HonuのMacDogMusic部屋

Macと愛犬と音楽を連れづれに

★母の日。YMOに見つけた重層的ビートルズ共同幻想

2017年05月14日 | Beatles

今更言うまでもなくYMOの3人ともビートルズの影響は公言していますし、楽曲はもちろんの行動や発言のそこかしこにがオマージュが散見されます。

細野さんのPopsとワールド音楽の博識、坂本教授のクラシック+アバンギャルド理論、幸宏さんのポップセンス+ジョージ節のケミストリーは、ビートルズ+マーティンのようであります。メンバー間の確執までも・・

またアルバムごとの過去の成功したスタイルを脱ぎ捨てる変貌、テクノロジーの進展を先駆的取り込んだ大胆なアレンジなどは現象としてのビートルズを彷彿とさせました。


印象に残っている曲は、

✳︎Day Tripper:Otis Redding+DEVO風アレンジで洒脱にカバー(でもHello Good-byeは完コピ)


✳︎以心電信:愛こそはすべて+Penny Laneの世界+It's All Too Much(ジョンが亡くなった翌月武道館で愛こそはすべてを追悼演奏しました)


✳︎Lotus Love:ジョージの世界を繰り広げたばかりかリンゴのドラミングをMC-4打ち込みで再現。


ところで最近、長年の謎が一つ解けました。

YMOのPure Jam冒頭のPaperback Writer風ハーモニーは、映画Yellow Sumarineで固まった市長を歌で目覚めさせるシーンの歌のオマージュだとテクノデリック発売時に気付きました(今ほどその部分をくっつけてみました)

・・・ですが原曲は「お目覚めのお時間ですよ」という即興の曲とばかり思っていたのですが、何と正規曲の一部だったのです!!

ビートルズをグレートマザーと敬愛するファンの皆さま、お分かりですか?

ヒント:ご自分で考えればすぐにわかりますよ(笑


雨の日のプログレ悲話 Jethro Tull

2017年05月14日 | 音楽


 アメリカ西海岸の若鷲がジェスロタル英国ツアーの前座を務めこの曲をついばんでから見事に羽ばたいたと知った時には、驚いたものでした...。せめて60年代のスピリットでも振舞ってもらっていたら良いのですが。のちにイアン・アンダーソンが鶴立ちフルート奏法でなく海洋漁業(シャケ?)で大儲けしたと聞いて何だか余計悲しくなりました




(追記)
何とイアンは、2つの大学で名誉博士号を授与され、2008年には大英帝国勲章MBEを受章していた!魚の養殖で?(笑)それにつけても有頂天ホテルCは聞けなくなりました(苦笑)