銀の人魚の海

日々の思いを好きに書いています。映画、海外ドラマ、音楽、本。
スヌーピー、ペコ、NICI、雑貨グッズ画像。

社会の変え方 泉房穂

2024-06-25 | 本、雑誌

泉房穂著。前明石市長。23年刊行。

63年生まれ東大卒、NHK、TV朝日を経て

97年弁護士の資格を取得。03年衆議院議員、07年社会福祉士。

11年明石市長。12年務める。

現在は弁護士、TV,ラジオなど出演。

羽鳥さんにも出演。

暴言もあり、とにかくよくしゃべる方。(笑)

いかにも西出身。父は貧乏の家庭。小卒で漁師になる。

房穂の弟が障害を持ち生まれ当時、行き場もない。

医師はこのまま放置すれば・・といわれた。

当時ならあるだろう。

父母に弟の分まで稼いでほしい。勉強だけは誰よりも頑張った。

本書もしゃべるように、書かれている。

原点は冷たい社会への復讐、

議員から僅差で市長当選した時から、

市民に向き合う仕事、それだけを考えている。

子供優先、と言われるが、それは違うなど、

数字をあげ、詳細に書かれている。

TV局時代に感じた限界。TVは躍動的で魅力はあるが、どこか表面的な

気がする。~同感。ホンもあるので言いたいことは言えない。カットもある。

恩師、石井こうき氏との20代での出会い。

彼の選挙を手伝うことになる。スタッフとして選挙にかけた。

1回目落選。

その後泉は明石に戻り、石井に言われたすすめ。

猛勉強で弁護士になった。

不正に取り組む石井氏。2度目の選挙で議員になっていた。

02年彼が刺殺!衝撃だった。

すでに弁護士になり明石で仕事をしていた。

葬儀を手伝い、彼の意思を引き継ぎ、議員になった。

子供に関して、世界では他の国で普通に実施されていること。

一番よかったなと思うこと。前に書いている。

離婚後の養育費の一時立て替え。

日本は離婚後の男性、父にとても甘い。

異常なほど。米では犯罪になる。北欧、韓国でも建て替え制度が

確率。強制徴収、給料から天引きもある。

何もしないのは日本くらい。18年から明石では実施。

詳しく書かれている。

コロナ禍で、一番貧困だったのは、離婚し養育費をもらえず、

仕事が減った女性だと何回か書いた。

日本人。父親としての意識の低さは、サルレベルではないか。

戸籍がない子供の対応。

〇5つの無料。

18歳までの医療費

第二子以降の保育料、

中学の給食費

公共施設の遊び場

おむつ定期便

明石がすごいではなく、他の国ではしていること。

日本は冷たいだけ。

日本はいまだに、公共事業に多くのお金をかけている。

OECDで比較すると日本はGDPの7・3%、英、仏より多く

広い米より6割以上多い。昔から変わらず。

一方、子供への支出はとても低い。

議員の体質は古く、男性が多、富裕層、世襲が多い。これもかわらない。

22年に市長をやめなければ殺す、と脅迫され、警備を強化。

家族にも影響が出た。公共事業を削減後、

殺す、手紙がポストに何回も入った。

Xを再開したら、脅迫が加速。24時間の警備。きつい

日が家族にも続いた。

暴言もあり市長をやめる決意、市民の弁護士として

何でも相談に応じている。

本書は、他の自治体長にも読んでほしい1冊。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