スポーツメンタルトレーナーの小噺

スポーツ心理学、メンタルトレーニングの質問は
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男子ゴルフ・マスターズ、タイガー・ウッズがプレーオフを制す

2005年04月11日 | その他スポーツの小噺
 男子ゴルフの4大メジャーの一つマスターズの最終日が行われ、タイガー・ウッズがメジャー大会で久々の優勝を飾りました。最終日を3打差のリードで迎えたウッズでしたが、最終ホールでクリス・ディマルコに並ばれプレーオフとなりました。17番、18番と差を詰められたウッズでしたが、追い詰められたときの集中力はさすがといった感じでした。というより本当に追い詰められたときにしか集中力が発揮できていないといったほうが正しいのかもしれません。完全復活にはもう少しでしょうが、やはり追い詰められたときの集中力は超一級品ですね。
 それにしてもオーガスタは恐ろしく長く難しいコースだなあ。

大リーグも開幕!

2005年04月06日 | 野球小噺
 日本のプロ野球の開幕に続いて大リーグも開幕しました。ゴジラ松井は2試合連続ホームラン。イチローは2試合連続マルチヒット。リトル松井は2年連続開幕初打席ホームランといきなり日本人選手は素晴らしい活躍ですね。その中でホワイトソックスの高津投手が開幕ゲームで初セーブをあげました。開幕投手が8回まで0点に抑えた上での1-0での初登板。非常にプレッシャーのかかる場面でしたが、きっちり抑えてくれました。高津投手はやはり素晴らしいメンタル面の持ち主ですね。ゴジラとイチローに目が奪われがちですが、やはり一流の日本人投手は大リーグでも一流の投手になっていると感じます。メジャー最高の一番打者とメジャー屈指の4番打者。そして完全に通用している日本人投手陣。ちょっと野球ワールドカップに思いを馳せてみても夢が膨らみます。

弱気は最大の敵

2005年04月04日 | 野球小噺
 いよいよプロ野球が開幕し、パリーグはソフトバンクが良い調子。セリーグでは最初の3連戦を終えて広島カープだけが3連勝を飾りました。その広島カープの今年のキャッチフレーズが「弱気は最大の敵」。他球団の格好つけた英語のキャッチフレーズが多い中、広島は炎のストッパー故津田恒美投手の座右の銘を今年のキャッチフレーズにしました。マウンドで打たれたり、打たれそうな投手、バッティングの調子の悪い打者などに、実際に実績を残した津田恒美投手が使っていた言葉としての現実感が伴って、ちゃんとしっかりと響く言葉だと思います。ちょっとしたことかもしれませんが、何か今年のカープはこのキャッチフレーズに後押しされて、我が中日ドラゴンズを脅かす存在になるんじゃないかと感じています。

自己紹介

2005年04月01日 | 自己紹介
 えー、私事ですが、先日無事に日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士補の資格を取得いたしました。これで大手を振ってスポーツメンタルトレーナーと言えるかな。ということで、みなさんからある程度の信頼感を得るために、ここで私の情報を公開したいと思います。

氏名:杉山 卓也
居住地:愛知県名古屋市
E-mail:mental-trainer@goo.ne.jp
HP:http://blog.goo.ne.jp/mental-trainer/
学歴:関西学院大学文学部心理学科卒業
   中京大学大学院体育学研究科修士課程修了
資格:日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士補
   日本心理学会認定心理士
サポート歴:冬季五輪の日本代表選手
      中高のサッカークラブチーム
      実業団の陸上競技部など
競技歴:野球、サッカー、陸上。他にテニス、スノーボード、ゴルフなども。

まだまだ本資格の認知度は低いようで、私のブログを見てくださっている皆さんにも広告していただきたくお願いいたします。現場でも必要とされてきていると思いますが、私たちのような立場の人間への接触の仕方もわからないような状況だと思います。自身やチームの実力発揮が出来ていないと感じていらっしゃる方はお気軽にご質問、ご相談、ご連絡ください。
これからもよろしくお願いいたします。

