Drマサ非公認ブログ

新型コロナウィルス に関して

 新型コロナウィルスのせいで、我が家にも影響が出ている。まず上海の知人が2月にくる予定であった。日本企業の上海支社に勤めているが、渡航禁止である。上海の自宅からほぼ出られない状況とのこと。

 3月には私自身がカナダに行く予定であった。トランジットで上海に寄らねばならなかったが、航空会社から運行中止とのことで、もちろん中止である。トランジットが24時間近くあったので、上海で先の知人の案内で美味しいものでも食べようかと予定していたが残念である。

 妻は今カナダに滞在している。一緒に帰ってくる気であった。3月に帰国予定であるが、彼女もまたトランジットで上海による予定である。現時点で航空会社からは運行中止という連絡はないが、まあ無理だろう。

 私自身はコロナウィルスを楽観視している方ではないかと思う。一応手洗いは習慣としているし、人混みに紛れることもいまの時期はまずない。一応心疾患を持っているので気をつけたほうがいいということにはなるが、いいとこ軽症だろう。死んだら運が悪い(笑)その程度の気楽さでいる。

 テレビや他メディアでは「大変なことが起きている」というニュアンスで報道されているが、強毒化しているのは一部のようであり、ほぼ武漢だけという感じなので、もう少し時間が経てば落ち着くであろうと思う。もちろん素人意見である。

 テレビでウィルスの特性、状況、対策などなど専門家と言われる人物が登場して解説しているが、彼らは基本的に計算不能なリスクに関して言及しなければならないので、その説明はどうしてもリスクを強調する。ゆえに一般の人々は実態よりも危険であるとの印象を持つと思われる。

 ましてや近代社会における科学は根本的に操作性と結びつくので、操作できないウィルスに対しては不安を感じるものだ。どうにか操作性を獲得しようとして、あるいは操作できない領域を囲い込もうとして、感染者を把握し、感染者と接触した人々を把握しようと躍起になる。そして、実際に空間を閉鎖する。原発事故の時と同じ構図だ。また現代科学は部分しか扱えないという限界性もある。

 このウィルスは強毒化しているとは思われない。強毒化するとすれば、閉鎖的空間の中でウィルスが拡散し変異、強化された場合である。中国の状況を見ても、つまり死者数の変化を見ても、そういう兆候は見られない。当初強毒化して暴れることはありえたのかもしれない。上海あたりでもほぼ外出できないという政策でほぼ封じ込めている。

 とすれば、そのうちインフルエンザと同程度の悪さをするだけに落ち着くに違いない。専門家ではないので間違っていたらお許しいただきたいのだが、インフルエンザと競合する中で、ある程度の淘汰もなされるだろう。インフルエンザと同程度のウィルスが定着し淘汰されず共存すれば、罹患者数も死者数も倍になるので問題ではあるが、そういう心配はあるのだろうか。

 そうだとして、問題は日本政府の対応である。特に豪華客船内で患者数が増加し続けた。閉鎖空間の中であれば当然のこと、ウィルスに感染しやすい。対策が不十分でそういう状況を作っていたということであれば、船内感染の責任は政府にある。責任回避に終始するようなら、国民の健康を守ることを怠ったとの理由から本当に政府に辞めてもらいたい。

 ニュースを見ていたら、医者の岩田健太郎さんが船内の政府対応に問題があると指摘していた。岩田さんは内田樹さんとの共著があって、その本を読んだことがある。感染症の専門家であるらしい。大変バランスのとれた医者であるとの印象が残っている。

 とはいえ、妻が日本に戻ってこれることをまず願う。

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