泉房穂著。前明石市長。23年刊行。
63年生まれ東大卒、NHK、TV朝日を経て
97年弁護士の資格を取得。03年衆議院議員、07年社会福祉士。
11年明石市長。12年務める。
現在は弁護士、TV,ラジオなど出演。
羽鳥さんにも出演。
暴言もあり、とにかくよくしゃべる方。(笑)
いかにも西出身。父は貧乏の家庭。小卒で漁師になる。
房穂の弟が障害を持ち生まれ当時、行き場もない。
医師はこのまま放置すれば・・といわれた。
当時ならあるだろう。
父母に弟の分まで稼いでほしい。勉強だけは誰よりも頑張った。
本書もしゃべるように、書かれている。
原点は冷たい社会への復讐、
議員から僅差で市長当選した時から、
市民に向き合う仕事、それだけを考えている。
子供優先、と言われるが、それは違うなど、
数字をあげ、詳細に書かれている。
TV局時代に感じた限界。TVは躍動的で魅力はあるが、どこか表面的な
気がする。~同感。ホンもあるので言いたいことは言えない。カットもある。
恩師、石井こうき氏との20代での出会い。
彼の選挙を手伝うことになる。スタッフとして選挙にかけた。
1回目落選。
その後泉は明石に戻り、石井に言われたすすめ。
猛勉強で弁護士になった。
不正に取り組む石井氏。2度目の選挙で議員になっていた。
02年彼が刺殺!衝撃だった。
すでに弁護士になり明石で仕事をしていた。
葬儀を手伝い、彼の意思を引き継ぎ、議員になった。
子供に関して、世界では他の国で普通に実施されていること。
一番よかったなと思うこと。前に書いている。
離婚後の養育費の一時立て替え。
日本は離婚後の男性、父にとても甘い。
異常なほど。米では犯罪になる。北欧、韓国でも建て替え制度が
確率。強制徴収、給料から天引きもある。
何もしないのは日本くらい。18年から明石では実施。
詳しく書かれている。
コロナ禍で、一番貧困だったのは、離婚し養育費をもらえず、
仕事が減った女性だと何回か書いた。
日本人。父親としての意識の低さは、サルレベルではないか。
戸籍がない子供の対応。
〇5つの無料。
18歳までの医療費
第二子以降の保育料、
中学の給食費
公共施設の遊び場
おむつ定期便
明石がすごいではなく、他の国ではしていること。
日本は冷たいだけ。
日本はいまだに、公共事業に多くのお金をかけている。
OECDで比較すると日本はGDPの7・3%、英、仏より多く
広い米より6割以上多い。昔から変わらず。
一方、子供への支出はとても低い。
議員の体質は古く、男性が多、富裕層、世襲が多い。これもかわらない。
22年に市長をやめなければ殺す、と脅迫され、警備を強化。
家族にも影響が出た。公共事業を削減後、
殺す、手紙がポストに何回も入った。
Xを再開したら、脅迫が加速。24時間の警備。きつい
日が家族にも続いた。
暴言もあり市長をやめる決意、市民の弁護士として
何でも相談に応じている。
本書は、他の自治体長にも読んでほしい1冊。
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