日本、バーレーンに辛勝

2005年03月30日 | サッカー小噺
 埼玉スタジアムでのサッカーW杯予選でなんとかバーレーンにホームで勝ってW杯出場に一歩近づきました。先日イランにアウェーで負けており、バーレーンにも勝ち点で上回れていたので勝つしかない状況でしたが、本当によくやってくれました。今日はまずまず内容もよく危ない場面もあまりありませんでしたが、最後の数分間はいただけなかったですね。特に中村俊輔選手は簡単なプレーで相手にボールを奪われ、その取られたボールの守備もぜんぜん出来ていませんでした。そこでボールを取られてゴールを奪われることが、どれだけの人のどれだけの努力を無にするのか本当にわかっているんでしょうか。勿論後半も残り少なく体力的に難しいことはわかっています。が、ここでこそ心が身体を動かす場面。そんな戦えない選手にピッチにいて欲しくないと思ったのは私だけでしょうか。ジーコにしても稲本の投入がちょっと遅いですよね。その点、前回の予選を経験している中田英寿選手はその中村選手の分まで身体をなげうって頑張っていました。やっぱり経験しないとわからないのでしょうか。見ている僕らにはわかっているのに・・・。
 何はともあれ予選半分が終わった時点で2位。まずまずといったところでしょうか。北朝鮮は脱落し、3強で争われていくであろうドイツへのチケット。すでに申し込んでいるワールドカップのチケットが当たっても日本がいないなんていう事態がないように願いたいです。

アウェーのイラン戦は手痛い敗戦

2005年03月26日 | サッカー小噺
 はぁ。う~ん。う~ん。試合前にバーレーンが勝ったのをうけていたので、勝ち点1は欲しかったんですが・・・。一番必要な場面で身体を張れる鈴木を欠いたのが大丈夫かなと思っていたら、案の定FWは前で起点を作れませんでした。それから中田は頑張っていましたが、やっぱりサイドにいては自分の良さが出ませんね。そして結局守備に追われることになった攻撃力が特徴の左サイドの二人も何もできませんでした。3ボランチにして稲本を置いておくとか、向こうの戦術に合わせた選手起用を適材適所におけるだけの人材はそろっているはずなんですが、シェフが悪いと厳しいですねえ。アーセナルと一緒で自分達のいいところだけを出そうという考えしかないと世界では、高いレベルではやはり厳しいと思います。また右サイドからのクロスの精度は相変わらずなく、DFの真ん中の高さがない・・・。本当に世界で戦う気なら致命傷だと思うんですが。真ん中は松田と中沢がいいんじゃないですかねえ。
 中村選手は1対1に追いついた場面で、チームとして何を狙うのかがはっきりしておらず自分達のサッカーを模索している感じだと話していました。やっぱり状況によって個人個人の判断がバラバラで、結局チームとしての意思統一ができていませんでした。サッカーという競技では以前中田選手が言っていたようにコミュニケーションが非常に重要になります。それはある程度はできていると思うんですが、まずある大枠を監督が決めないとチームとしての方向性も迷走するだけです。次のバーレーンは強いです。このままだと心配だなあ。

フィギュア世界選手権、日本勢は表彰台逃す

2005年03月20日 | その他スポーツの小噺
 モスクワで行われたフィギュアスケートの世界選手権でメダルが期待された日本勢ですが、本来の力を発揮できず、村主5位、安藤6位、荒川9位と全員表彰台を逃しました。
 僕自身は前回のソルトレイクオリンピックからフィギュアスケートが楽しく、興味深く観るようになりました。そして来年はトリノオリンピックで日本人が表彰台を狙えるということで、今回の世界選手権を楽しみにしていました。結果はSPで村主が、フリーで安藤、荒川がミスをしてしまいました。注目された安藤は、まだ若いこともあってかコーチが付いていないと、という感じで心のコンディションもコーチ次第という感じに見えました。フィギュアスケートは他の個人競技と同じくコーチとマンツーマンの場面が多い競技なので、特に若い選手は心身両面でコーチに頼ることが多い感じがします。それが完全な信頼で結果が出ている場合は良いんですけどね。村主と荒川はだいぶ自立している印象を受けましたけど。村主はフリーは良かったですね。荒川は「心の準備ができていなかった」とインタビューに答えていました。新しいプログラムや技術がまだ発展途上の状況で自信が持てず、気持ちの整理ができていなかったようです。ただ、1年後に一番期待できるのはやっぱり荒川かなという印象です。それからまだ若く伸びしろのある安藤。3つの代表枠をめぐる戦いも目が離せませんね。

Jリーグは大混戦!?

