笑の輪  ~えみのわ~

「大工集団 楽居」の家づくり
~家づくりのあれこれ・楽居の日常~

これからの家

2010-08-31 17:16:26 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です。

暑い世の中、これからの家は 軒のある家でしょうか?

日差しが強く、家の中にいても眩しい
一日中カーテンを閉めている状態?

日本は昔から、湿度が高く夏にいかに快適に過ごせるかを
考えて作られてきました。

夏の日差しは高く、室内の中に入ってくる日差しを軒が
和らげてくれます。
冬の日差しは低く、室内に日差しを軒の下からうまく取りこんでくれます。

軒は、日差しだけではなく 家の外壁を雨などから守ってくれます。

日本の昔の家には、必ず軒がついていました。
もし昔の家に軒がなかったら、現在残っている木造の家は残っているのだろうか?
なんてこと、今日は考えていました。

昔の人は、きっと経験の中から軒を出すことを考えついたのでしょうね。
きっと軒の役割は他にもあるのだろうけど
今 思いつかず・・・・・。




昔の家は窓や扉は全部木製建具 ただ昔の窓に気密は無く
スカスカのイメージ、でもそんな建具でも、多少の不具合と
仲良くお付き合いできれば、40年は使える。(メンテナンス必要)
実際、40年~50年前に建てられた 借家などは
木製の建具を使っている事が、多く今でも立派に使われている。

湿度の高い夏や梅雨時期などには、時々開閉が困難になったり
カラっと乾燥した 冬には、逆に良く辷ようになったり
季節によって 状態が変化するが、そこは楽しくお付き合い。




・・・・・・網戸を足で蹴とばして直した。


今、そんな話はあまり聞かない。



現在作られている木製の窓は、昔ほど気密は悪くない。

昔の木製の窓は、強い風が吹いたりすると 
ガチャガチャと結構な音を出して 家が飛んでってしまうのでは・・・・
なんて 心配をさせましたが、現在の木製の窓は 
普通のアルミサッシと同じように少々の風が吹いても音はしない

もちろん昔のものと同じ作り方をすれば 音もするのでしょうが・・・。


私は、現代の昔の家が好きです。

現代の昔の家とは、昔の作り方をしているのだけど
窓とかは進化しているのであって・・・・
エアコンもあるし、キッチンに竈は無いし、
お風呂も自動で沸くし・・・・・


昔とは、生活スタイルが違うのだから 家もそれにところどころ
合わせていかなくてはいけないと思います。
でも合わせ過ぎてしまったら、昔の良いところが無くなってしまうと
思うので、ほどほどに。。

だから、私は「現代の昔の家」が好きです。
少しくらい 不便だってそれでいいんです。



私が ふと考えたこれからの家は


「現代の昔の家」

 



























糸とんぼ

2010-08-31 12:49:12 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です

先日、西鎌倉の事務所の外で水色の「糸とんぼ」一匹を見かけました

子供のころ、用水路の近くや、学校の近くで良く見かけました
最近は、全く見かけませんでしたが久しぶりに出会いました。

小さな体なのにとてもきれいな 水色の糸とんぼ
すぐにどこかに行ってしまいましたが

今でも川の近くなどにはたくさんいるものなのでしょうか?

水色の他にも、黄色などの 糸とんぼもいたような
気がしましたが・・・・


糸とんぼ画像


エルニーニョ現象

2010-08-18 12:56:49 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です。


エルニーニョ現象

きのうは、本当に暑かったですね。
お盆休み中大体 晴れ・・・・猛暑でしたね。

夕方のニュースでは、練馬の温度が38度を超えたとか・・・
きのうの午前中は、親方と横浜まで現地の確認に行っていたのですが、
その帰りの車中で親方が、

「外気温 38度なんだけど・・・・」

確かに、外に出たときに異常な暑さを感じたわけだ。 と納得。


午後には材木座のM邸に行ったが、緑もあり風も吹く場所なので
普段は、涼しいのですがさすがに材木座も暑かった。

きのうの暑さとニュースを振り返りながら ふと考えていました。



・埼玉でバナナがたわわに実り 意外とうまい。
・ゲリラ豪雨が・・・
・日本  亜熱帯化

・春と秋が無くなる?


・夏の猛暑


・冬の極寒?!

・お盆を海外で過ごした人が 帰国後 日本の暑さに驚く?!

・暑さでわさびが!!

なんてニュースが頭の中に残っている。

甲子園で青春を猛暑と共に・・・・球場で応援している人たちも必死だ。


熱中症多発のため
これから、夏の外での部活の練習や試合などは猛暑のため無くなってしまうのか?

渋滞中の車中エアコンをかけていても 日差が暑過ぎて日よけのスモークを
貼ることが夏の常識になるかも?

暑ければ、暑くなるほど室内に入り 外に出なくなる。
なぜ?




エアコンがあって涼しいから


ボタンひとつで得られる 快適さ・・・・。

いつか国の政策で 「エアコン一家に一台政策」
なんていうものが できるかも!!


