Drマサ非公認ブログ

NOBUHIKO TAKADA YOUTUBEチャンネルを視た

 プロレスラーの高田延彦がYOUTUBEをはじめた。

 あの1997年10月11日に行われたPRIDE1のヒクソン・グレイシー戦のバックヤードの秘蔵映像が公開された。試合後のドレッシングルームでの奥さん・向井亜紀さんの気丈な姿が印象的だ。

 僕は根っからのプロレス・ファン。それは今でも。唯一の趣味と言っていい。 

 当日僕は3塁側の上方のスタンドから観戦していた。なんか変な興行だったとの印象が残っているが、高田ヒクソン戦さえあればよかった。試合は高田惨敗であり、力なく電車に乗って帰った。その後数日、落ち込んだ。

 プロレスとは毛色の違う試合なので、勝敗は時の運であるが、高田が何もできなかったことがショックだった。道場で強くなるための練習をしており、必死で立ち向かえば、そんな差がつくわけがないと、当時の僕は素人頭で考えていたからだ。

 試合の中で、何をしていいかわからないといった感じだったと思う。闘いなんだから、闘う姿勢というものがあるわけだが、リング上にもかかわらず、闘いに望む姿勢が作られていなかった。今回の秘蔵映像でも、そのような理解が間違っていなかったと感じた。

 例えば猪木アリ戦は当時酷評された。しかし映像を見てもわかるが、猪木が制限されたルールや状況のなかで、なんとアグレッシブなことか。闘うのだから、闘いに入って行けば、自ずと前に出、対戦相手に攻撃を仕掛ける。高田のそれは慎重さしか見えないから、弱く見えたのだ。

 プロレスの本は読み漁っているが、僕は高田が弱いとは今でも思わない。しかしながら、その後の戦績からして、総合格闘技にコンバートできなかったと思う。あとひとつ重要な問題がある。自分が培ってきた技術精神を発揮すればいいのに、そういう踏ん切りがつかなかったことだ。情報を消化せず、相手を等身大以上に大きくして、自滅してしまったと。試合での不安定な心理状態。

 実際Uインターの選手たち皆が高田は強かったことを明かしている。今でも思う。なぜあんな闘いしかできなかったのかと。もう20年以上経つのに、僕の方が消化しきれていません。

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