この前、クリニック(鳥専門)に行った時に
色々質問したことを載せておきます。
獣医の言うことが全てではないでしょうし、
さまざまなご意見もあることと思いますが、
もしも、何かのお役に立てるなら幸いです。
長いので、
ご興味のない方はスルーしてくださいね。
Q:
シュウ酸が多い野菜以外で食べさせてはいけないものは?
A:
アボカドはもちろんのこと、
モロヘイヤ、オクラ、里芋など、
ねばりのあるものはよくない。
ねばりが器官に詰まって死んでしまう子が
何百羽に一羽かもしれないけど、現実にいる。
事故が起こる可能性があるのなら、
やらないに超したことはないだろう。
Q:
サラダほうれん草はやっても平気?
A:
平気。
シュウ酸の多い、茎の赤いほうれん草だって、
冷蔵庫の中にそれしかなければ
別に単発で食べさせても別にどうってことはない。
死ぬわけではない。
ただ、シュウ酸の多い野菜を
毎日食べさせ続けるのはよくないという話。
他にも適した野菜があるのだから、
わざわざカルシウムを阻害するものをやらなくてもいいだろう。
Q:
ネクトンはどうか?
A:
野菜やフルーツをしっかり食べる子なら必要ない。
ビタミンやサプリメントは、
飲んだ分だけ全て吸収されてしまうので
過剰症になることがある。
自然な食材に比べてリスクが高い。
過剰症の問題はとても重篤なのにも関わらず、
本でも何でも、欠乏症の話ばかり。
やっかいなことに、
過剰症と欠乏症は、似たような症状が出る。
欠乏症は欠乏しているのだから与えれば治るけど、
過剰症はそうはいかない。
蓄積しておかしくなっているのに
それを取り除くことができない。
D3過剰症は死ぬし、EやAの過剰症も神経症状が出る。
老鳥のように、今更食生活の改善が出来なかったり、
やろうとすればただストレスを与えるだけ、
平均寿命を生きて余命数年、
ここまできたならストレスを与えるよりかは
ネクトンの方がいいという場合に処方する。
ネクトンはビタミン剤の中ではバランスがいい。
Q:
塩土については?
A:
塩土は絶対食べさせないで。
ミネラル摂取のために塩土が必要だという話の元になったのは、
ペルーのインコたちが、岸壁の土を食べに来るという現状を見て。
しかし、ペルーのインコたちは
ミネラル摂取の為に土を食べているのではなく、
解毒のために食べている。
アマゾンには乾季と雨季があり、
乾季には中毒を起こしやすいナッツ類しかなく、
それらを食べるインコたちは解毒の為に
カオリンを含む土を食べている。
逆に雨季にはフルーツがあるので
ナッツを食べる必要が無く、
従って解毒する必要もなく、土を食べることもない。
だから日本で飼う場合は塩土は全く必要ない。
Q:
環境ストレスはいつから?
A:
生後半年以内は発情しないので
環境ストレスは与えなくていい。
半年間は学習期間で、
生きていく上でのノウハウを吸収しているのだが
その時期に環境ストレスを与えると、
簡単に全部克服してしまう。
そうすると、
発情を抑制したり、肥満を防止したいときに
環境ストレスを与えたいのに
持ち駒がなくて困ることになる。
困るのは鳥ではなく飼主の方。
半年過ぎて性成熟したら、一生環境ストレスを与える。
(繁殖を希望しない場合)
Q:
餌の好き嫌いがあるのだが
A:
種餌(たねえさ)を平均的に食べさせたい場合は、
食べるまで待つのではなくて、殻を吹かないこと。
下のものが食べにくいなら、
食べにくいなりに食べさせると選り好みが出来なくなる。
目視して選んで食べることが出来なくなる。
ただ定期的に殻を吹くのを忘れないこと。
Q:
肥満にさせないためには
A:
まず、鳥はドカ食いの習性があるので、
餌の量を限定して、食べきったら新しい餌を入れる、
ということをやっていくと、
どんどん食べきっていくので肥満になっていく。
野鳥は常に緊張状態にある。
餌場でも、まず避難場所を確認してから食べに行く。
そしてがーっと食べては避難、またがーっと食べては避難する。
飛ぶ量が多いのでドカ食いしてもチャラ。
反面、飼い鳥は飛ぶ量が圧倒的に少ないので
ドカ食いの習性が出てしまったら肥満になる。
それを防ぐには 「いつでも餌あります」 状態で安心感を与える。
それには底が深くて間口が狭いものより、
底が浅くて間口が広い餌入れがいいだろう。
あと重要なのは、
いつでも食べられるけど暇だから食べるか、
というのをやらせないために
適度な緊張感(環境ストレス)を与えること。
Q:
体重コントロールはどうやって?
A:
体重のコントロールはおやつやフルーツで出来る。
痩せてるときは、甘い葡萄やバナナなどで太ることが出来る。
太っている時は、野菜を多めに食べさせればいい。
これらはレパートリーを広く持っているからこそ出来るので、
離乳食時代(生後半年くらいまで)に、
色んな味を覚えさせることをしっかりやらないと
好き嫌いの多い鳥になってしまって、
コントロールもやりにくくなる。
だからこの期間は飼主も頑張ること。
綾子:ママ、なんかお話がお説教臭いピヨ?
