今更言うまでもなくYMOの3人ともビートルズの影響は公言していますし、楽曲はもちろんの行動や発言のそこかしこにがオマージュが散見されます。
細野さんのPopsとワールド音楽の博識、坂本教授のクラシック+アバンギャルド理論、幸宏さんのポップセンス+ジョージ節のケミストリーは、ビートルズ+マーティンのようであります。メンバー間の確執までも・・
またアルバムごとの過去の成功したスタイルを脱ぎ捨てる変貌、テクノロジーの進展を先駆的取り込んだ大胆なアレンジなどは現象としてのビートルズを彷彿とさせました。
印象に残っている曲は、
✳︎Day Tripper:Otis Redding+DEVO風アレンジで洒脱にカバー(でもHello Good-byeは完コピ)
✳︎以心電信:愛こそはすべて+Penny Laneの世界+It's All Too Much(ジョンが亡くなった翌月武道館で愛こそはすべてを追悼演奏しました)
✳︎Lotus Love:ジョージの世界を繰り広げたばかりかリンゴのドラミングをMC-4打ち込みで再現。
ところで最近、長年の謎が一つ解けました。
YMOのPure Jam冒頭のPaperback Writer風ハーモニーは、映画Yellow Sumarineで固まった市長を歌で目覚めさせるシーンの歌のオマージュだとテクノデリック発売時に気付きました(今ほどその部分をくっつけてみました)
・・・ですが原曲は「お目覚めのお時間ですよ」という即興の曲とばかり思っていたのですが、何と正規曲の一部だったのです!!
ビートルズをグレートマザーと敬愛するファンの皆さま、お分かりですか?
ヒント:ご自分で考えればすぐにわかりますよ(笑