さんがSeesaaブログに場所を移して活動を再開されました(ここ)。ブログのタイトルも「反米嫌日戦線「狼」」に変更になっています。(70年代半ばに大企業に対する爆弾闘争を繰り広げた極左ゲリラ組織「東アジア反日武装戦線「狼」」からとったネーミングです(多分)。ご存知ない方はこちらをどうぞ)
今日から来週の月曜まではほとんどの会社がお休みになります。
とくに25日はスーパーからレストランにいたるまですべて閉まってしまうので、それまでにクリスマス用の食料を確保しておく必要があります。
ところで、今日は自分へのクリスマスプレゼントというわけでもないのですが、全米公開となったばかりのスピルバーグの新作“Munich”(邦題:ミュンヘン)を見てきました。
お昼の12:30からの回を選んで行きましたが、予想に反して客席はガラガラ。
お客さんは全部で30人ぐらいしか入っていませんでした。(ちなみに隣の部屋でやっていたKING KONGのほうはずいぶん賑わっていたようです)
尚、この映画“Munich”についてよくご存じない方はこちらとかこちらをまずご覧ください。
僕の場合、英語の聞き取りにまだまだ難がありまして、細部まで十分に把握できておりませんので、ここではあれこれ偉そうなことを書くのは控えまして、ごく簡単に感想のみを述べておくことにします。
まず、当初の触れ込みでは、「残酷な描写が多く、席を立つ人が続出!!」ということでしたが、僕の見た限り席を立たずにいられなくなるほどのシーンはなかったように思います。僕の感受性がよほど鈍いか、あるいは残酷シーンが意図的にカットされていたかのどちらかだと思いますが、おそらく後者の可能性が高いのではないでしょうか。なぜなら、噂に聞いていた“爆弾で下半身を吹き飛ばされた人が地べたでのたうちまわるシーン”がどこにも出てこなかったので。。
さて内容に関してですが、ロシア系ユダヤ人の家系に育ち“シンドラーのリスト”でユダヤ人の悲劇に真正面から取り組んだスピルバーグが、最終的に今回のテーマに到達せざるをえなかったのはきわめて自然な流れであるように思います。しかし、このデリケート極まりないテーマで映画を撮るのには彼自身相当の覚悟がいっただろうと想像します。特に彼は今までユダヤ人の代弁者であると見做されてきましたから、描き方次第では反ユダヤの裏切り者に容易になり得たでしょうし、事実すでにイスラエル国内ではこの映画に対して轟々たる非難が巻き起こっているとききます。
その意味では、「タブーに挑んでよくぞここまで描いた」と評価できる一方で、(複雑なスピルバーグの心情が透けて見えてしまうぶん)「どっちつかずで物足りない」とケチをつけることもできるかもしれません(個人的には後者の印象が強かった)。
尚、アメリカ国内の評価もいまひとつのようです。(アメリカの批評家連中にはユダヤ系が多いのもその理由のひとつなのだとか。。)
しかし、いずれにしても近年にない問題作であることは間違いないでしょう。
特にラストシーンは非常に印象的です。詳しくは書きません。見てのお楽しみ!
それではみなさま
Happy Holidays!!!
P.S.1 ちなみに、ホテル・ルワンダがいよいよ年明けに日本公開になります。絶対見てください!
P.S.2 前回の記事の中で触れた「反米嫌日戦線」の“死ぬのはやつらだ”さんがSeesaaブログに場所を移して活動を再開されました(ここ)。ブログのタイトルも「反米嫌日戦線「狼」」に変更になっています。(70年代半ばに大企業に対する爆弾闘争を繰り広げた極左ゲリラ組織「東アジア反日武装戦線「狼」」からとったネーミングです(多分)。ご存知ない方はこちらをどうぞ)
ちなみに、クリスマスは上記にあるみなさんのコメントの通りでございました。久々に飲み過ぎまして、翌日は近年まれに見るひどい二日酔いでした。。お恥ずかしい限りです。。。同席の皆さんにかなり顰蹙を買っていたのではないかと不安です。。
ちなみに正月の予定はとくになく、溜まった仕事をひたすら片付けたいと思います。
ヒューストンはここ数日、冷房でも入れたくなるぐらいのいいお天気に恵まれております。日本はかなり寒そうですね、雪のほうは大丈夫ですか?風邪などひかれませんようお気をつけください。
では本年同様、来年もまたお付き合いくださいますようよろしくお願いいたします。
クリスマスはいかがお過ごしでしょうか。
休暇中はお出かけになるのでしょうか。
日本は12月としては異例の寒さで、西日本も各地で積雪を記録しました。私も明日(12/29)で仕事納めとなり、1週間足らずの正月休みで、山口、岡山と移動します。本年もありがとうございました。来年もまたよろしくお願いいたします。
僕もとても楽しかったです。
なんか、僕一人勝手に楽しみ過ぎたのではないかと少々心配しております。
これに懲りず、今後ともよろしくお願いします。
>>ワイングラスには注意してくださいね
はい。注意いたします。
↑じんじさん、今度も楽しみましょう!
また是非楽しいお話聞かせてください.
失礼します.