そ、そだね、、、ごめんね
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます
色々質問したことを載せておきます。
獣医の言うことが全てではないでしょうし、
さまざまなご意見もあることと思いますが、
もしも、何かのお役に立てるなら幸いです。
長いので、
ご興味のない方はスルーしてくださいね。
Q:
シュウ酸が多い野菜以外で食べさせてはいけないものは?
A:
アボカドはもちろんのこと、
モロヘイヤ、オクラ、里芋など、
ねばりのあるものはよくない。
ねばりが器官に詰まって死んでしまう子が
何百羽に一羽かもしれないけど、現実にいる。
事故が起こる可能性があるのなら、
やらないに超したことはないだろう。
Q:
サラダほうれん草はやっても平気?
A:
平気。
シュウ酸の多い、茎の赤いほうれん草だって、
冷蔵庫の中にそれしかなければ
別に単発で食べさせても別にどうってことはない。
死ぬわけではない。
ただ、シュウ酸の多い野菜を
毎日食べさせ続けるのはよくないという話。
他にも適した野菜があるのだから、
わざわざカルシウムを阻害するものをやらなくてもいいだろう。
Q:
ネクトンはどうか?
A:
野菜やフルーツをしっかり食べる子なら必要ない。
ビタミンやサプリメントは、
飲んだ分だけ全て吸収されてしまうので
過剰症になることがある。
自然な食材に比べてリスクが高い。
過剰症の問題はとても重篤なのにも関わらず、
本でも何でも、欠乏症の話ばかり。
やっかいなことに、
過剰症と欠乏症は、似たような症状が出る。
欠乏症は欠乏しているのだから与えれば治るけど、
過剰症はそうはいかない。
蓄積しておかしくなっているのに
それを取り除くことができない。
D3過剰症は死ぬし、EやAの過剰症も神経症状が出る。
老鳥のように、今更食生活の改善が出来なかったり、
やろうとすればただストレスを与えるだけ、
平均寿命を生きて余命数年、
ここまできたならストレスを与えるよりかは
ネクトンの方がいいという場合に処方する。
ネクトンはビタミン剤の中ではバランスがいい。
Q:
塩土については?
A:
塩土は絶対食べさせないで。
ミネラル摂取のために塩土が必要だという話の元になったのは、
ペルーのインコたちが、岸壁の土を食べに来るという現状を見て。
しかし、ペルーのインコたちは
ミネラル摂取の為に土を食べているのではなく、
解毒のために食べている。
アマゾンには乾季と雨季があり、
乾季には中毒を起こしやすいナッツ類しかなく、
それらを食べるインコたちは解毒の為に
カオリンを含む土を食べている。
逆に雨季にはフルーツがあるので
ナッツを食べる必要が無く、
従って解毒する必要もなく、土を食べることもない。
だから日本で飼う場合は塩土は全く必要ない。
Q:
環境ストレスはいつから?
A:
生後半年以内は発情しないので
環境ストレスは与えなくていい。
半年間は学習期間で、
生きていく上でのノウハウを吸収しているのだが
その時期に環境ストレスを与えると、
簡単に全部克服してしまう。
そうすると、
発情を抑制したり、肥満を防止したいときに
環境ストレスを与えたいのに
持ち駒がなくて困ることになる。
困るのは鳥ではなく飼主の方。
半年過ぎて性成熟したら、一生環境ストレスを与える。
(繁殖を希望しない場合)
Q:
餌の好き嫌いがあるのだが
A:
種餌(たねえさ)を平均的に食べさせたい場合は、
食べるまで待つのではなくて、殻を吹かないこと。
下のものが食べにくいなら、
食べにくいなりに食べさせると選り好みが出来なくなる。
目視して選んで食べることが出来なくなる。
ただ定期的に殻を吹くのを忘れないこと。
Q:
肥満にさせないためには
A:
まず、鳥はドカ食いの習性があるので、
餌の量を限定して、食べきったら新しい餌を入れる、
ということをやっていくと、
どんどん食べきっていくので肥満になっていく。
野鳥は常に緊張状態にある。
餌場でも、まず避難場所を確認してから食べに行く。
そしてがーっと食べては避難、またがーっと食べては避難する。
飛ぶ量が多いのでドカ食いしてもチャラ。
反面、飼い鳥は飛ぶ量が圧倒的に少ないので
ドカ食いの習性が出てしまったら肥満になる。
それを防ぐには 「いつでも餌あります」 状態で安心感を与える。
それには底が深くて間口が狭いものより、
底が浅くて間口が広い餌入れがいいだろう。
あと重要なのは、
いつでも食べられるけど暇だから食べるか、
というのをやらせないために
適度な緊張感(環境ストレス)を与えること。
Q:
体重コントロールはどうやって?
A:
体重のコントロールはおやつやフルーツで出来る。
痩せてるときは、甘い葡萄やバナナなどで太ることが出来る。
太っている時は、野菜を多めに食べさせればいい。
これらはレパートリーを広く持っているからこそ出来るので、
離乳食時代(生後半年くらいまで)に、
色んな味を覚えさせることをしっかりやらないと
好き嫌いの多い鳥になってしまって、
コントロールもやりにくくなる。
だからこの期間は飼主も頑張ること。
綾子:ママ、なんかお話がお説教臭いピヨ?
そ、そだね、、、ごめんね
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます