HonuのMacDogMusic部屋

Macと愛犬と音楽を連れづれに

稀代の名曲Yesterdayに寄せて

2015年11月15日 | Beatles

 秋雨のけぶる週末、卑劣なテロの知らせに何とも居たたまれぬ気分です。秋の空模様のように、幸せに満ちた人生も一瞬にしてもう戻らないYesterdayになってしまいました・・。。亡くなられた方へ深く哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方々にお悔やみ申し上げます。

 この曲は自分のもとを去った恋人を想う歌と思われがちですが、Paulが14歳の時に癌でこの世を去った母への想いを歌った曲ものです。清志郎さんのDaydream Believerも同じですね。今ではJohn、George、Lindaとの別れに際して特別な感慨を持って歌ったことでしょう。

 Little WingsさんのビートルG(コードフォーム)をめぐる実践的解析講座で感銘を受け、Yesterdayのライブ演奏を振り返ってみました。私は幸運にもTV放映の武道館とJames Paul McCartony Showで、生では東京ドーム Live2013,2015で聴くことができました。この名曲とともに様々な人々との思い出を改めて噛み締め大切にしたいと思います。

<Beatles1965>

EdSullivanショーやUKツアーでもPaulのソロで演奏されました(ビートルG)

<Liverpool 1965>
 

electric organの弾き語りで演奏されましたそうです(ビートルG?)聴いてみたいですね。

<Live in Germany1966>

バンド演奏で、PaulはBassでJohnがギター伴奏(ビートルG)のため、全音上げのGキーで歌っています。

<武道館1966>

 PaulはBassでJohnのギター伴奏なので、全音上げGキーで歌っています。演奏後、初ドウモ~を使用しています。

<James Paul McCartony Show1973>

 Beatles曲の封印を解いてますね。NHK世界のワンマンショーで放映。切々と歌う姿に感涙しました(;O;) ゆっくりしたテンポでJohnとの思い出を噛みしめるような歌い方で、Here TodayやSomedaysのようでもあります(レギュラーG)

<Austrailia1975>

 サウンドチェックの演奏(レギュラーG)BeatlesのライブではGeorge が紹介していました~“For Paul McCartney of Liverpool, Opportunity Knocks!(LoL)” Paulはこの演奏後にを振りながら"Opportunity Knocks"と叫んでいます(笑)

EndingのEm7、A 、Cで1弦ソをステイさせ、2弦をレド#ドと下降させています。

<ジェイルハウス1980>


 もちろんアカペラです・・フィリピン・マニラの拳銃密輸事件にからみ仲間一人を射殺、殺人罪で逮捕されていた極道が、ポールと警視庁の留置所で居あわせました。彼が五房でポールは二房、距離にして数メートルという近さ。そこで奇跡が起きました。

「ポール ! イエスタデイ、プリーズ ! 」と叫ぶや、ポールは「OK ! 」と応じ、トントコトンと床を叩いてリズムを取りながら、透き通るような声で『イエスタデイ』を歌い始めたのです。まさにそれは獄中のコンサートでした。

 壁越しにポールが歌ってくれた「イエスタデイ」を聴いたことで人生観が変わり、彼の歌を聴いたことがきっかけで更生したそうです。

<Live at the White House 2010>

 オバマ大統領ファミリー列席の下、ホワイトハウスで開催されたガーシュイン賞受賞記念コンサート。
S.Wonderらの大物アーティストのカバーの後で歌われました(ビートルG)

 就寝中にメロディが浮かんだYesterdayは、朝飯にちなんでScrambled Eggsというタイトルでした。その一節 "Scrambled Eggs,oh my baby how I love your legs?" が披露されています(LoL)

<東京ドーム 2013>

 福島の人達に捧げると歌ってくれました(;o;)(ビートルG)

 

PS.ビートルGは、2弦が調性を決める3度でなく5度なので、メジャーかマイナーか調性がはっきりしなくなります。楽しい日々が昨日になったことがまだ信じられない、あるいは、どうしたらいいのだろうという揺れ動く気持ちが表現されているのでは・・Wings時代はレギュラーGでメジャーになっているのは、Beatlesを超えてやるぞ!と吹っ切れた感じで強がっていて実は・・・みたいな(^_^;)



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