私の小さい頃は家にはエアコンは無かった。
確かに暑かったとは思うけど

暑さに対する工夫を自然に考えていたような気がする
今の自分は、暑ければエアコンをかけ ささやかなエコ心で
扇風機を一緒につけたり している。

人間便利に慣れ過ぎると、我慢もできなくなるし
工夫を考えることを忘れてしまうんだな~~。

なんて弱いんだ 自分


いつか 本当に 「エアコン一家に一台」政策の時代が・・・・・。

























各メーカーのカタログ

2010-04-05 17:25:48 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です

家の近所の桜が満開中でとてもきれいです。
今日の雨できっとたくさん散ってしまっているに違いない
と思いながら今日一日を過ごしています。

新一年生が入学式の学校も多かったのではないでしょうか?
まだ小さな体に少々大きすぎるランドセル
そのアンバランスが可愛いですね。

私が小学生だった頃は 通学時には学校指定の黄色いヘルメットを
かぶっていましたが、最近は通学中にヘルメットをかぶっている
子たちを見かけません。きっと無くなってしまったのでしょうね。
それか、私の出身は静岡なので、私の地域だけだったのでしょうか?

さて、家づくりに必要なものそれは設備機器の各メーカーのカタログです。
設備機器とは トイレ・水栓・給湯機器・手洗い器・照明器具などなど

家づくりにはたくさんの設備機器が取り付けられます。
楽居では、決まった設備機器がないので、予算に応じて
選んでいきます。

そんなときに大活躍するのが 「カタログ」なのです
最近では 各メーカーのサイトで 「WEBカタログ」というものを
見ることができるのですが、やはり手元に「カタログ」がないと
不便です。 

ですが日々商品たちも進化して廃番になってしまう商品も
少なくありません。商品を選んでいていざお見積りをと思うと
廃番になっているなんてことが 時折あります。
後は、お見積りをした当時と 品番が変わっていたりと
頭を悩まされます。

そのためカタログ達は、毎年更新されます。



カタログって結構厚いんです。
厚いもので、4センチ弱そんなんカタログが大小で楽居の事務所では
かなりの場所を取っています。
毎年更新なのですが ほとんどのカタログが毎年更新なので
かなりの量のカタログを 破棄しなくてはならないのです。
なんだか エコ・えこ と言われている時代 破棄するにも忍びないです。
メーカーさんが事務所に来てくれた時に 返却するようにしているのですが

メーカーさんは、返却された古いカタログをどうしているのでしょうか?
きっと膨大な量になるはず・・・・

そんな事を考えて メーカーさんも大変だなと。







体にお肌に・・・・・

2009-08-26 12:44:19 | ふと考える事
こんにちは 国産材と自然素材で木の家づくりをしている楽居に西澤です。

そろそろ秋の風が感じられる季節になってきました
朝方は急に涼しくなって 一度目が覚めてしまう 今日この頃です。


★自然のもの?エコ?★

最近の世の中の傾向として 

口に入るもの

直接体に触れるもの

に対して非常に敏感になっていますよね。 

特に食べるものはもちろん!! 実際にその作物を作っている人の顔や
農場の名前まで知ることができますよね・・・。

そして体に直接触れるものも 人にやさしいものがいい
特に女性の方は スキンケアの際には 植物の成分で作られているもの
などひとつは 持っていませんか?

ドラックストアなどでも 「大豆イソフラボン?!」とか「椿油?!」とか


自然から作られているものって どれもやさしい
香りもいいし 肌にも 体にもいい

もちろん 環境にも


そう考えると 家も一緒 家全体が自然素材

だとしたら 


なんて 体に 住まう人にやさしいのだろう

香りもいいし 肌にも 体にもいい   そして環境にも







心にもやさしい









楽居は木の家を造っています。 


木の家ということは  家の構造は木で作られている訳です。
そして 壁には土を使ったり 漆喰を使ったりと
とにかく 許される範囲 いわゆる自然素材でできています。




建築中も完成してからも


香りもいいし 肌にも 体にもいい   そして環境にも







心にやさしい家

大工の手

2009-08-14 19:19:49 | ふと考える事
こんにちは 国産材で木の家づくりをしている楽居の西澤です。

大工さんの手ってまじまじ見たことあります?

大工さんにかかわらず、職人さんの手って見たことありますか?

以前も一度 大工達の手を紹介したことが ありますが
今回は 大工 木村さんの手です。



きっと 想像通りの無骨な手でしょうね。

私はそんな無骨な手が好きです。
大きくてゴツゴツしていて 可愛げが何にも無い



大工さんの手で考えるなら・・・・・。

今まで何本の釘を打ってきただろう?

今までどんな木を加工してきただろう?

今までどんな 危険な目にあってきただろう?

今までどんな繊細な物を作ってきただろう?

