今の世界の人たち。まあだいたい欧米とか日本であるのだが、なんだかおかしくなっているように見えるのは僕だけ?身近なところで、人の心は冷たくなったというか、他者に関心を持たなくなってきたように思う。
ちょっと日本というスパンで見ても、統一教会というカルトに政治が牛耳られてというか、宗教右派に牛耳られて、普通の市民の生活が貧しくなっても、知らぬ存ぜぬ。今豪雨災害があっても、政府は知らぬ存ぜぬ。まあ色々書けるけれど、そんなことに関心持たぬ国民。
人が人として孤立して生きているので、一人一人個別としてしか思えないで生きていく。これ完全アノミー(無秩序)。そのためであろうか、結果なのであろうか、そのように生きる人々の世は底知れず孤立していることに気づかない。だから、頼れるものは自分だけ。
特に頼れるという実感を生むのがお金であろう。ゆえに拝金主義だが、オートポイエシスに運動する経済に従属する。結果競争主義、エセ能力主義。勝ち負けの自立運動に巻き込まれて、そこで作られるリアリティに依存して起きていく。
生存競争になっていくので、破壊力は大きくなっていく。そういう今の世界の有り様。どうしよもないといって、少しは問題意識を持つ者でもペシミズムになってしまう。
人間なんだから距離とって観察したらいいのに。しょうがない。世の中がどうであろうが、日本の指導者たちがどうであろうが、世界のそれがどうであろうが、何ができるというかのか。
簡単。「よく生きる」これだけである。誰になんと言われようと「よく生きる」。それだけ。周りの不道徳な行いを見ても、ネットの悪口を見ても、「よく生きる」。ひょっとしてだれかが見ているかもしれないので、そこに連帯が、摩訶不思議な連帯が生じるかもしれない。
僕の座右の銘。プラトンの言葉。
「金や評判・名誉のことばかりに汲々としていて、恥ずかしくないのか。知と真実のことには、そして魂をできるだけ優れた物することには無関心で、心を向けようとはしないのか」
魂を優れたものにしよう。でも長いから、座右の銘と言わないか。