銀の人魚の海

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純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語

2024-09-03 | 本、雑誌

G・ガルシアマルケス。中、短傑選。19年刊。河出書房新社。

猛暑の中で読むと、一時、現実を忘れる。

言葉のマジック、古い時代。シュール、妄想、幻覚、幻聴。

お話もそうだが、文、言葉を楽しめる。

短編は4ページくらい。

「巨大な翼をもつひどく年老いた男」

【雨が降り始めで、三日たつと、家の中で退治したカニの死骸が

あまりに増えてしまいペラーヨは水びたしになった中庭を

横切って海に捨てにいった。~~中庭の奥で呻きながら

動めくものをみつけ~それがなんであるかわからなかった。

それは年老いた男でぬかるみに突っ伏し盛んにもがくものの

巨大な翼が邪魔をして、いっこうに起きあがれす”にいるのだった】

1927年、コロンビアの寒村で生まれたGGマルケス。

記者から作家へ。

82年、54歳でノーベル文学賞受賞。

「百年の孤独」は6月に文庫化された。

映画にも、とても興味がありホンを書き、映画化もされている。

が、小説へ戻った。

「百年の孤独」は長いので映画化を許可しなかった。

亡きあと長男、ロドリゴガルシア監督が、弟、

プロデューサーと組み映画化の動きがある。

ネットフリックスらしいが、5年前の話、ないかな・・

難しすぎる。3作品くらいにしないと無理。

私が70代後半あたりで、たぶん必要になる手術(白内障)をしたら

3回目、読み直したい。

 



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