スポーツメンタルトレーナーの小噺

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日本シリーズ第3戦 天国と地獄

2004年10月20日 | 野球小噺
 地獄から天国。そしてまた地獄に突き落とされる・・・。シリーズ史上初となる満塁ホームランの応酬で、またもやすごい試合となった日本シリーズ第3戦。
 今日もポイントがたくさんありましたね。みんなが挙げるのは落合監督が投手交代を迷った場面でしょう。「代打が出たら行くぞ」と言われていた高橋投手が出てきましたが、結局交代はせず。こういう場面は初めて見ました。マウンドで岡本投手と話したことで気が変わったんでしょうね。結果的には失敗に終わりました。しかし、僕がポイントに挙げたいのは、7回中日1点リードからアレックスのタイムリーで2点差に拡げた後、無死満塁での高橋選手の三振。このあと谷繁選手が中途半端なバッティングでダブルプレー。折角畳み掛けるチャンスだっただけに、更なる追加点でのチャンスの最初のバッターである高橋選手の凡退が痛かった。攻撃の流れが止まりましたし、次のバッターにもプレッシャーがかかる結果となってしまったんではないでしょうか。ここで得点が取れていれば、投手の心理も投手の起用法も変わっていたと思います。
 それでも本当にいい試合でした。相変わらずクリーンアップの抑え方に四苦八苦しており、それに気を取られるあまり、1番バッターの佐藤選手が勢いに乗ってきていますが、まだまだこのままでは終わらないでしょう。「嬉しいときには喜びを表現するのが普通でしょう」と言った伊東監督。舌戦のほうも楽しみです。そして今スポルトで古田選手の解説を聞いていましたが、面白いですね。もつれてナゴヤドームに行けば中日有利のような雰囲気。駆け引きなどの心理戦もも含め、これからも楽しみです。