どの大工の手も 傷だらけです。



手のひらは タコだらけでした。

「どうしてこんなにタコができるの?」

「わからん 玄翁ブンブンふってるからじゃないの?!」・・・・・



以前何かの テレビでやっていました
どんな精密機械も 人間の手にはかなわん・・・と

確かに熟練の技と 人間の手が作り出すものは素晴らしいと
思います。

家はそんな 職人たちが「手」で作り上げていく
ものばかりです。

ときには強く 時には繊細に 熟練の手が作りだしていく
物には 想いも一緒に伝わってくるものです。



裁判員裁判 開始

2009-08-03 21:02:05 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です。

今日から 裁判員裁判が 開始されたようです。
初の裁判は 傍聴者が2003人も並んだそうです・・・実際何人
傍聴することが出来たのでしょうか?

裁判員裁判初の事件は 猫よけのペットボトルが原因で起きた
殺人事件。

被告の男は 72歳ということでした

事件の説明も
弁護士の方も検察官の方も
初めての裁判員裁判のため わかりやすいようにと 注意しながら
説明をしているとの事でした。







もし自分が 裁判員に選ばれたら・・・・



どのような判断が出来るでしょうか?


下記のような簡単な体験?問題がありました
後で私もゆっくり体験?してみようと思います。 

体験しよう裁判員制度

世の中には様々な種類の事件が起こっていると
思いますが日常的に 
裁判がどの程度の頻度で行われているのでしょうか・・・・・




もし 自分が裁判所に徴集がかかったときには




きっと






一瞬 動揺してしまうかも・・・・・・。







七夕

2009-07-07 17:30:07 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です。

今日は 七夕です。

すっかり天気も良くなり 今日の夜はたくさんの星が
輝くのでは・・・・・ 


今の空を見て見る限り 星は見えそうにありません(残念)




小さなころは良く 

飾りを作り
短冊に願いを書き竹に結び付けたものです。

今ではそんな小さなころに書いた
願い事なんて すっかり忘れてしまいました・・・・・

この歳になってまた 短冊に願い事を
書きたいと思いました。

きっと来年は 七夕飾りを作り
短冊に願いを込め 竹に結び付けたいと思います。

・・・見えないだろうなとは 思いますが
心の隅で きれいな星空が見れたら良いなと
願っています。

七夕の由来が書かれているHPを見つけました。

しびれるような御見積もり

2009-03-27 23:59:00 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です。

最近は稲村ヶ崎R邸の塗装工事と
しびれるようなお見積もりの数に
襲われています・・・・・。

楽居のお見積もりは なかなか大手のハウスメーカーのように
サラっとは提出することはできません。
最低・・・・・・・2週間以上はかかってしまいます。

楽居の譲れない最低限の仕様はありますが、
オーダーの木製サッシ一つとっても
同じサイズのものは ほとんどなく
どのお宅も少しずつ違っているため
金額もみんな違います。

ドアや家具どれをとっても同じものは
あまりありません。

ひとつひとつ 予算を考えながら
お見積もりをつくっていく作業は家をつくっていくのに
とても大事な一つのステップです。

一つのお見積もりを作るのにもたくさんの人の
協力がないとできません。
今日も 夜の10時くらいに
水窪の製材屋さんが お見積もりをFAXで送ってくれました。

そんなやり取りをしていて 今日は改めて
みなさんに感謝です。
こんな遅い時間まで ありがとうございます。

今日はそんな みなさんの気持ちに





「しびれて」しまいました。。






日本の森~世界の森

2009-03-16 22:42:03 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です。

今日のTV「カンブリア宮殿」は林業についてでした。

親方から良く聞いていた 日本の今の人工林は・・・・


という話 




「家」をつくる立場として 密接に関係してくる「山」

今の日本の山は確かに手入れをされた「山」よりも
背の高い木が ヒョロヒョロともやしのように生え

地面は 地肌がむき出しで 木の根も
むき出しになってしまっている・・・・・

そんな「山」が多いのでは



かと思えば アラスカの「森」は50年前から
原生林の伐採が始まったらしい・・・・



アラスカでは 木は伐っても植林されることなく
実に広大な「森」がなくなってしまっている。

そしてアラスカで伐った木の約5割は
日本に輸入されている・・・・・・。







何かがおかしくないですか?!






世界では たくさんの木が伐られ
日本では「木」の流通価格が下がり
林業が衰退したために

「山」も衰退している。




なぜ?









ただ 単純に思うことは






日本の約7割は 「山」で





そこには たくさんの「木」があるのに・・・・・





番組の中で 東京の林業家の方が

もう15年ほど植林ができずにいると・・・・





その言葉が 今の日本の全てを現しているように
感じました。


自然素材がとか国産材がとかが 特別なことではなくて
昔は そこにあったもので 「家」を
ただ単純につくっていただけで

今 そこにあるもので 作っていないだけ






楽居は 大工が当たり前の事を
当たり前のように やっているだけ・・・・





昔の大工のように