G・ガルシアマルケス。中、短傑選。19年刊。河出書房新社。
猛暑の中で読むと、一時、現実を忘れる。
言葉のマジック、古い時代。シュール、妄想、幻覚、幻聴。
お話もそうだが、文、言葉を楽しめる。
短編は4ページくらい。
「巨大な翼をもつひどく年老いた男」
【雨が降り始めで、三日たつと、家の中で退治したカニの死骸が
あまりに増えてしまいペラーヨは水びたしになった中庭を
横切って海に捨てにいった。~~中庭の奥で呻きながら
動めくものをみつけ~それがなんであるかわからなかった。
それは年老いた男でぬかるみに突っ伏し盛んにもがくものの
巨大な翼が邪魔をして、いっこうに起きあがれす”にいるのだった】
1927年、コロンビアの寒村で生まれたGGマルケス。
記者から作家へ。
82年、54歳でノーベル文学賞受賞。
「百年の孤独」は6月に文庫化された。
映画にも、とても興味がありホンを書き、映画化もされている。
が、小説へ戻った。
「百年の孤独」は長いので映画化を許可しなかった。
亡きあと長男、ロドリゴガルシア監督が、弟、
プロデューサーと組み映画化の動きがある。
ネットフリックスらしいが、5年前の話、ないかな・・
難しすぎる。3作品くらいにしないと無理。
私が70代後半あたりで、たぶん必要になる手術(白内障)をしたら
3回目、読み直したい。
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