2005年03月14日 | サッカー小噺
 Jリーグはまだ2戦を終えたところですが、なんと2勝したチームがないという大混戦。シーズンの序盤は探りあいのところもありますが、それにしても今節は引き分けが多かったですね。実力が拮抗しているのもありますが、まだチームとしての形ができておらず、差がつきにくい部分もあるかもしれないと思いました。
 土曜日にはアントラーズとガンバの試合を見ましたが、久しぶりにいい試合を見せてもらいました。両チームあわせて4点入ったんですが、いずれもファインゴールでした。特に目立ったのは全得点を挙げたブラジル人と日本代表選手たち。代表の選手たちは北朝鮮選に向けた合宿で他の選手たちより始動が早かったせいか、フィットネスも試合勘も勝っていたんではないかと思います。イラン戦とバーレーン戦も頑張って欲しいですね。
 1シーズン制になった今期は優勝争いが最後の方までもつれそうな感じで面白そうですね。我がグランパスもジュビロに勝ちましたし。今年は生きのいい新戦力が加わり、常々僕がグランパスに合っていると思っていた4バックのシステムに変更にもなり楽しめそうです。

アジア・ヨーロッパCLで日本の2チームもアーセナルも・・・

2005年03月10日 | サッカー小噺
 今年から新しく本当の世界一を決める大会となったトヨタカップ改め世界クラブ選手権。その出場権をかけたアジアCLでJリーグ王者の横浜Fマリノスと昨年の天皇杯王者ジュビロ磐田が共に初戦に敗れてしまいました。まだまだ日本のチームの本気度が足りないというのが印象ですかね。情報分析などもあまりできていないような感じがします。アジアNo.1になってくれれば、ある程度は盛り上がると思うんですが。ちょっと前のジュビロなんかは世界でもどれだけできるかを見せてくれる期待できるサッカーをしていたと思うので、頑張って欲しいですね。
 そしてヨーロッパCLでは、またもアーセナルが内弁慶ぶりを発揮してしまいました。イングランドでは勝ててもヨーロッパの舞台では相変わらず結果が出せません。監督のヴェンゲルは素晴らしい監督ですが、相手に合わせて戦術などを変更することがないようです。それが長期戦のリーグ戦ではいいんですが、カップ戦などの短期戦では結果が出にくいようです。もうちょっと臨機応変にできる監督だと思うんですが・・・。でもグランパスにいたときから4-4-2のフラットな中盤は変わってないなあ。僕があまり好きではないマンUやレアルが負けて良かったんですが、アーセナルまでも負けては意味がない。優勝争いはミラン、ユヴェントス、チェルシー、そして伏兵ではリヨンでしょうか。日本のチームが真剣勝負の場でこれらのチームと戦うのを見てみたいですねえ。

新しいF1シーズンの開幕

2005年03月06日 | その他スポーツの小噺
 今年のF1がオーストラリアのメルボルンで開幕しました。タイヤ交換がなくなり、予選方式も変わり、エンジンも2レースで一基しか使えないなど大幅なルール変更がありました。戦前の予想ではフェラーリ、マクラーレン、ルノーが強いんじゃないかと言われていましたが、結果はルノーがフィジケラのポールトゥウィンにアロンソも3位表彰台。フェラーリはバリチェロが2位に入りましたが、シューマッハーは見せ場もなくリタイア。マクラーレンは微妙な結果の6位と8位。今年のルノーは強いなという印象でした。そして予想外に良かったのはレッドブル。マクラーレンをもしのぐ4位と7位でフィニッシュしました。日本勢では琢磨は予選グリッドも悪く、見せ場なし。BARとしても、厳しいスタートとなりました。トヨタも予選ではトゥルーリが予選2番手につけながらも9位に沈んだ。
 まだ始まったばかりですが、車にやさしく安定したルノーにマクラーレン、レッドブルが続き、まだ新車を投入していないフェラーリがどう巻き返すことができるかにシーズンは流れていきそうな気配です。