そりゃ戦争で殺戮までしているのだから、ロシアが悪い。そりゃ悪い。
でも国家同士が国力をぶつけ合う国民戦争なんだろうか。いつも疑問がある。
エマニュエル・トッドが口を開いた。
●この戦争は「ロシアとウクライナの戦争」ではなく、「ロシアとアメリカ&NATOの戦争」だ。アメリカは自国民の死者を出さないために、ウクライナ人を「人間の盾」にしている。
●プーチンは何度もNATOと話し合いを持とうとしたが、NATOが相手にしなかった。プーチンがこれ以上、領土拡大を目論んでいるとは思えない。ロシアはすでに広大な自国の領土を抱えており、その保全だけで手一杯だ。
「文藝春秋」の記事からであるが、次を参照できる。
テレビ新聞はロシア悪玉一辺倒。だからロシアは悪いよ。そう言ってお終いにはならない。その程度は意識しておかないと。
「責任はアメリカにある」という結論に達している知識人は多い。
人類から戦争を無くすためには、私たちは「誰が戦争の本当の原因を作っているか」を正視しなければならない。今の「ロシアが悪い」一辺倒が正視することを邪魔するとしたら、その災禍は必ず再び日本に降りかかってくると思いが浮き出てくる。